カゲヤシ
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「AKIBA'S TRIP」の記事における「カゲヤシ」の解説
文月 瑠衣(ふみづき るい) 声 - 日笠陽子 本作のメインヒロインで、カゲヤシの少女。瀕死の主人公に血を与え、蘇生させた。妖主と人間の父の間に生まれたハーフであり、カゲヤシの組織でも上層部に属する身だが人間との共存を望んでおり、任務を敢えて失敗させたり他の幹部を妨害したりと水面下で行動している。ただ、大局を見据えることができなかったり、簡単に言いくるめられてしまったりと、指揮を執る側の身としてはかなり不向きな面が目立つ。戦闘時は背負っている傘を武器に使う。カゲヤシは長命で外見年齢と実年齢は必ずしも一致しないが、彼女はまだ10代半ばと外見通りの年齢である(漫画版によると16歳)。滅多に笑うことは無いが主人公と居るときは歳相応の一面を見せる。また、ゲームは自分が勝つまでやめないと言った負けず嫌いな所も。若干ではあるが、天然かつ世間ズレしている分がある。ヒロインであると同時にNIROルートではラストボスとなる。 普段は姉小路瞬の店でウェイトレスのような事をしているが、料理は下手なようで、以前、ヤタベが彼女の淹れたコーヒーを飲んだところ「コーヒーブレイクがブレイクされてしまう」と思うほどだった。しかし、場合によっては主人公から料理の仕方を教わることでベーコンエッグが作れるようになり、ご飯も炊けるようになる。卵が好きなのか卵料理に拘る(本人曰く「好きかもしれない」)。 NIROルートでは袂を分かった主人公に、自分が人間との共存を望んでいた理由を明かし、最後の戦いを演じる。敗北後も最後まで主人公や人間を恨むことなく炭化し、彼女の死によって次代の妖主を失ったカゲヤシは絶滅の一途を辿る事になる。カゲヤシルートでは戦いの後は次期妖主としての修行の旅に出る。数ヶ月後、秋葉原にてメイド姿で主人公と再会する。 共存ルートでは主人公と共に妖主やNIROから逃走するが、自分の所為で秋葉原が戦場になる事に責任を感じ、一人で妖主の元へ向かおうとする。しかし主人公達に止められ、更に主人公が秋葉原市民を団結させた事で、母を説得して戦いを終わらせることを決意。主人公と共にカゲヤシのアジトに乗り込み、母と信念をぶつけ合った。その後、現れた瀬嶋との最終決戦にて主人公に再び自分の血を与え、勝利に導いた。事件から数週間後、主人公と共に秋葉原の街に繰り出すシーンで物語は幕を閉じる。 阿倍野 優(あべの ゆう) 声 - 柿原徹也 瑠衣の兄。パンクロッカーのような格好をしており、ギターを武器に使う。好戦的な性格で人間を嫌悪している。主人公を襲った張本人。普段はライブスペースのオーナーをやっている。主人公のライバル的なキャラであるためか戦う回数は主要キャラの中でも一番多い。 終盤、瀬嶋と御堂に奇襲を掛け、瑠衣が次期妖主である事を明かしてしまった為にNIROとカゲヤシの全面戦争が勃発。共存ルートでは妖主を守る最後の砦として立ちはだかる。瑠衣だけを通し、主人公と決着を付けるべく挑むも敗北。その後、ギターを残して炭化するが、主人公の行動次第では生存する。その場合は、どこかへ去ったがそのうちまた現れるでのはないかという事が姉小路瞬から語られる。 父親は妖主の配下のカゲヤシであり、妖主の子供の中で唯一、純粋なカゲヤシの子(他の3人は全員人間とのハーフ)。阿倍野という苗字もそのカゲヤシのものである。 漫画版ではNIROのエージェントに襲われた鈴を助けるといった一面も描かれている。主人公との最後の戦いの後、彼に見逃され撤退するが、最終決戦時には瀬那、舞那と共に主人公の救援に駆け付けた。事件後は主人公にライブのチケットを渡す。 姉小路 怜(あねのこうじ れい) 声 - 早水リサ 瑠衣、優、瀬那、舞那の母親でカゲヤシを統率する妖主。NIROの戦力を分散させるために日本中を飛び回りつつ、秋葉原にて「引きこもり化計画」を推し進めさせている。生まれたのは戦前かつ、少なくとも4人の母親だが、いまだに3~40代の容姿をしている。 嘗て愛した人間の夫(瑠衣の父親)の為、妖主としての役割を放棄して平穏な日々を過ごした事があったが、やがてその正体を知った夫に化け物呼ばわりされて逃げられ、以来、人間を過剰に毛嫌いするようになった。「引きこもり化計画」の真の目的は瑠衣に人間とカゲヤシは決して相容れないという事を教育する為であったが、ターゲットとなる街として秋葉原を選んだ結果、逆に瑠衣は人間との共存を望むようになる。 共存ルート最終局面では共存を諦めない瑠衣と主人公の二人と戦うも敗北。その直後に瀬嶋に血を奪われる。主人公が瀬嶋を倒した後、真実を話し、カゲヤシの未来を娘に託して自ら日光に身を晒し、炭化する。条件を満たした場合のみ、自殺を思い留まらせる事が可能。漫画版では戦闘の時点で説得を受け入れ、最終決戦後もそのまま生き延びる。 北田 瀬那(きただ せな) 声 - 内田真礼 秋葉原で人気の姉妹アイドル「Dirty Bloody Princesses」(通称・ダブプリ)の一人。その正体はカゲヤシで、瑠衣の姉。母である妖主には忠実だが、歌うこと自体は大好きでファンの事も大切に思っている。目は青い。思慮深く言動も堅苦しい程に冷静だが、幼少期のためか愛に飢えていると言われる。生まれは少なくとも戦後らしいが、具体的な時期はゴンちゃんが遮った為に不明。 特定のファンのみが参加を許されるシークレットライブにて吸血を行う、という行為を何度か繰り返していたが、主人公に阻止されて舞那と共に追い詰められる。しかしゴンちゃんに庇われた事で戦いを放棄して撤退する。 共存ルート終盤では主人公と再び相対するも、妖主の命令により舞那と共に渋々その場を後にする。事件後はダブプリとしての活動を再開した。 漫画版では瀬嶋との最終決戦の際に舞那、優と共に主人公に加勢する。事件後はお忍びで街を出歩いており、主人公をライブに誘った。 北田 舞那(きただ まな) 声 - 中村繪里子 秋葉原で人気の姉妹アイドル「Dirty Bloody Princesses」の一人。姉と同じくカゲヤシ。ファンの事をバカと呼ぶことがあり、姉に注意されるが、本人曰く「愛情表現」。目は赤い。考えが浅く、言動も軽いのが特徴。メールに一切漢字を使わない。瀬那以上に愛に飢えており、極度のマザコンと化している。ボーカルのようで、スタンドマイクを武器にする。 漫画版では瀬嶋との最終決戦の際に瀬那、優と共に主人公に加勢する。 森泉 鈴(もりいずみ すず) 声 - 浅倉杏美 瑠衣の友人のカゲヤシ。身体能力に乏しく(戦闘力は人間の女子高生以下)、視力も低いが足は早い。小柄な割には大食漢で、底なしの胃袋(ケバブ5個、おでん缶10個、ラーメン缶20個、オムライスを食べきってすらなお8分目)を持ち、「ゆるふわモンスター」というあだ名まであるが、本人は小食と言っている(漫画版では自覚がある)。指揮を執る側ではあるが、何かとミスをしてしまうことが多く、瑠衣からはおちょくられている。普段は書店でアルバイトをしている。 小柄と言う設定だが、ゲーム中では他のキャラと身長に変化は無い。PLUSではアップデートデータを適用すると身長が低くなる。 姉小路 瞬(あねのこうじ しゅん) 声 - 岡崎雅紘 秋葉原の裏路地で喫茶店「TOMATOMATE」を経営しているカゲヤシの男性。通称・マスター。右目に眼帯をしている。妖主の兄で、瑠衣の親代わりを務めている。ヤタベとは喫茶店のマスターとその常連という関係で将棋を楽しんでおり、ヤタベに僅差で勝ち越し(321勝311敗)ている。 ファッションセンスは良くないらしく、加えて身長182cm、体重72kgという体格のため、酷い格好になることが多いらしい。 JKV 声 - 佐藤奏美(PLUS) オヤジ狩り常習犯の女性カゲヤシ。「JKV」というのはNIROが付けた名称と思われ本名は不明。制服を着て女子高生を装うことで金持ちそうな男性を騙し、暴行し金品を奪い、極めつけに吸血するという行為を繰り返していた。さらに戦闘力も高く、直接の描写こそないが空手の達人を病院送りにするほど強い。若々しい少女の姿をしてはいるがカゲヤシであるために外見では実年齢は判別が難しく、実際はついチョベリバなどと言ってしまう年代。NIROの指令を受けた主人公に女子高生の象徴だった制服を脱がされて敗北、取り巻きの女子高生カゲヤシ共々下着姿にされてしまい全身に日光を浴びて死亡した。 オープニングムービーで主人公と戦っているのは彼女である。 漫画版では予告編と第一話に登場するがどちらもすぐに主人公に倒される為、特に個別のエピソードは無い。
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カゲヤシ(陰妖子)
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秋葉原で都市伝説として囁かれる吸血鬼の種族。見た目こそ人間とは変わらないが、人間を遥かに上回る身体能力と不死身に近い再生能力、そして人間より遥かに長い寿命を持つ。唯一の弱点は太陽光(紫外線だけでは効かない)であり、全身に太陽光を浴びると炭化して死亡する。顔や手足を露出する程度なら焼かれたそばから再生する為、多少の薄着はできるものの、もしも下着姿で太陽光に晒されようものならひとたまりもない。その為、通常の武器では効果が薄いが、脱衣の技であれば人間でも彼等を確実に倒す事ができる。非常に長命で、10~20代の若い頃までは人間と変わらず成長するが、それ以降は老化が極端に遅くなる。
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