ねこきっさ東魔界支店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 16:50 UTC 版)
青葉クゥ(あおば クゥ) 声 - 釘宮理恵 本作品の主人公。魔界の喫茶店・ねこきっさの東魔界支店の新人アルバイト店員で、店ではフロア担当。元気印の猫娘。15歳(登場時は14歳)で血液型はO型。栗色の髪に緑色の目、大きな猫耳がチャームポイント。語尾に「っス」とつけるのが口癖。少しドジだが、ねこきっさのスタッフの中では最も常識人に近い。バカ正直で、ルーシアが飛行法について「片足が地面に着く前に…」と冗談を言ったのを真に受けて実践し、足を骨折した事がある。何かを抱かないと眠れず、時々、同室のミルクを無意識に抱いては圧死させかけている。 田舎(人間界)から魔界へ出て来て住み込みで働いており、ミルクと同期で部屋も相部屋。マヤの料理を手伝うこともあったが、マヤとしっぽが邪魔しあって手伝いにならなかった。お金に対して強い執着心を持ち、接客の他にも色々雑務をこなして小銭を稼いでいる。レジ横に自分の貯金箱を置いていたこともあった(実は募金に偽装して小銭をかすめ取るためだった)。後に、父親の虐待紛いの勇者修行(正確には兄に対する修行に巻き込まれる形だった)に耐えかねて家出して来た事が判明する。 研修期間中は正規の制服を着せてもらえず、給食着で働いており、制服デザイン変更時、帽子が三角巾に変わっている。南魔界支店の応援最終日に15歳の誕生日を迎え、晴れてアルバイトに正式採用となった。東魔界支店では一番の格下なので、ぱくに「クゥ先輩」と言われると弱い。 猫付き合いも良く、店の生ゴミを近所の野良猫たちのエサにしている。猫娘なので人語とネコ語の両方を話せるが、ミルク曰くクゥのネコ語は方言がきついらしい。 実家は人間界にある猫人の里。当人曰く雪国とのことで、魔界で大雪が降ったときには巨大ミルク雪像を造り上げた。幼少の頃雪で家の1階が埋まったというエピソードは、作者の祖母の実体験が元ネタ。 ミルク=シルフィード 声 - 大谷育江 ねこきっさ東魔界支店の新人アルバイト店員。猫そのものの姿をしている。店では飲食物を運ぶのが難しいため、注文取りとレジ担当。自称24歳のレディだが、人間換算では112歳のお婆ちゃん。近所の仔猫達からは「ミルクばぁちゃん」と呼ばれている。血液型はB型。自身曰く「猫のB型はレア」。体毛は真っ白で、雪道では保護色として有効。 他の猫達と違って人語とネコ語の両方を話せる。クゥより年上なので敬意を払わせようとし、失礼な言動があると遠慮なく引っかく。最近に至ってはツッコミ役が板についている。 クゥの頭の上がお気に入り。サボりグセがあり、よくご老公(山岡大海)の頭蓋骨の中でサボっている。ねこきっさスタッフの中では唯一の喫煙者で、ヘビースモーカーである。年齢や経験的には十分に正規アルバイトになれるのだが、サボりぐせのために研修期間扱いのままで、給食着で働いている。 一時的に約100年後の姿になったことがある。長生きし、美人の猫叉になるらしい。本人もこの姿は気に入っている。 鬼瓦 マヤ(おにがわら マヤ) 声 - 平松晶子 ねこきっさ東魔界支店の副店長兼経理担当。ドラゴン。家庭では料理を担当している。年齢不詳だがミラによると相当若作りしていて、300歳を超えるらしい。本人の前でその話題は禁句であり、本人のいない所でも話題にすると皿や包丁が飛んで来る。血液型はO型。青く長い髪に、緑色の瞳。仕事中は、髪を三つ編みにしている。 少しおっとりした美人であるが、大きなしっぽがあり、強そうな印象がある。実際、店内で暴れた猪や熊を倒すほど強く、絶対に壊れないはずのオリハルコン製の食器を割ったことがあるなど、作中最強のキャラである。しかし爬虫類なので寒さには弱い。くしゃみをすると炎(ドラゴンブレス)が出る。夫の源十朗とは仲睦まじい。単行本3巻の描き下ろしで2人の馴れ初めが描かれている。 店員の写真をこっそり撮って、マニアな客に高く売りつけているらしい。制服変更の時は店員の使用済み旧制服を売ったこともある。 鬼瓦 源十朗(おにがわら げんじゅうろう) 声 - 梁田清之 ねこきっさ東魔界支店の店長兼料理長。鬼族。クゥには「おやっさん」と呼ばれている。身長3メートルを超える巨体だが、とても寡黙。しかし料理には情熱を持ち、料理のアイデアを考えていると周囲が見えなくなる。食堂や旅館など、厨房があるといつの間にか入り込み、料理を作っている。 手先がとても器用で裁縫も得意だが、これはマヤと知り合ってから練習して上達したもので、マヤとの結婚のためのウェディングドレスも自作した。今は、店の制服も彼の手作り。最高傑作は「ミルク用の靴」。ゴキブリはとても苦手。鬼だけに地獄で働いていた事もあり、現・閻魔大王の下積み時代に面倒を見ていた事から「先輩」と慕われている。 ルーシア=ミレクリス 声 - 田村ゆかり ねこきっさ東魔界支店のアルバイト店員。女子高生。ヴァンパイア系三世。テキパキした性格でクゥの良き先輩。中心街に両親と住んでおり、自宅は母親が経営する形成外科医院。父親は魔界城に勤める公務員。17歳。血液型はA型。赤いセミロングヘアに金色の瞳。低血圧らしく朝は弱い。1本だけの長いアホ毛が目印で変装していてもアホ毛が見えた時点でバレる。背中の翼で空を飛べる。 小学2年生の頃から、身体が成長していないらしく、胸もない。後にバイトの履歴書で身長と胸囲を詐称していた事が発覚した。 クリムとは幼なじみで学校では同級生、バイトとしてはルーシアが後輩。過去の恥ずかしい秘密を色々握られている。アホ毛は作中で自身または他人によってさまざまな用途に使われ、過去に猫じゃらしを取り付けられたり、整髪料で固められて避雷針代わりにされたり、さらには霊感レーダーになったりしている。体の一部分のネタを一番多く使われているキャラである。ピッキングが得意。 血に限らず食欲をそそられるので赤い食べ物が大好きで、ご飯にはタバスコをかけるほど。自分の寝床はカンオケ。眠いときにカンオケがないときはタンスの引き出しや掃除用具入れなど似たような細長く狭いところに入りたがる。 ネコ語を解する事の出来る伝説のネコミミを付けて近所の猫の寄り合いに参加した事があり、以後も翻訳機として度々使用している。 クリムと共に高校2年生だったが、社員旅行で地獄に行った際に死亡扱いされ、殉職・二階級特進で17歳にして大学1年になってしまい、一時期本当に大学に通ったが結局出戻ったらしい。 クリム=フォウル 声 - 永田亮子 ねこきっさ東魔界支店のアルバイト店員。ルーシアの同級生。アルバイトの中では最古参。ワーウルフ。街はずれの家で、木こりの母親と2人暮らしをしている。血液型はAB型、自身が発表する前に他のねこきっさスタッフに言い当てられた。銀髪に赤茶色の瞳。眼鏡っ娘。大食漢にしてプロポーションも抜群。 ややおっとりしているが、食べ物には鋭く反応する。花粉症でこのときの涙を流すしぐさが、思わぬ人気を呼んだらしい。食いしん坊。ミルクが食材に見えていて「ミルミル」と呼び、常に虎視眈々と狙っている。なお、一時的に成長したミルクを見た時は「賞味期限切れ」と断じ、まったく興味を示さなかった。ただし、運動会のパン食い競走後にからし・わさび・タバスコの入った「三色パン」をクゥに押し付けたことから、辛いものは苦手と考えられる。 近所の猫の寄り合いに参加した時は自前のネコミミ帽子を持参し、帽子の「材料」のおかげでネコ語を解する事ができた。
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ねこきっさ東魔界支店
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本作品の舞台となる喫茶店。窓ガラスは山岡組も御用達の防弾ガラス。ショットガンの弾痕がある。食器はオリハルコン製で、絶対割れない(ただし、マヤとクゥが一度ずつ壊したことがある)だけでなく、武器にもなる。冷蔵庫の非常電源は自転車で、1時間こげば一晩もつという高性能。店の入口には「対ゾンビー殲滅浄化魔法陣」が設置されており、これに踏み込んだゾンビーは肉の部分が消滅し、スケルトンになる(魔界条例に従った処置)。正規アルバイトは15歳以上と決まっている。
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