あらしの対戦相手など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 08:44 UTC 版)
「ゲームセンターあらし」の記事における「あらしの対戦相手など」の解説
日本で一番えらい人 時の総理大臣、大平正芳をモデルにした人物。実はゲーム好きなのだが、偉いためにゲーム好きを公言することができず、一平太を誘拐してあらしを誘い出し、ゲームの勝負を挑んだ(当時はテレビゲームは不良の遊びとされ、一般人は好きと公言できない雰囲気があった)。「あー、うー」が口癖なので正体はバレていた。 ドクロ大帝 声 - 富田耕生 本名不明。秘密結社「ネオ・ドクロ党」の総帥。あらしを誘拐してゲームを挑み、強力な秘技「超空間ブラックホール」であらしを追いつめた。しかしあらしがグレートタイフーンで対抗したため、自らの技をパワーアップし、その結果あらしと共に超空間に引きずり込まれそうになる。その際、あらしを庇って自らは異次元空間に消えた(原作では後に再登場するが、アニメでは1回きりの登場)。 プリンセス・コブラ ドクロ大帝の娘。父親があらしに殺害されたと誤解し、勝負を挑む。父親よりも強化された「超空間ブラックホール」を放つが、あらしのグレートタイフーンとの共鳴によって「グレート・ブラックホール」となりその影響であらしたちと共に、父親のいる超空間に引きずり込まれてしまう。そこで父親に再会し、あらしへの誤解を解くと共に、協力して元の世界に戻った。便秘薬を愛用しており、敵であるサラマンダーの体内から脱出できるきっかけとなる。 山嵐 大作 声 - 広瀬正志 中黒にしか見えないような小さな山の字を用い、半ばあらしの名前を騙った「ゲームセンター 山 あらし」名義のゲーム道場を開いて金儲けをしていた悪党。幼い頃から空手で鍛えており、あらしの炎のコマ、ムーンサルト、エレクトリックサンダーをコピーして一度は簡単にあらしを破る。しかもインベーダーキャップをあらしから奪い、精神錯乱にしてしまう。その後、山嵐の空手の師匠によって真空ハリケーン撃ちを覚えたあらしと再戦、惨敗し、道場も壊されてしまう。その後はインベーダーキャップを燃やしたり、あらしとライバルとの戦いに乱入して邪魔をしたりと、嫌がらせを繰り返した。ラムに圧勝するなど、作中でもかなりの実力の持ち主だが、その行動のためにあらしとの友情が芽生えることはついになかった。しかしインベーダーキャップが生まれ変わるエピソードでは、あらしを思う母ガラエの行動に「あらしに負けたのではなく、あらしの母ちゃんの愛に負けた」とつぶやき、感動の涙を流す。 ハンス・シュミット 10歳にしてミュンヘン工科大学の入学試験を満点で合格した天才児。テレビゲーム世界一決定戦で決勝戦まであらしと戦い続けたが、実体戦車ゲームであらしを撃つつもりがそれを庇った一平太に命中。怒り狂ったあらしの体当たり攻撃に冷静さを失い、地雷原に飛び込んで敗退した(死亡したと思われたが生きており、再会したあらしに謝罪のうえ彼がテレビゲーム世界チャンピオンだと認めた)。その後、A国の誤射した核ミサイルの撃墜作戦にあらしと共に加わり(あらしはA国の要請、シュミットはS連邦の要請による)、全弾撃墜した。以後はあらしの良き親友となる。秘技は連射をする時、腕がカギ十字になる「ハーケンクロイツ(カギ十字)・ダイビング」。後のゲーム大会ではサーファーのミッキーと対戦して圧勝しているが、ホーク鷹野には歯が立たなかった様子。 氷雪之助 大雪山で眠っていた剣士。人間ではないようである。ゲームのことを全く知らず、パックマンを白魔の使いと勘違いし、ゲーム機を一刀両断した。その一撃であらしの最高得点を軽々と破り、それを雪之助の挑戦と受け取ったあらしは対戦を挑む。しかし、秘技「雪華の舞」は強力で、グレートタイフーンさえ破り、あらしを返り討ちにした。あらしは敗北の証としてインベーダーキャップを渡すが、「ゲームに命をかける奴は馬鹿だ」としてキャップを踏みにじった。あらしはゲーマーのプライドを取り戻すために山に篭り、レインボーバズーカを編み出した。リベンジ戦の前半では天候によってレインボーバズーカが使えず再びあらしは敗れそうになるが、グレートタイフーンによって雲を散らしてついに技を発動、雪華の舞を破った。雪之助は素直に敗北を認め、また、自分自身ではやはりその情熱を理解できないものの、あらしにとってはゲームへの情熱が重要なものであることを認めた。その後、あらしのピンチの時に再登場。「まだくだらないゲームなんかやっていたのか」と苦笑しながらも助太刀してくれた。 アーサー・ジュニア 声 - 石丸博也 ハリウッドの映画スターで大金持ち。超ハンサムである。メロン王女の結婚相手を決めるゲーム大会で、決勝戦まで残った。ハンサムかつスマートな外見からは想像できないほどパワフルな秘技(「スーパーゲームテクニック・スペースシャトル」)を使う(前述の『ゲームセンターあらしの秘密』では「わけの分からない必殺技」と揶揄されている)。しかし実力もありスマートな外見を持つにも関わらず、その戦い方はダーティであり、「スペースシャトル」であらしの出っ歯を抜き、出血への恐怖によってあらしの戦意を挫こうとした。あらしは出血をものともせず戦ったが、出っ歯無しでは技が不完全であり、水魚のポーズによって神経を集中しながら秘技を使わなければならず、苦戦した。しかし、水魚のポーズの精神集中によって奇跡的に出っ歯が生え(抜けた出っ歯は乳歯だった)、バランスを取り戻したあらしには歯が立たず、秘技もあらしに破られ大敗した。 ホーク鷹野 翼を背負った謎の人物であり、その翼によって空を飛ぶこともできるらしい。ゲームの腕は超一流であり、大文字さとるに圧勝すると、続けてシュミットや山嵐大作をも簡単に連破した。フェアな勝負精神の持ち主で、あらしに秘技抜きの勝負を提案していたが、その後、あらしが特訓で片目になると(ミツバチに瞼を刺され、眼帯をしていた)、そのハンデを考慮し、今度はあらしに秘技ありの勝負を提案した。正義感も強く、アマゾンではたくさんのゲーマー仲間を救っている。 ラム・ロム兄弟 巨大なゲーム(コントローラが人の大きさくらいある)であらしと対決した双子の兄弟。名前の由来は「RAM」「ROM」のコンピュータ用語。この名前を聞いたあらしは「アグネス・ラム」のような色っぽい女性をイメージしたが、実際は関西弁のごつい男たちだった。ロックの世界では有名で、大スターである。 キャラクターデザインは『女犯坊』のオマージュ。また、彼らとの対決はあらしが秘技を一切用いず、運動神経と持久力のみで勝利を収めた稀有な回でもある。 ラムは後に山嵐と戦うが、自慢の「ロック打法」は山嵐の「電撃吹雪拳」の前に全く通用せず敗れている。一方のロムは同じゲーム大会において一平太と対戦しており、炎のコマによって敗れている。 剣野 玉三郎 棺桶にインベーダーゲームを入れて街中を引いて歩き、賭けゲームで生計を立てている少年。「1勝負1000円、勝った者には1万円!」と書いた張り紙をしている。秘技はケン玉昇り竜。あらしに敗れた後は「賭けゲームはやめてケン玉一筋」とのこと。 ブッチャン アフリカの原住民、「ブッチャマン」の少年。ひょんなことから拾った電子ゲームが日本製であったことから日本にやってきてあらしと対戦した。対戦では完全にあらしを圧倒して勝利寸前まで行ったがそこで不測の事態によりゲームを中断してアフリカに帰ってしまい、その唐突さにはあらしも面食らっていた。後に別な大会(後述)で他のライバルたちと共にあらしと再戦するが、その時は途中経過で「あらしが断トツ」であったが、試合が中断してしまったため、あらしとの勝敗は結局付かなかった。 ゲーム歯医者 本名は「大貫」。比較的初期から登場した、文字通りゲーム好きの歯医者。虫歯になったあらしに勝負を仕掛けた。アニメで彼の登場する「激痛!虫歯エイリアン」の回は、当時最も人気のあった回とされている。マッドサイエンティストのような一面を持っており、ダイヤよりも硬いと言われるあらしの出っ歯に興味を持ったことから、その後もこれを付け狙う形で登場した。「ハートで勝負!!チョコレート戦争」の回では、あらしを誘拐するためにミス・バレンタインと名乗る美少女に変装してゲーム大会を開催した。終盤のゲーム大会(ウルトラ大陸横断ゲーム大会)でも、あらし・一平太・山嵐・ブッチャンと共に決勝まで残っている。 太陽魔神 暗黒七魔神との戦いにおけるラスト2話(ただし初回は顔見せ程度)に登場したボス。一旦はあらしの前に敗れ去るが、ソーラーウォッチには捕獲されず行方不明となる。その後、あらしとの戦いでゲームの素晴らしさを知ったことで一介のゲーム戦士として蘇り、コロナを名乗る。あらしと再びテレビゲームで対決するも、ソーラーパワーを失ったあらしが通常の秘技さえもまともに使えないほど能力が落ちていたことを知り、自らゲームを放棄してあらしに特訓の猶予を与えるというフェアプレー精神を見せた。なお映画スターのようなハンサムな顔はお面であり、素顔はすがやの自画像そっくり。
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