あらしと仲間たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 08:44 UTC 版)
「ゲームセンターあらし」の記事における「あらしと仲間たち」の解説
石野 あらし 声 - 間嶋里美 主人公。中央小学校に通う6年生。読み切り1本目のみ名前表記が「石野嵐」。1969年(アニメでは1971年)1月1日生まれ、身長145センチメートル、体重38キログラム(アニメでの設定)。前歯の出っ歯とインベーダーゲーム大会優勝の記念品で常に頭に被っている赤いインベーダーキャップがトレードマーク(読み切り・連載開始当初は当時流行していた「アポロ17号キャップ」を着用)。運動神経も勉強も全くダメで学力も1年生で初めて習う足し算、引き算ができないほどの致命的で通信簿も1年生の時から常にオール1のだらしない性格だが、テレビゲームに関しては天才的な腕を誇る。読切ではゲームセンターにたむろする仲間が数人おり、「あらしのアニキ」と呼ばれていたが、連載ではさとると一平太がこれに変わっていった。大の風呂嫌いだが、そのたまった垢がジャンパーを固めており、高熱の炎まみれの秘技にも耐えることができる。出っ歯はダイヤモンドよりも硬く、出っ歯が生え変わるエピソードでは体のバランスが一時的に取れなくなってしまった。物語後半になると、単に硬いだけでなく、射出した出っ歯を神経をケーブルとして遠隔操作できるようになった。インベーダーキャップ以外にも、赤いジャンパーをほとんどずっと着ているらしく、一平太のふんどしともども不潔の代名詞とされていた(さとるはいつのまにか耐性ができていた)。 基本的にすがや作品の主人公は大文字さとるのような二枚目タイプだったが、本作では「これまでにない主人公を」ということで、いくつかデザインされた候補の中から出っ歯でブタ鼻の「一番醜いもの」が編集者によって選ばれた。色もデザイナーが臨時に塗ったものが『コロコロコミック』の表紙になってしまったため、そのまま正式採用になった。 名前の由来は小説家の石津嵐。 大文字 さとる 声 - 山田栄子 中学生であらしの最初のライバル。9月20日生まれ。家柄が良くハンサムで、IQ300の天才でスポーツも万能という抜け目の無い少年。高度なコンピュータ・プログラミングの腕を誇り、スーパーコンピュータ級のマシンを操ることもできる。読み切り2本と連載であらしとの勝負に敗れ、その後は友人となる。基本的に冷静で真面目な少年だが、あらしたちとつるむようになってからは随分と軽い性格になり、巨大なハンバーガーを皆で食い散らかすなど三枚目キャラになっていった。ゲーム馬鹿でしかないあらしと一平太を、頭脳と財力でサポートすることも多い。三段リーゼントという髪型が自慢だが(読み切りのみ四段リーゼント)、ストーリー中盤で髪の毛を剃られてしまうエピソードがあり、それ以降は同じ髪型のカツラを被るようになった。原作の終盤で一時アメリカにゲーム留学をしたこともある。ゲームプレイは論理的思考で行うため、他のゲーム戦士との対決では秘技を持たないがゆえに劣勢を強いられるケースが目立ったが、終盤ではあらしの「炎のコマ」を使いこなせるようになっていた。一番尊敬する人はビル・ゲイツ。 月影 一平太 声 - 緒方賢一 少年をカツアゲしてゲームに熱中していた八本木中学の中学生。8月29日生まれ。配下に50万人の手下を持つ大番長で、前出の東京湾でのインベーダーゲーム大会での勝負であらしと勝負して敗れ、その後はあらしと友情を持つようになった。物語の中盤からあらしの秘技である「炎のコマ」も扱えるようになるなど、ゲームの腕前もあらしには劣るが超一流である。中学校を2年連続で落第するなど致命的な学力で、3度目の落第をしたら即退学の状態まで追い込まれて、その対策のために学習塾に通った経験もある。プライベートでは人形を沢山収集し、寝る時はネグリジェだったりと少女趣味。原作では白地にインベーダーマーク、アニメでは黄色地に赤で丸の中に漢数字の「一」が書かれたシャツに腹巻、学ランがトレードマーク。名前の由来は「インベーダー」と「月形半平太」をもじったものであり、自身も「月影インベーダー様」を自称するシーンがある。
※この「あらしと仲間たち」の解説は、「ゲームセンターあらし」の解説の一部です。
「あらしと仲間たち」を含む「ゲームセンターあらし」の記事については、「ゲームセンターあらし」の概要を参照ください。
- あらしと仲間たちのページへのリンク