便秘薬とは? わかりやすく解説

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べんぴ‐やく【便秘薬】

読み方:べんぴやく

下剤


緩下薬、下剤、便秘薬


瀉下薬

(便秘薬 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/14 13:05 UTC 版)

瀉下薬(しゃげやく、laxative)とは、便秘薬下剤のことである。有害物質の排泄、結腸検査、腹部手術前の処置、機能性便秘や慢性便秘の不快な症状を軽減することを目的とする内服薬。

解説

機能性便秘に対しては便秘のタイプ毎に適切な薬剤があり、低下している結腸を刺激し活動を活性化するタイプの刺激性下剤や便の水分量を増加させるタイプの機械的下剤がある。また、既に服用している薬剤や基礎疾患の種類により使用可能な薬剤には制約が生じる[1]。直腸脱、直腸瘤などの器質的異常を生じている場合は、外科的療法が用いられる。器質的異常を生じていない機能性便秘の場合は、治療薬の内服だけでなく生活習慣の改善も併せて行う[2]

便秘の分類と治療薬

作用の弱い薬剤は緩下薬(例えば、酸化マグネシウムセンナ大黄)、作用の強い薬剤は峻下薬(例えば、ビサコジル)として区別する場合もある[3]

回数減少型
  • 結腸通過時間正常型 - 便容量の減少を招く食生活が便秘の要因になっているため、食物繊維や食事の量を増やすと改善する[2]
    • 機械的下剤
  • 結腸通過遅時間延型 - 腸管(結腸)の動きが悪く便が腸内に滞ることが便秘の要因になっているため、腸管を刺激することで排便を促す。食物繊維の摂取は逆効果となる[2]
    • 刺激性下剤
排便困難型
  • 浣腸の乱用や肛門内異物挿入などにより直腸肛門反射が減弱することが便秘の要因になっている。
    • 機械的下剤、刺激性下剤

治療薬の種類と作用機序

  1. プロバイオティクス
  2. 膨張性
    便を内部から膨張させることで腸管刺激を誘発し、排便を促す。
  3. 浸透圧性
    1. 塩類下剤
      腸管内に高浸透圧性の物質を入れることで、腸管内の水分量を保つ[6]。十分な水分との併用が必要。高齢者・腎機能低下者・人工透析患者への使用には慎重投与[7]。一日の上限量は 2g[7]

便秘薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 05:01 UTC 版)

大正製薬製品一覧」の記事における「便秘薬」の解説

コーラックについては、詳細記事参照のこと。 大正漢方便秘薬【第2類医薬品】 - 大黄甘草湯製剤2019年に白と緑基調パッケージデザイン変更され200錠は210錠に増量80錠は減容70となったビオフェルミン酸化マグネシウム便秘薬【第3類医薬品】 - 2021年10月発売。便秘薬で初となる酸化マグネシウム+乳酸菌配合。(製造販売元:ビオフェルミン製薬

※この「便秘薬」の解説は、「大正製薬製品一覧」の解説の一部です。
「便秘薬」を含む「大正製薬製品一覧」の記事については、「大正製薬製品一覧」の概要を参照ください。

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