中華民国の国旗
(青天白日満地紅旗 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/02 06:15 UTC 版)
中華民国の国旗(ちゅうかみんこくのこっき)は、左上が青地でその中心に白い太陽が描かれており、残りが赤地の旗。青天白日満地紅旗(せいてんはくじつまんちこうき、青天白日滿地紅旗、拼音: 、チンティエンバイリーマンディーホンチー)と呼ばれる国旗の左上に描かれている青天白日の紋章は、中華民国の国章であり、中国国民党の党章にも使われる。青・赤・白の3色は孫文の唱えた三民主義(民族の独立、民権の伸長、民生の安定)に由来し、青は民権主義で正義を、赤は民族主義で自由と独立を、白は民生主義で友愛を象徴する。青は空(青天)を、太陽(白日)の光芒は十二刻を表わし、通称「青天白日旗」と呼ばれる[1][2]。
- ^ 台湾の国旗 世界の国旗図鑑
- ^ a b 東京都立図書館 台湾2019年7月22日公開、2022年11月27日閲覧。
- ^ 台湾建国応援団、【情報】台湾旗(台湾独立旗)の入手方法について、2013年1月20日付
青天白日満地紅旗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 16:01 UTC 版)
一方、北京政府から追放された孫文をはじめとする革命勢力は、北京政府に対抗すべく1919年に広東で国民党を結成し、その際に青天白日の紋章を党章とした。そして、勢力を拡大した国民党は1925年に広州で国民政府を樹立するが、張永福の妻が構想していた国旗案のひとつを参考に孫文が赤地を加えて完成させた青天白日満地紅旗を国旗として定めたため、中華民国には2種類の国旗が並存する事態が生じた。この並存状態は、1928年に蔣介石の南京国民政府が全国を統一した際に、正式な国旗を五色旗から青天白日満地紅旗へと変更したことで解消した。その際に、青天白日の紋章も正式な国章として制定され、これ以降中華民国の国旗・国章は今日まで変更されることなく使用され続けている。国民革命軍の軍旗としても採用され、1948年以降は中華民国陸軍の軍旗として使用されている。
※この「青天白日満地紅旗」の解説は、「中華民国の国旗」の解説の一部です。
「青天白日満地紅旗」を含む「中華民国の国旗」の記事については、「中華民国の国旗」の概要を参照ください。
「青天白日満地紅旗」の例文・使い方・用例・文例
- 青天白日満地紅旗という,中華民国の国旗
- 青天白日満地紅旗のページへのリンク