霊具・武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 23:21 UTC 版)
「GS美神 極楽大作戦!!」の記事における「霊具・武器」の解説
作中で霊能者が使用する道具で、基本的に使用者の霊力に依存した効果を発する。破魔札や精霊石は内包する霊力によって価値が上下動する他、一般的な霊具には「精霊石振動子(クォーツ)」が使用されているため一般人から見て法外な値段で取引されている。 一族に古くから伝わる霊具類を持っていない、または使えないGSは一般に流通している霊具を使うため、霊具代も賄えないほどの低料金の仕事は請けられない。 神通棍 伸縮が自在で、普段は柄の中に棍部が収納され、霊力を流す事により伸長し「棍」となる。しかし、逆を言えば霊能を持たない、または微弱な人間にはただの棒である。 伸長した部分には霊的文字による呪文が記されており、霊力が流されている時にこの部分が発光する。使用者の霊能力によって破壊力が大きく左右される。 刃が付いていないため名前こそ「棍」であるが、作中全般において刀剣のように使われる事が多い。美神が最も多用する武器で、物語中盤で美神の霊力の出力が増加した事により、「棍」から「鞭」へと変形するようになった。この状態は強力だが、損耗が激しく神通棍自体が長持ちしなくなる。普通のGSならそこまで消耗しないため、「破魔札などと比べて使い減りしない」と言われている。神通ヌンチャク ヌンチャクの棍部分に霊的文字による呪文が記されている。小竜姫により神通棍の代替品として渡された。香港編でのみ使用。 神通扇 扇の面を構成する板の一枚一枚に霊的文字による呪文が記されている。アニメでは美神が神通棍とセットで用いており、度々登場する。原作では美神が潜入捜査のために自らの正体を隠す必要があった際に、神通棍の代替品としてでのみ使用(「誰が為に鐘は鳴る!!」)。 霊体ボウガン 見た目は通常のボウガンと変わらないが、矢が特殊な材質(主に銀)でできており、霊体に矢を射ち込んで強制的に成仏させる。 霊体一体にしか使えないが、武器の特性上、遠距離の敵に攻撃でき、矢の種類を変える事で攻撃力を変化させられる(成仏するまで抜けないなどの効果)ので、状況に応じて神通棍と使い分けて使用される。 破魔札 霊体に貼ったり、投擲武器として使用する。作中では、札に内包されている強大な霊力を少量の霊力で起爆させるダイナマイトのようなものという設定。50円程度で買える安物から1億円以上の高額な物まで、威力に応じて価格が大きく変動する。 「破魔」の他にも「封魔」「退魔」などいろいろな札があり、対魔族用など特定の相手に応じた特性や敵の動きを封じるなど様々な効果を持つ。 紙でできているため、水や火には弱い。 吸魔護符 名前のとおり、悪霊を吸引して退治する護符。使用する際には「吸印」と叫ぶ。破魔札が主に単体の霊体に対して使用されるのに対し、吸魔護符は多数の霊体を一掃するのに使われる事が多い。中盤以降は吸魔護符も破魔札の一種として扱われ「破魔札」と呼称されるようになった。 使用済みの護符は、最初期はその場で燃やす事で処理できたが、比較的初期の内に「霊的産業廃棄物」として然るべき処置を執らねば処理できないようになった。 また、未処理の護符をその場で破るなどすると、封印されていた悪霊が復活してしまう。これを利用し、当時霊力に目覚めていなかった横島が親子喧嘩の際の武器として使用した事がある。 精霊石 精霊の力を宿す宝珠のような石で、加工後の形は雫状のものが一般的。主な産地はザンス王国。 強力な霊力が内包されており、物質を清めたりエネルギーの流れを変えたり身を守ったり、また結界として使うなど様々な用途に使用される。イヤリングやネックレスといったアクセサリ兼護身アイテムとしてGSが身に付けている。1粒につき数億円と非常に高価。 粒の大きさで出力が変わり、大きいほど強力であるため、通常の宝石と同様に粒の大きな物ほど高価である。よほどの稼ぎがなければ気軽に使えない上に、エネルギーの再充填や使いまわしはできず使い捨てられる。加工後はオークションにかけられる。 悪霊クラスの敵ならば一掃できるが、魔族クラスの強力な相手には目くらまし程度にしかならない。連載が続き敵が強力になるにつれ、閃光弾的な扱いになった。しかし、大抵の相手にはダメージを与える事ができる上、精霊石を身に付けている状態で念じるだけで簡単に使用する事ができるので、窮地に陥った時の切り札として重宝されている。ちなみに、オカルトGメンの装備として精霊石を弾頭にした追跡ミサイルが存在する。 劇場版では神通棍などを触媒にする事で生み出せる設定になっている。精霊獣 精霊石の化身で召喚獣。純度の高い精霊石を特殊加工した「精霊獣石」から召喚される。使う人間の能力により形態が変化し能力も変わる(美神のものは人型でしゃべれる)。精霊獣を召喚できるのはザンス王国の王族及び王族に任命された者だけである。 非常に強力な反面、高価な精霊石を大量に消費するので余程の金持ちでなければ多用できない。 見鬼くん 声 - 青野武 霊力を感知する人形型の霊体センサー。霊力が無くても使用可能。オカルトGメンではより強力な「ウルトラ見鬼くん」を採用している。 アニメ版ではマスコットとしてナレーションも務める。「であ~る」が口癖。また、原作では「ぴきぴき」などの効果音を発するが、アニメでは「あっち、あっち」などの音声を発している。 霊視ゴーグル 光の代わりに霊気を増幅し霊的視野を確保・補助するゴーグル型霊視装置。霊力を帯びている物などを目視で探す際に使う。霊力が無くても使用可能。 呪縛ロープ ロープ状の注連縄。霊的存在を拘束できる他、両端を結び合わせ輪にして領域を確保する事で「簡易結界」として機能させる事が可能。登場人物のセリフ内で「結界を出して」という言葉が出た場合は、これの使用を示唆する事が多い。 なお、これによる結界は名の通りあくまでも簡易的なものであるため、強力な霊的衝撃には耐え切れない。結界として使用する場合は基本的に使い捨てである。 ネクロマンサーの笛 死霊などの霊体や下等な魔物を操る事ができる笛。霊力の流れを操るため、霊力を持つ人間も操る事ができる。ネクロマンサーとしての才能がなければ音さえ出ない。使いこなせるネクロマンサーは、おキヌ以外でオカルトGメンに登録されている者では、全世界で3人しかいない。 藁人形 丑の刻参りでも有名な呪術用の人形。エミなどの呪術師は保管されている対象者の毛髪を頭部に刺し込む事で相手を操る事が出来る。 横島は他人に嫉妬した際によく釘を打ち込むが、基本的にはタダのパフォーマンスだった。しかし、霊能に目覚めてからは実際に呪いが掛かるようになってしまう。 竜具 竜神の力が宿るアイテム。いずれも強力な竜神の力を秘めている。人間が装備すると竜神族と同等の力を発揮できるが、使いすぎると反動で体がボロボロになる。マリアに抱えられて大気圏突入した横島は、竜具によって守られていたために無事生還できた。籠手 小竜姫や天龍童子が身につけている籠手。これを身につけると一時的に「超加速」のような小竜姫の力を得る。月面決戦では美神も横島もこれを身につけていたようだが、宇宙服を着ているため判別不能。 ヘアバンド 小竜姫、天龍童子、メドーサが身につけているヘアバンド。鱗状の模様がある。用途や形状から「カチューシャ」もしくは「はちがね」と言った方が正しい。月面決戦で、横島はいつものバンダナに代わってこちらを装備している。 剣 小竜姫の持つ幅広の古代剣。小竜姫の能力解放に伴って刀身が変化する。月面決戦では美神も使用。 角 小竜姫の角。所持しているだけで防御力を発揮し、小竜姫を呼び出す能力も持つ。香港編では始め雪之丞が所持していたが密かにピートに預けられ、彼を助けた。 妙神山に封じられている小竜姫は海外では無制限に力を発揮できないため、召喚できる時間は3分程度。 心眼 元は横島が普段から身につけているバンダナだが、小竜姫がキスで念を込めた事で意志を持った。使用者の霊力のコントロールを行い、アドバイスもしてくれる。 GS試験3回戦にて雪之丞の攻撃から横島を守って消滅。 魔界軍の装備 人間の軍隊と同じく、拳銃・ライフルなどの銃器を使うが、弾丸に精霊石を使用するなど霊的攻撃力は非常に高い。 竜の牙、ニーベルングの指輪 アシュタロス編で小竜姫、ワルキューレの二人から託されたアイテム。使用すると霊力が10倍近くまで増幅される他、術者のイメージ次第であらゆる武器に変わる。 兵鬼 魔法科学によって作られた兵器。土偶羅魔具羅のように意思を持つものもある。 逆天号 アシュタロス一味が使う移動要塞。形状はヘラクレスオオカブト型。機械のように見えるが、「兵鬼」という一種の生体兵器で、自然治癒能力を持ち、サイズも自由に変えられる。防御力は極めて高く、通常兵器はおろか神・魔族の霊波兵器さえ受け付けなかった。 最強装備の「断末魔砲」は一撃で妙神山を壊滅させた。発射時には断末魔の叫び声が響くためうるさい。
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