欧州安全保障協力機構
別名:ヨーロッパ安全保障協力機構、欧州安保協力会議
英語:Organization for Security and Cooperation in Europe、OSCE
ヨーロッパ、中央アジア、北米の諸国で構成される安全保障機構。1975年に前身となる組織欧州「安全保障協力会議」(CSCE)が発足し、1995年に現体制へ改組・改称された。
欧州安全保障協力機構は、紛争の予防や警戒、勃発した紛争の解決や事後処理など、安全保障に関するあらゆる事柄について協議する場となっている。軍事面だけでなく経済活動から人種・人権問題など、安全保障問題に結びつく要素が包括的に扱われる。
欧州安全保障協力機構は、2014年現在、57の加盟国と、12の協力国から成る。地域安全保障機構としては最大といえる。日本は、発言機会を持つオブザーバー国という位置づけで、欧州安全保障協力機構の協力国に連なっている。
関連サイト:
OSCE
欧州安全保障協力機構(Organization for Security and Co-operation in Europe)の概要 - 外務省
おうしゅう‐あんぜんほしょうきょうりょくきこう〔オウシウアンゼンホシヤウケフリヨクキコウ〕【欧州安全保障協力機構】
読み方:おうしゅうあんぜんほしょうきょうりょくきこう
欧州安全保障協力機構
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欧州安全保障協力機構(おうしゅうあんぜんほしょうきょうりょくきこう、英語: Organization for Security and Co-operation in Europe、OSCE)は、ヨーロッパ、北米、中央アジアの57か国が加盟する、安全保障分野で世界最大の政府間組織である[3]。1992年以降の事務局所在地はオーストリアのウィーン[4]。
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欧州安全保障協力機構
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欧州安全保障協力機構はヨーロッパの安定を確保することを目的とした、大西洋横断的な政府間組織である。1973年7月に全欧安全保障協力会議として設立されたこの組織は、1995年1月に欧州安全保障協力機構となった。2006年以降、欧州安全保障協力機構には56か国が加盟し、北半球の大部分を占めている。 欧州安全保障協力機構には、政治・軍事分野、経済・環境分野、人道分野の3つの活動分野で進展している。この3つの活動方針で (i) 紛争の防止と解決のためのメカニズム、(ii) 経済や環境への脅威となる案件での監視、警戒、支援、(iii) 人権と基本的自由の完全な尊重をそれぞれ促進している。
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