CSCEとは? わかりやすく解説

CSCE (シー・エス・シー・イー)

The Coffee,Sugar & Cocoa Exchange(NY)の略、コーヒー砂糖ココア取引所のこと。

全欧安全保障協力会議

(CSCE から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/15 03:39 UTC 版)

全欧安全保障協力会議(ぜんおうあんぜんほしょうきょうりょくかいぎ、あるいは欧州安全保障協力会議 おうしゅうあんぜんほしょうきょうりょくかいぎ、英名:the Conference on Security and Co-operation in Europe:CSCE)は、欧州全体の安全保障を、政治体制、地理的位置、経済体制に関わりなく追求するために、1973年から1975年に開催された会議。その後の3度にわたる再検討会議を経て、1990年のパリ首脳会議で事務局設置に合意し実質的な国際機構化が始まった。これらの会議のプロセスと枠組み全体を総称してCSCEと呼ぶ。


  1. ^ https://ifsh.de/file-CORE/documents/yearbook/english/15/Mutz-en.pdf
  2. ^ 既にワルシャワ条約の前文で「締約国は、ヨーロッパのすべての国が社会及び国家制度に関係なく参加することを基本とし、それらの国のヨーロッパの平和を確保するための努力の結集を可能にするヨーロッパにおける集団安全保障体制を樹立する願望を再確認」している。
  3. ^ Декларация об укреплении мира и безпасности в европе, 5 июря 1966г. в СССР в борьбе за безпасность и сотруднитество в Европе 1964-1987, Москва, 1988
  4. ^ John J.Maresca, To Helsinki: The Conference on Security and Cooperation in Europe, 1973-1975, Duke University Press, 1985
  5. ^ なお、アメリカの参加については、既に1966年の段階で非公式に東側のポーランドが賛同していた。宮脇『CSCE人権レジームの研究』
  6. ^ a b Frederick C.Barghoorn, Detente and the Democratic Movement in the USSR, The Free Press, 1976
  7. ^ Boris Morozov ed., Documents on Soviet Jewish Emigration, Frank Cass, 1999,
  8. ^ a b c d e f g h i j k Miyawaki, Noboru『CSCE人権レジームの研究 ヘルシンキ宣言は冷戦を終わらせた.』国際書院、Tōkyō、2003年。ISBN 4-87791-118-9OCLC 167517339https://www.worldcat.org/oclc/167517339 
  9. ^ 玉井雅隆「CSCEプロセスにおけるディールとミュンヘン化」後藤玲子ほか編『談合と民主主義』志學社(2022年)E
  10. ^ アイルランドは北アイルランドをめぐって、スペインはジブラルタルをめぐって領土要求を有しており、またカナダは、この原則を認めるとソ連のバルト三国併合を追認してしまうこととなるとして難色を示していた。
  11. ^ ヨーロッパ安全保障協力会議(CSCE)』吉川元、三嶺書房、1994年。ISBN 4-88294-063-9OCLC 675569030https://www.worldcat.org/oclc/675569030 
  12. ^ ヴォイチェフ・ヤルゼルスキ、(工藤幸雄監訳)『ポーランドを生きる  ヤルゼルスキ回想録』河出書房新社、1994年
  13. ^ Maury Lisann, Broadcasting to the Soviet Union, Praeger Publishers, 1975.
  14. ^ Maresca,op.cit.,p.151.ブレジネフは当時既に健康状態が悪化しつつあり、翌年2月のソ連共産党第25回大会で政治的指導力を維持するためにもCSCEの成功と終了は最大の政治課題であった。Victor Zorza, “Brezhnev’s Hostages to Fortune,” International Herald Tribune, May 22, 1975
  15. ^ G.Bennett and K.A.Hamilton eds., Foreign and Commonwealth Office, Documents on Britisch Policy Overseas, Series Ⅲ, Vol.Ⅱ, The Conference on Security and Cooperation in Europe, 1972-75, Stationery Office, 1997,
  16. ^ 『人民日報』1975年8月1日
  17. ^ 吉川 元「ヘルシンキプロセスの進展」『広島平和科学』9号、1986
  18. ^ Dante B.Fascell,“The CSCE Follow-up Mechanism; From Belgrade to Madrid,”in Mary F.Dominik ed., Human Rights and the Helsinki Accord, William S.Hein, 1981
  19. ^ 山本武彦「東西ヨーロッパの安全保障―デタントと『戦略的』相互依存」、鴨 武彦、山本吉宣編、『相互依存の理論と現実』有信堂、1988年
  20. ^ 吉川 元「CSCEとソ連の新思考」 『ソ連研究』8号、1989年
  21. ^ ヴィクトール=イヴ・ゲバリ(小久保康之訳)「人的次元」、百瀬 宏、植田隆子編、『欧州安全保障協力会議』日本国際問題研究所、1992年
  22. ^ 『グローバル市民社会論』メアリー・カルドー著、山本武彦ほか訳、法政大学出版局、2007年
  23. ^ a b 予防外交』吉川元編、三嶺書房、Tōkyō、2000年。ISBN 4-88294-130-9OCLC 44702201https://www.worldcat.org/oclc/44702201 


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