や‐し【×椰子】
フィージーやし (椰子)


●南太平洋のフィージー諸島からトンガ諸島に分布しています。熱帯雨林に生え、高さは10メートルほどになります。単幹で、長さ1.8メートルにもなる大きな団扇状の葉を広げます。葉腋から肉穂花序をだし、黄褐色の両性花を咲かせます。ここでは「フィージーフトエクマデヤシ(太柄熊手椰子)」と表記されていました。
●ヤシ科プリトカルディア属の常緑低木で、学名は Pritchardia pacifica。英名は Fiji fan palm。
キングココやし (椰子)




●「ココヤシ」は一属一種で、東南アジアが原産だろうと考えられています。熱帯や亜熱帯地域の海岸に生え、高さは20メートルほどになります。果実は飲料に、またコプラと呼ばれる胚乳はヤシ油やマーガリンなどの原料に利用されます。この「キングココヤシ」は栽培品種で、果実や葉柄が黄色く色づきます。ふつうの「ココヤシ」より、果汁の糖度が高いそうです。
●ヤシ科ココヤシ属の常緑高木で、学名は Cocos nucifera cv. GoldenMalayan。英名は Golden Malayan, Yellow Malayan。
サラカやし (椰子)


●インドネシアからマレーシアが原産です。「ニッパヤシ」のように水辺の湿地に生え、高さは2~5メートルほどになります。ほとんど無茎で株立ちし、葉柄には鋭い棘が生えています。鱗片状の果皮に被われた果実は、果軸に鈴なりになります。果肉は薄いクリーム色で、リンゴのような甘酸っぱい味がします。この果実のかたちから「スネークフルーツ」とも呼ばれます。
●ヤシ科サラカヤシ属の常緑低木で、学名は Salacca edulis。英名は Salak, Snake palm。
椰子
ヤシ
(椰子 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/12 21:57 UTC 版)
ヤシ(椰子)は、単子葉植物ヤシ目 ヤシ科に属する植物の総称である。熱帯地方を中心に亜熱帯から温帯にかけて広く分布する植物で、独特の樹型で知られている。実用価値の高いものが多い。ヤシ科は英語でパルマエ (Palmae) といい、ラテン語のpalma(掌、シュロ)の複数形に由来する[1]。基準属Arecaに基づくArecaceaeも科名として用いられる[1]。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 土橋豊 1992, p. 183.
- ^ a b c d e f g h i j k 土橋豊 1992, p. 184.
- ^ a b c 土橋豊 1992, p. 187.
- ^ a b c d e 土橋豊 1992, p. 185.
- ^ “育ちすぎたヤシの木伐採決断、周南市 かつてのあこがれ、宮崎県では観光資源”. 中国新聞 (2020年5月10日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ 台湾俳句史(1985 ~ 2013)(2) ~季題、季語、虚子の「熱帯季題論」と台湾の歳時記~『交流』15-19頁 呉昭新 2015年11月号
- ^ 毎日新聞「新季語拾遺」 1993年8月23日
- ^ Angiosperm Phylogeny Group (2016). “An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG IV” (PDF). Botanical Journal of the Linnean Society 181 (1): 1–20. doi:10.1111/boj.12385 .
- ^ DDBJ TXSearch、NCBI taxonomy database、UniProt Taxonomy による。
- ^ wikispecies
- ^ a b c d e f g 土橋豊 1992, p. 186.
椰子
椰子と同じ種類の言葉
- >> 「椰子」を含む用語の索引
- 椰子のページへのリンク