時効管理課
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総武警察署と、周辺の警察署管轄内で発生し時効になった事件に関して、資料整理および遺留品の返却をする部署。実際には存在しない。 英名:LIMITATION TASK FORCE
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時効管理課
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霧山修一朗(きりやま しゅういちろう) 演 - オダギリジョー 本作の主人公。総武警察署時効管理課で捜査資料の管理を担当する警察官。30歳。階級は巡査部長。1975年10月23日生まれ。 あだ名は「ポツネン」「きりたん」。大学にはストレートで入学した。 一人称は基本的に「僕」であるが「俺」と呼んだ事もある。 好物は素うどんと白いご飯。「ソーセージは曇りの日に食べた方がおいしい」や「パンの味がしなくなる」という理由でパンにはジャムやバターをつけないなど独特のこだわりがある。 又来に「無趣味な男はケツの穴が小さい」とからかわれたことをきっかけにして、時効事件の捜査を趣味とすることになる。 基本的には平和主義者。しかし「日曜日にメガネをかけるのはイギリス人っぽい」「逃避行は東北以外にはあり得ない(しかし山陰でも可)」「イノシシはサッカーはしてもバレーはしない」などの謎のセリフ、独特な価値観、イマイチ分からない喩え話など、つかみ所がない。 警察官ひいては人としての芯はしっかりしている(万引きした女子高生を説得する、犯人に恋心を抱き時効にしようとした十文字を一喝する、など)。 若さには固執しておらず、「歳は取るからこそいい」と断言している(高校の同級生は20歳で卒業した時のまま成長していない)。 幽霊の類は「夜に怖くてトイレに行けなくなるから信じないようにしている」とのこと。 「ふん!」「フッ!」など、笑い方が奇妙である。第3シリーズから謎がひらめいた際は「ダスン」(「バフン」と似たような言葉を含む)と、独特な擬音を発するようになっている。 発汗による外見上のわずかな変化、話し方の癖などの細かな点から相手の発言の真偽を見極められるほどの洞察力を持っている。推理力は確かなもので多くの未解決事件を真相までたどり着いている。 劇中では滝口順平やドラえもんのモノマネをしながら拾った竹の棒で1人で釣りをしていた(第1シリーズ第六話)。 三日月には強い好意を示されているが、鈍いのか意図的にか、距離を縮めようとはしない。 TVの業界用語をすぐに覚えて職場でも使用する(ただし、捜査終了後はすぐ忘れる)など順応性は高いが、流行や時事には疎い。 携帯電話の着信音は、第1シリーズでは「時効警察のテーマ」(回によって変わっていることもある)、第2シリーズでは「黒電話」。 第1シリーズ最終回の後は捜査資金が尽きたために趣味を中断、第2シリーズ第一話までは特に何もなく過ごしていたが「新人警察官の真加出が配属され、彼女がビギナーズラックねらいの馬券を三日月の手違いによって5万円一点買いし、それが的中する」というミラクルな経緯で大金が手に入り、再び趣味に手を染めることになった。 住所は第1シリーズでは総武市土竜坂3-24-6 102号、第2シリーズでは総武市土竜坂2-42-6、第3シリーズでは総武市大猩ヶ平3-10-13。本籍地は鰐江市大野町2-8。家族構成は父:修治、母:由美(本人は長男)。 第2シリーズ終了後、政府の派遣事業のメンバーに選ばれてアメリカのFBIに出向する。顔の髭は伸ばし続けた。 第3シリーズにて帰国。再び時効管理課に配属される。FBI時代に伸ばし続けた髭は再配属のあいさつを済ませた後に剃った。 又来(またらい) 演 - ふせえり 時効管理課の警察官。38歳。離婚歴があり、鑑識課の又来康知は息子。階級は警部補。 霧山に時効事件の捜査を始めさせるきっかけを作った人物。「ポツネン」のあだ名の生みの親。霧山に負けず独特な価値観の持ち主。 気まぐれに霧山の趣味に協力する(第1シリーズ最終回、第2シリーズ第一話)が、暇を持て余すあまり霧山の仕事を邪魔することもある。 第2シリーズでは頻繁に「〜だオォォォイ!」と語尾を高くするが、「最近近所に住みついた南国の鳥の真似」らしい(他にも「ブルース・リー好きのカエルちん」「ウサギのためちゃん」などの動物モノマネが得意)。 時折自らを「俺」と呼んでいる。 十文字からはさん付けで呼ばれるが、大抵は無茶ぶりや意味不明な同意を求められているだけ。十文字のことは「『可哀想』がコート着て歩いてる」と表現するほど疎ましく思っており、何回机に叩きつけられたのかを黒板に正の字で記録している。 毎回時効管理課には奇妙な話題を持ち込んでくる(通夜の受付をやっている自分の目の前にショッカーが現れて団体職員と書いていくという夢を見る、など)。 ツッコミとボケの両方を目まぐるしく担当し、暴走する熊本を抑えるのが主な役割。 真面目に仕事をしているときのみ、バンダナをねじり鉢巻のようにつけている。 ヨガをやると身体から「ナシ!」という音がするらしい。 以前はママさんバレーに参加していたらしい。 『線路は続くよどこまでも』が大嫌い(というより線路の臭いが嫌い)。 第3シリーズでは離婚歴が3度になっている。相変わらずボケとツッコミを目まぐるしく担当しており、「~だオォォォイ!」の語尾も健在。超能力までを身につけている。十文字からは「先生」と呼ばれるようになっている。 サネイエ 演 - 江口のりこ 時効管理課の警察官。24歳。階級は巡査。3月生まれ。特技はUFOキャッチャー、ガムを口の中で正月飾りのように結ぶこと。総武市のビバリーヒルズ・甲府町の出身。総武市今川北町在住。苦手科目は算数。 家族構成は母(根上彩)と妹2人(渡利真衣・池田遙)が確認されている(父親に関しては未登場で不明)。 小学生の時からまったく容姿が変わっていない。表情が乏しいため、何を考えているのか分からない。 いつも同僚たちには冷静に対応。騒ぐ又来や熊本に冷ややかで的確なダメ出しを突きつけるのが主な役割(三日月への容赦ないツッコミ、ドンヨリ空気感の転換目的第一声の役回り、ユルい悪ノリなども担当)だが、差し入れのコロッケに対しては、他人より多めに確保する。 又来とは夕食を一緒に食べる仲(第1シリーズ)だが、ときどき会計の仕方でケンカをしている。 かつては本郷高志に憧れ、ギターを3本壊したらしい。 第1シリーズ終了から約1年間という年月に何があったのかは語られていないが、第2シリーズでは表情は乏しいながらも「私だって跳んでみたいんですよっ」と「自分の殻を破ろう宣言」をするなどキャラが多少変貌しており、小学生に「おばさん」と呼ばれて「お姉さん」と訂正するなど、年齢を気にしている様子も見られる。 いつも見る夢はハッピーな内容らしい。 又来と同じく、『線路は続くよどこまでも』が大嫌い。 又来とケンカをし、食堂でたまたま前に座ったのがきっかけで、諸沢に好意を寄せている。 第3シリーズでは結婚しており、名字が「サネヨシ」に変わっている(が、夫の顔は誰も知らない。熊本曰く「結婚式もしていない」)。妊娠中のため、胎教に気を遣って驚かないようにしている。私服はヒッピー調。 真加出(まかで) 演 - 早織(第2シリーズ当時:小出早織)(第2シリーズ・SP) 新卒警察官。 アクの強い時効管理課の面々の中にあって、新人らしい真面目さと純粋さを持つが、変人の片鱗は十分に見られる(配属初日からすんなりと面々のノリについていっているあたり)。 何気ない発言が霧山の捜査の貴重なヒントになることもある。 母親は上京して定食屋「早め亭(旧多め亭)」を経営しているが、本人はそのことを知らない。彼氏は外国人。 「いつでも捨てられる紙袋の方が好き」という理由から紙袋を愛用しており、しかも、どこで手に入れているのかツッコミを入れたくなるような煙草銘柄(『時効警察』の真加出の紙袋の項を参照)ばかり。 「女の一人暮らしはやることが無くて困る」という理由から始めた暇つぶしの紙切りの腕前は初心者とは思えないほど見事なもの(披露したのは抱負である「こんちくしょう精神」と十文字のノリ具合を表した「無茶な乗り突っ込み」)。 冤罪と漢字で書ける、デジャヴの意味を正確に説明できるなど非常に賢い。一方、お近付きの印にはミカンの缶詰を贈る、過去にはテトラポッドを個人的に購入しようとした、オチのない話をする、霧山に対しては「趣味に生きている」という印象を持つなど、どこか変な部分も持っている。 時折、書き物をしていると思い出し笑いをして周囲をモヤモヤさせている。 SP時点で時効管理課を離れており、県警総務部に所属。県警で久しぶりに三日月と会った際にpeaceの紙袋を持っていた。もうすぐ結婚する予定とのこと。 熊本(くまもと) 演 - 岩松了 時効管理課の課長。2月11日生まれ。49歳(第2シリーズ第六話の時点で50歳)。階級は警部。特技は手旗信号。趣味は麻雀。大学生と高校生の子供2人がいる。時効管理課では時効の判子を押す役目も担っている。苦手科目は算数。 「寂水先生シリーズ」や本郷高志の大ファン。それぞれにまつわる様々な品をコレクションしている。 しばしば不敵な笑みを浮かべて三日月や同僚たちを見つめており、時効警察課の主としての威厳はゼロ。何を考えているのか分からない発言・オチのない発言が多く、「なんとなく」な人。 思いつきで行動し、深く考えて行動しない無責任・無秩序男(そのため、毎度又来やサネイエにキツいツッコミを入れられている)。 携帯のストラップは日光東照宮のメダル。 トイレの時間が短く、三日月曰く「意外と早グソ」。 「風邪の時には缶詰を開ける」など、霧山に負けず独特の価値観を持っている。 勤務中の三日月に偶然ラブホテル前で会い、たまたまストラップの日光東照宮のメダルが取れ、それがラブホテルの駐車場内まで転がり、拾って出て来たところを写真に撮られてしまったため、三日月との不倫疑惑が浮上した(第1シリーズ第二話)。 ものまね教室に通っていることが判明した(第2シリーズ第五話)。 張り込み中に、お笑いコント師のラジオ番組に夢中になりすぎて犯人を取り逃したことがある(第3シリーズ第五話)。 十文字のことは「運が半開き」だと思っている(第3シリーズ第七話)。
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