時効硬化とは? わかりやすく解説

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析出硬化

読み方:せきしゅつこうか
別表記:時効硬化

合金元素析出することによって硬化すること。固溶化熱処理を行うことで固溶された状態となっている合金元素を、成形した後、放冷し析出硬化させる、これによって高い硬度を得る処理を時効硬化熱処理という。

じこう‐こうか〔ジカウカウクワ〕【時効硬化】

読み方:じこうこうか

熱処理および加工などによって不安定状態にある金属の性質が、時間の経過とともに変化し硬度を増す現象


時効硬化

age hardening
急冷又は冷間加工した鉄鋼時効によって硬化する現象

時効硬化

age hardening : precipitation hardening
所定温度保持することによって過飽和固溶体から微細な二次相が析出するために生じ硬化
参考 時効硬化型合金としてはベリリウム銅などがある。

時効硬化

アルミ合金熱処理起き現象
焼き入れなどの熱処理後、10日14日放置しておくだけでも硬化進みます
これを自然時効または常温時効といい、焼き入れ後に再加熱することによって おこる時効人工時効または焼き戻し時効いいます

時効硬化

時効硬化とは、金属材料低温中に放置しておくと硬くなる現象を言う。

時効硬化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/16 00:27 UTC 版)

時効 (金属)」の記事における「時効硬化」の解説

最初の時効硬化はジュラルミン発見された。 ドイツアルフレート・ヴィルム1903年頃から鋼以外の金属でも適当な元素添加して焼入れ」を行なうことで硬度が増すと考えたがなかなかそうはならなかった。しかし、1906年9月を4%、マグネシウム0.5%含有するアルミニウム合金焼入れして翌々日硬度測定すると、非常に硬くなっていることに気づき時効硬化を初め発見した。のちにこの合金はデュレナ・メタルヴェルゲ社からジュラルミン4.2%、マグネシウム0.5%、マンガン0.6%のアルミニウム合金)として製品化された。 時効硬化はその後いくつも合金発見された。 ベリリウム銅Cu-Beコルソン合金(Cu-Ni-Si) クロム(Cu-Cr) 黄銅(Cu-Zn) ジュラルミン常温環境下では焼入れ後、20時間程度最大硬さ達して以後硬さ衰え過時効後述)となる。鉛合金では数分後、黄銅では数年と、時効硬化の長さ金属ごとに大きく異なる。 ジュラルミンを含むアルミニウム合金のように融点が低い合金では、時効常温でも進行するこのように常温放置するだけで進む時効は「常温時効」や「自然時効」と呼ばれる反対に常温より高い温度曝されることで進行する時効は「人工時効」や「焼戻し時効」と呼ばれる

※この「時効硬化」の解説は、「時効 (金属)」の解説の一部です。
「時効硬化」を含む「時効 (金属)」の記事については、「時効 (金属)」の概要を参照ください。

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