敵対国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 22:42 UTC 版)
「盾の勇者の成り上がり」の記事における「敵対国」の解説
キョウ=エスニナ 声 - 木村良平 異世界の眷属器、本の勇者。 顔の作りはいいが根暗で陰湿な雰囲気をもつ少年。幼馴染のヨモギからは少しひねくれた発想をするが、たくさんの人たちを救ったいい人と思われていたが、実際には身勝手で卑劣で、自分が思い通りにならないと癇癪を起こす短気で自己中心的な性格。裏では非人道な研究を行なっている。ヨモギを含む一部の仲間の女にはこの暗黒面を隠していた。ヨモギのことを疎ましく思っており、霊亀のエネルギーで作った自爆機能付きの剣を誘導して持たせ、尚文たち諸共殺そうとした。リーシアに対しては、幾度も立ちはだかり、追い詰められるきっかけを作ったことで、尚文以上に恨みを持っている。 霊亀のエネルギーを使って、聖武器の剣、槍、弓の外見とスキルを模した武器型の魔物の製造、守護獣の白虎、朱雀、玄武の歪な獣人姿に改造、ホムンクルスを使っての蘇生といった錬金術師としての技術をもつが、武器型の魔物の話を聞いたホルンからは「その程度のものしか作れないのか」「無駄な代物」と呆れられ、また守護獣の獣人改造も、同じような研究を行い、後の世に種族として定着させた守やホルンと比べても、姿が歪で暴走を起こしていたため、彼らより技術は劣っていると思われる。 尚文らの世界で霊亀を操って人々を殺し、エネルギーを集めて回っていた際も、どうせ滅びる世界だからと大量虐殺に何とも思わず高笑いしており、むしろ素晴らしい考えだと思っていた。霊亀に敗れた錬、元康、樹を捕らえ、人質兼霊亀のエネルギー源にして、霊亀のエネルギーによって強力な力を身に着け、霊亀の使い魔を使役していた。霊亀のコアのある部屋で尚文たちと対峙し、尚文たちとグラスたちの活躍で自身の世界に逃走、その後追ってきた尚文たちに幾多の罠を張り追い詰めるも、最終的に本の眷属器を強引に従わせて多くの武器の強化方法を知りながらも力を出し切れなかったことが仇となって倒され、魂も魂食いに食われた。 正体は波の尖兵であり、魂と外見が一致しない転生者。魂はガリガリの三十代っぽい姿をしていた。また実は検索系の能力を持っていて、その力を使う事で頭脳派の技術者や軍師っぽく見せつけているだけだった。 カズキ 声 - 立花慎之介 刀の眷属器の国レイブルで天才術師と呼ばれていた男。身勝手な性格で、尚文からはオルトクレイに似ているという理由で「クズ二号」と呼ばれる。本名を言う場面があるが、その都度尚文が聞き流してきたため明かされていない。天才術師と呼ばれるだけあり、絆たちの異世界の転移スキルの再現を実現できたり、戦いでは無詠唱で様々な属性の魔法を連発できるが、尚文にはまったく効かず、しっかり詠唱した方が威力が出ると内心駄目だしされており、あまり脅威に感じられていなかった。 鏡の眷属器の国で転移スキルの再現をしていた所を尚文と絆たちと遭遇、捕らえようとするも逃げられ、その後刀の眷属器の選定に挑戦するも今度は眷属器に逃げられ、観衆にいたラフタリアが選ばれると盗人として追いかけ、眷属器を奪うため殺そうと、仲間の女たちと国の決戦兵器である白虎のクローンを引き連れ追いかけるも、合流した尚文や絆たちによって追い詰められ、ラフタリアに切られ敗北、忠告を無視して、去ろうとする彼らを追おうとして傷口が開き死亡。死んだ時のために予備の体のホムンクルスの研究をしており、死後魂が入ろうとしたがキョウによって魂食いのエサにされ、死体とホムンクルスはキョウに利用され操られた挙げ句、最後はグラスとテリスによって燃やされた。 尚文から眷属器を奪おうとしたことに疑問視されるが、後に正体は武器を奪える転生者であることが推測された。 Web版では終盤に刀の眷属器を持った転生者が登場するが、同一人物かは不明。 アニメ版において名前が明らかにされ、クレジットされている。 アルバート 異世界の眷属器、鏡の勇者。 キョウに倒され、国を占領された上に魂を欠けられ鏡を繋がれたまま操られる。尚文と絆の援護スキルによって四倍となったリーシアの攻撃で倒される。 初登場の時点で理性を失っていたが、生前の性格はキョウやクズ二号よりはましだが、グラスたちとの和解は無理らしい。複数の女を囲っており、鏡をいいように使っていたため、尚文からキョウ二号(波の尖兵)だったのではと思われている。 絆の元仲間の裏切り者 絆たちの仲間だった人格に難のある腕の立つ人物。クズ二号同様名前を言う場面はあるが、尚文が聞こえなかったため本名は不明。 四聖殺害を行った眷属器持ちの粛清の会議でラルクに襲い掛かり鎌の眷属器を強奪、絆たちの前で捕縛した聖武器を見せ付け、絆を誘拐した。その後仲間の女たちと共にラルクたちの城に襲撃しラルクを殺そうとするも、救援に駆け付けた尚文によって強化されたグラスによって細切れにされ、魂はラフちゃんによって消された。正体は転生者と思われる。 Web版でも終盤に鎌の眷属器を持った転生者が登場するが、同一人物かは不明。 宮地秀正(みやじ ひでまさ) 異世界の眷属器、楽器の勇者。 四聖勇者召喚に巻き込まれて召喚されたとされる日本人。眷属器を持っていない状態で異世界語を話せていたらしく、姿を消した後に楽器の眷属器を引き抜いた。四聖の殺害に加担し、絆の裏切り者の国から絆を誘拐し監禁していた。一見知的に振る舞っているが、四聖を強くて調子に乗っていたからという理由で殺したりと身勝手な性格。 正体は不正の力で楽器の眷属器を強引に従わせている転移者の波の尖兵。強引に従わせているのと、修行をまともにしていなかったため力を出し切れてなく、楽器が弱いせいだと不満を持っていた。 尚文たちとの戦いでは、マルドやセインの姉らと共に他世界の聖武器を抑え込む技術とによって優位に立つも、本と鏡の眷属器の助太刀と樹の演奏妨害によって追い込まれ、エスノバルトによって眷属器を操るアクセサリーを破壊されたことで楽器を解放され、その後マルドから斧を奪おうとするも殺され、魂もカッコつける動作に巻き込まれ消滅した。 セーヤ とある町でセーヤ飯店という会員制の店を経営している料理人。 とてつもなく美味い料理人という噂だが、実際には手頃のインスタント料理やアクセサリーによる調合ばかりで、しかも命の危険がある中毒性のある料理を出しており、この料理によって町を支配していた。近隣の町の料理店で店の看板や権利、財産をかけた料理勝負をしているが、審査員の買収などの不正によって勝ち続け、店を大きくしてきた。いずれは国の重鎮を魅了させ自分の国を作ろうとしていた。正体は転生者であり、怪しい料理の他、武器を奪う能力も持っていた。 噂を聞きつけてやってきた尚文たちが料理を不評したり、尚文の料理の方がおいしいと言ったことで尚文と料理勝負をするが、不正行為をものともしなかったため敗北、敗北を認めず観客を扇動し、さらにパワーアップするスープを店員に飲ませ襲い掛かるも返り討ちに合い、その後見逃されることを条件に、筆談によって背後関係を教えようとするもタクトと同じく頭が破裂して死亡。 今週の敵 義勇兵を集めていた尚文たちの前にセインの姉やレスティに連れられて現れた転生者。尚文によって内心で適当に呼称される。 攻撃性能がある透明の障壁のような結界を使う能力があり、防御の他に切断攻撃や内部に敵を閉じ込め、圧縮させて潰す攻撃を行う。攻撃のカテゴリーであるため防御無視や比例攻撃の効果がなく、そのうえかなり固い。しかし元々内部に敵を閉じ込める仕様のため、転移や壁を無視して内部に出現させる攻撃に弱い。 尚文たちとの戦いでは、結界の中という安全圏から攻撃を行う戦法を取るも、尚文のスキルと魔竜の魔法によりその弱点を突かれ、仲間の女諸共焼き殺され、魔竜に魂を食われる。 Web版でも同じような能力を使う転生者が複数登場しており、そのうちの一人が仲間の女に「シェル」と呼ばれていたが、同一人物かは不明。 錬二号 魔竜の城で遭遇した転生者。Lv78。クール気取りで調子に乗った態度が会った当初の錬に似ているという理由から内心で仮称される。 魔物退治と宝探しに来たという理由で魔竜の城に訪れたと語っていたが、一人になったグラスに取り巻きの女たちと共に襲い掛かった。尚文にいいところを見せるために現れた魔竜に挑むも全く歯が立たずに蹂躙され、終いには自分の仲間の命を差し出して命乞いを始めたが、取り巻き諸共魂を引きずり出され食われた。死体は魔竜によってゾンビにされ城の修理をさせられた。 Lvなどの人の能力を鑑定する能力を持っており、能力的に自分が勝てる戦いだけをしてきた。ただし勇者たちの場合は解析の耐性があるため強引に覗いてもLv程度しかわからない。尚文たちに遭遇した際にも使用したが、魔竜によってLvが低く見えるように偽装されたために戦いを挑んだが、本来のLvがわかると逃げ出そうとした。 銛の眷属器持ち 銛の眷属器を不正に所持していた転生者。 宮地同様、絆たちと敵対し、自分たちの世界の四聖勇者を殺害しており、セインの敵対勢力に協力している。ラルクの国と戦争を起こすも、自身は仲間になっている風のクーフィリカを救うために、能力の優位性を捨てて、魔竜を殺しにセインの姉やマイン、仲間の女らと共に魔竜の城に向かう。メタルマジックドラゴンと共に、魔竜とクーフィリカの魔力をもつフィーロ、サディナと交戦するも実力の違いに歯が立たず、サディナに武器を操るアクセサリーを破壊され、銛を失う。最期は自分の仲間と札を持った男と共に魔竜に魂ごと貪り食われる。 拠点防衛の能力を持っており、自身の領地では三倍位強くなる。銛の技術はサディナと比べてかなり劣っており、サディナとの戦いでは完全に遊ばれていた。 メタルマジックドラゴン 風のクーフィリカとその配下が持っていた竜帝の欠片によって生み出された人造魔物。名前は見た目からの尚文の仮称。 人造ベヒーモスの装飾と機械の翼を持った魔竜に酷似した姿をしており、人間態は機械の羽を生やした尚文曰く「メカニカル女子」。「ギャギャ」という鳴き声を発する。同じ人造魔物の人造ベヒーモスと異なり会話ができる。聖武器を体内に取り組まれており、伝説の武器の強化方法を使用でき、強化した魔法を使う。銛の眷属器持ちを主として、真の魔竜となるため魔竜を倒そうとする。力を得るための手段を選んでおらず、魔竜からは聖武器を冒涜する世界の敵の味方をしていることに呆れられている。銛の眷属器持ちと共に魔竜とフィーロ、サディナと交戦するも、本物の魔竜にかなわず敗北する。持っていた竜帝の欠片から、玉の聖武器の強化方法の記憶が内封されており、欠片を取り込んだ魔竜によって明かされた。 風のクーフィリカ 詳細は「#風のクーフィリカ」を参照
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