席官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:15 UTC 版)
斑目 一角(まだらめ いっかく) 声 - 檜山修之 十一番隊第三席 好戦的な性格の坊主頭の死神。死神になる以前に流魂街で剣八と闘うも敗北しており、以降は彼への忠誠を誓い、現在も「死ぬなら剣八のもとで戦って死ぬ」ことを最大の目標として戦い、隊長になるつもりはない。隊長・副隊長以外の死神で唯一卍解を習得していたものの、この理由により隊長に推薦されるのを嫌い、仲間内では弓親と恋次にしか教えていな。そのため戦闘では、人目に触れない状況でない限りはピンチに陥っても卍解を使わないという意地を見せている。 破面篇では現世への破面の襲来に際して尸魂界より派遣され、一護と再会する。破面エドラドと戦い、人目が少なかったため卍解を用いて辛勝した。空座町での藍染との決戦では転界結柱の守護を担当、破面ポウと対決するが、卍解を隠して戦った事で敗北し柱を壊され、狛村と射場に危機を救われることになった。 死神代行消失篇ではルキアや剣八ら他の隊長格とともに、完現術者たちとの決戦に参戦して、獅子河原と対決して卍解を使うまでもなく勝利した。 千年血戦篇での「見えざる帝国」の一度目の侵攻では、経緯は不明ながら負傷し四番隊の治療を受けていた。星十字騎士団の二度目の侵攻では、突如現れたマスク・ド・マスキュリンに襲われあっさり敗北する。その後は一護への追跡の足止めのために弓親とともにジゼル・ジュエルと対峙するが、ジゼルのゾンビとして操られていたバンビエッタや日番谷の攻撃を受けて敗北した。その後は剣八や弓親らとともに十二番隊の手で回復し、他の隊長格らとともに霊王宮に突入しようとするも厠に行っていたため剣八らともども出遅れ、マユリに同行して霊王宮へと移動した。その後ペルニダと遭遇するが剣八やマユリが出たために参戦せず、剣八が離脱した後はマユリの戦いを弓親やネムとともに見守った。ペルニダ撃破後は剣八の窮地を救ったマユリに礼を述べた後、ゾンビ化解除が完了した日番谷や乱菊とともに新たな戦場へ向かい、先行して参戦した日番谷や剣八、いち早く復活した白哉とジェラルドの交戦を見守った。 千年血戦篇の後、副隊長のやちるが剣八の斬魄刀に戻って消えてしまったため、十一番隊の副隊長に就任した。 空座町の担当死神の1人である班目志乃は妹(従姉妹)である。素っ気無い態度で接しているが、内心ではあらくれ者揃いで最前線に配置されやすい十一番隊に配属されなかった事に安堵している。【斬魄刀】:鬼灯丸(ほおずきまる) 直接攻撃系の斬魄刀。能力解放とともに柄と鞘がつながり菊池槍(穂先が片刃の短刀状の槍)へ変化、さらに柄を分割し三節棍へ変形する。強度には難点があるものの、攻撃形態は変幻自在。柄に血止め薬が入っている。恋次が副隊長になる前は柄と鞘を繋げずに解放している。 解号は「延びろ『鬼灯丸』(のびろ『 - 』)」で槍に変形、「裂けろ『鬼灯丸』(さけろ『 - 』)」で三節棍になる。 【卍解】:「龍紋鬼灯丸(りゅうもんほおずきまる)」 能力解放とともに、巨大な鎖でつながれた3つの巨大な斧(うち2つは金属の柄があり、3つとも刃の形が違う)に変化する。凄まじい切れ味を誇る反面、反撃を受けただけで破損してしまうほど脆い。解放直後は霊圧は抑えられた状態にあるが、相手を攻撃、もしくは攻撃を防御するなどして斬魄刀に衝撃を与えることで、真ん中の斧に彫られた龍の紋様が徐々に赤く染まってゆき、斬魄刀の霊圧が上昇していく。龍の紋様が紅く染まりきったとき、霊圧・破壊力ともに最大になる(それでも射場曰く、狛村の黒縄天譴明王とは天と地ほど差がある)。作中初使用の際に破損した箇所や戦闘による破壊などの修理は阿近の手で「形だけ」修復されたが、性能までは戻せないため、威力は破損前よりかなり落ちた。原作ではエドラドとの戦闘時にしか使われていないが、アニメオリジナルでは霊骸の剣八に使用したり、一角の霊骸や実体化した鬼灯丸が使ったりしたことがある。 綾瀬川 弓親(あやせがわ ゆみちか) 声 - 福山潤 十一番隊第五席 非常にナルシストで美しいものを好むが、本当に美しいものを見ると嫉妬する。一人称は「僕」。一角とは死神になる前からの友人で、ともに行動することが多い。「三」の字を好んでいるが、一角が第三席であったため文字 が「三」に似た「五」の席にあえて甘んじている。一角と違い鬼道の心得はあり、千年血戦篇でのバンビエッタとの戦闘では鬼道を使用する描写がある。 尸魂界救出篇では、一護らの侵入を手助けした岩鷲と交戦し圧倒するも、不意打ちより敗北した。回復後は九番隊副隊長の檜佐木修兵と戦い、真の能力を解放して彼に勝利を収めており、本来は副隊長クラスの実力を持っているが、十一番隊のメンバーには斬魄刀の本当の能力を隠している。 破面襲来の報を受け、一角について来る形でルキアらとともに現世へと派遣され、一護と再合流する。空座町での藍染との決戦では転界結柱の守護を担当、破面シャルロッテ・クールホーンとの対決を、真の始解で勝利を収めた。 「見えざる帝国」の一度目の侵攻では、経緯は不明ながら左顔面を負傷している。二度目の侵攻では、突如現れたマスク・ド・マスキュリンに襲われ、あっさり敗北する。その後は一護への追跡の足止めのために一角とともにジゼル・ジュエルと対峙するが、ジゼルのゾンビとして操られていたバンビエッタや日番谷の攻撃を受けて敗北した。その後は十二番隊の手で回復し、以降は一角と行動を共にしていた。 千年血戦篇の後、一角が副隊長に就任したため、念願の第三席へ昇進した。 小説版では、死神としての評価はかなり高く、異動の話も過去にあった(断った)ことが判明した。【斬魄刀】:藤孔雀(ふじくじゃく) 能力解放とともに4枚の刀身をもつショーテル状の武器に変化するが、これは始解の途中の状態。「藤孔雀」は弓親がつけたあだ名で、この斬魄刀はふじいろを嫌っており拗ねて力が制限される。 乱菊の「灰猫」同様、「具象化」「屈服」させられていない。性格は弓親によると「高飛車で偉そうで自分のことを世界一の美形だと思っている」らしい。それゆえに弓親のカンに触り、対話した直後思わず刀を折ろうとしたほどだが、それを聞いた乱菊は(弓親に)そっくりだと評している。 解号は「咲け『藤孔雀』(さけ『 - 』)」。瑠璃色孔雀(るりいろくじゃく) 藤孔雀の本来の名称。能力解放とともに無数の箇所に蕾をつけた蔦状に変化し、絡みついた敵の霊圧を根こそぎ吸収する能力をもつ鬼道系の斬魄刀(そのときに蕾から百合に似た花を咲かせる)。花を口にくわえることで吸い取った霊力は、自分の力として体に蓄えることができる。 解号は「裂き狂え『瑠璃色孔雀』(さきくるえ『 - 』)」(ゲーム版での解号は瑠璃色孔雀の名が明らかになっていなかったのか、「裂き狂え『藤孔雀』(さきくるえ『 - 』)」となっている)。この能力を知っているのは、対戦したことがある檜佐木とクールホーンだけであり、一角や剣八も知らない。 山田 花太郎(やまだ はなたろう) 声 - 宮田幸季 四番隊第七席 天然でヘタレ気味だが真面目な性格。一人称は「僕」。よく叱られているようで席官としての威厳は皆無だが、回道を使えるなど実力は高い。ただし戦闘力はほぼ皆無である。 尺魂界篇では、六番隊の隊舎牢の清掃係を務めていた際にルキアと出会い、交流を深める。一護の話もルキアを通じて聞いていた。その後偶然にもその一護らと行動をともにすることになり、ルキアの救出に協力。そのことが発覚して独房へと入れられるが、六番隊の理吉に助けられ恋次を治療、彼にルキア救出を託した。 破面篇では白哉に同行して虚圏へ向かい、ゾマリに操られたルキアに斬られるも勇音の救護で回復した。 千年血戦篇では「見えざる帝国」の一度目の襲撃後、負傷者の治療に追われていた。二度目の襲撃では、勇音とともに剣八らを治療した。その際には三席に昇進していた。剣八らが回復したあとは京楽らに追随して霊王宮に突入しようとしたが、剣八らとトイレに行っていたために出遅れる。マユリの手で霊王宮に突入したことから行動を共にするが、ペルニダとマユリの交戦に巻き込まれるも運よく生き延びている。【斬魄刀】:瓠丸(ひさごまる) 単行本のおまけページに登場。本編では解放形態は未登場。斬りつけた相手の傷によるダメージを刀に取り込み傷を癒す能力を持つが、通常の状態では武器としては使えない。しかし取り込まれたダメージが一定量に達すると刀がメス型の形状となり、取り込まれたダメージを全て敵にぶつけることができる。 解号は「満たせ『瓠丸』(みたせ『 - 』)」 沖牙 源志郎(おききば げんしろう) 一番隊第三席(~千年血戦篇)→一番隊副隊長(千年血戦篇~最終話) 元柳斎の在籍時は第三席であり、一度目の侵攻では隊舎を守護するように命じられたため前線に出なかった。元柳斎の死後に京楽が一番隊隊長に就任した際、「一番隊の勝手を熟知している」との理由から一番隊副隊長に任命された。二度目の侵攻時には、ハッシュヴァルト撤退後は京楽の命で七緒とともに待機していたが、霊王宮の突入時には同行していない。小説『Can't Fear Your Own World』では、「第二副隊長」と表記されている。 戸隠 李空(とがくし りくう)、吾里 武綱(ごり たけつな)、片倉 飛鳥(かたくら あすか)、 三番隊のそれぞれ第三席・第五席・第六席。千年血戦篇の星十字騎士団の一度目の侵攻にて、バズビーの不意打ちを受けいずれも死亡する。 伊江村 八十千和 声 - 青山穣 四番隊第三席 眼鏡をかけたまじめな死神。四番隊の前線指揮を担当し、治療能力は勇音に匹敵する実力者だが地味。ほかの隊の三席より実質的な地位が低く、格下扱いに不満を覚えている。千年血戦篇では特に登場せず、花太郎が三席となって活躍している。小説版ではその後、七番隊の副隊長に異動したことが判明した。 一貫坂 慈楼坊(いっかんざか じろうぼう) 声 - 中多和宏 七番隊第四席 流魂街出身の巨漢で、兕丹坊の弟。最強の飛び道具使い「鎌鼬」(かまいたち)の称号をもつ。人のいい兄とは違って卑怯者で、勝つためならばどんな手段も辞さず、石田・織姫と交戦した際に石田は狙わず織姫ばかりを狙う戦法が石田の怒りを買い、結果、容赦ない攻撃を受け死神の力を失った。以降は登場していない。【斬魄刀】:劈烏(つんざきがらす) 能力解放とともに刀身が多数の手裏剣状に分かれ、自在に飛び回る。一度刀を鞘に戻すことで、刀身の補充ができる。 解号は「羽搏きなさい『劈烏』(はばたきなさい『 - 』)」 円乗寺 辰房(えんじょうじ たつふさ) 声 - 桜井敏治 八番隊第三席 大柄な体格に三つ編みお下げの男。自信過剰な性格。チャドの前に現れるが、隙が大きい技を使っていたためにパンチ一発で敗れた。また、砕蜂に密かに想いを寄せており、立体映像の砕蜂に自分を殴ってほしいと言ったこともあった。空席となった副隊長候補に上がっていたが、リサに「副隊長の顔ではない」と却下された。 小椿 仙太郎(こつばき せんたろう) 声 - 遠近孝一 十三番隊第三席 小椿刃右衛門の息子。流魂街出身。ガサツな性格で声が大きく、白い綱をたすき、捻り鉢巻にしている。浮竹を尊敬しており、いかなるときでもそばにいて付き人のように振る舞う。同じく浮竹を尊敬している清音と張り合っている。千年血戦後は、浮竹の死去およびルキアの隊長就任によって、副隊長に就任した。 虎徹 清音(こてつ きよね) 声 - 西村ちなみ 十三番隊第三席 四番隊隊長・虎徹勇音の妹。一人称は「私」。姉とは対照的に背が低くて金髪のショートヘアで明るく押しの強い性格。洋風の(15世紀のスペイン人のような)シャツを着用し、白手袋をしている。浮竹を尊敬しており、いかなるときでもそばにいて付き人のように振る舞う。同じく浮竹を尊敬している仙太郎と張り合っている。実は入隊後に浮竹の世話係にいきなり任命されたことが小説版で判明するが、元柳斎が回道の腕を見込んで手を回したとのこと。千年血戦後は、浮竹・卯ノ花両名の死去により姉の隊長就任に合わせる形で十三番隊から四番隊へ移籍し、副隊長に就任した。
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