大阪チーム
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「GANTZの登場人物」の記事における「大阪チーム」の解説
大阪周辺在住者にて構成されるチーム。当時の東京チームに比べ、冷酷かつ好戦的な者が多い。命乞いをする敵を平然と殺害したり、女性型の敵をレイプしたり、斬首刑を行った後でその首を掲げての記念撮影や、さらには幼女の姿をした敵であろうとも取り囲んで銃殺するなど、極めて常軌を逸脱した行動を取る者もいる。また、古参メンバー全体が一貫して命をチープなものとして見ており、生に対する執着が希薄な者も多い。むしろ、ミッションを純粋な「狩り」として楽しんでおり、「一般市民を守るため」「生き残るため」といったことに対して全く価値を置いていない。大半の者がミッション前およびミッション中に麻薬(覚せい剤または大麻)を使用している。 100点達成時に獲得した「より強力な武器」を複数所持し、実力者も多いものの、強力な敵は岡1人に任せている。ぬらりひょん編では桑原を除いた主力メンバーが全滅、新規参加者は眼鏡の高校生を除いた全員が死亡する。最終的にミッションを生き残ったメンバーは桑原、中山美保、山田スミ子、眼鏡の高校生の4名のみ。 『GANTZ/OSAKA』では大阪編終了後、眼鏡の高校生を除いた3名が主力メンバーの全滅を受け、ガンツからの解放を選択している。 なおメンバーは、大部分が吉本興業所属(または出身)のタレントと同姓同名である。 眼鏡の高校生 あだ名:「童貞」、「童貞くん」(杏からは「メガネくん」と呼ばれている)。 本名不明。大阪ガンツチームの新規参加メンバー。眼鏡をかけた17歳の高校生で、初期の玄野のよりも平凡な少年。性格は臆病だが、内心では正義の男に憧れを抱いている。同級生の友人と共に帰宅中、幅寄せしてきたトラックに轢かれ死亡、共に転送される。牛鬼の攻撃に遭遇して生き延びたものの同級生の友人が目の前で死亡、1人で隠れていたところを妖怪たちに見つかるが、花紀に救助される。それからしばらく彼と共に行動し、ぬらりひょんたちの集合する地点まで到着しサポートを担当するも、ぬらりひょんの目の光線で花紀が死亡し、再び孤立する。天狗・犬神・牛鬼といった強敵に殺されかけ、妖怪の大群にも襲われるが、ぬらりひょんの頭部を拾い目から発射される光線を使って天狗たちを追い払い、妖怪の大群を撃破するといった健闘を見せる。それでも牛鬼の攻撃でスーツを破壊され、辛くも逃れたところを自衛隊に星人と間違われて射殺されそうになるが、加藤に救われる。 その後も加藤や東京メンバーたちに助けられながら星人たちの猛攻から生き延び、重傷を負うこともなく無事に生還を果たす。玄野のように加藤の勇姿に憧れ、ミッション終了時には、100点クリアを目指し山咲を再生させることを誓う。 『GANTZ/OSAKA』では、大阪版の主人公。ぬらりひょん戦終了後に80点の高得点を獲得していたことが発覚。さらにラストミッションにも参加しており、新たなメンバーとなった幼い少女を守りながら、拾ったXショットガンやZガンによる狙撃で奮闘。途中で右腕を破壊されるも、その直後にミッションは強制終了し見事生還。合計点数が135点となり、加藤との約束通り山咲の再生を選択する。 カタストロフィ編では、玄野たちの全国ガンツ中継による呼びかけに応じて加藤と再会を果たし、彼に山咲の再生を涙ぐみながら伝える。拠点突入時には山咲や加藤らと行動し、その過程で右足を失うも生き延び、ガンツのシステムを生み出した異星人と邂逅。ガンツの真実を知る。 山咲 杏(やまさき あんず) 声 - M・A・O(GANTZ:O) 黒髪のショートヘアをした端正な顔立ちの女性。23歳。3歳の息子と二人でアパートに暮らしているシングルマザー。加藤を偽善者呼ばわりして嘲笑し、その後を付け回すが、勇敢に人助けをする加藤の姿を見て、徐々に彼を意識し始める。その後、加藤の弟と自分の息子、そして加藤と自分との四人暮らしを加藤と約束し、共に生還することを誓い合うが、加藤および東京メンバーとの連携によるぬらりひょんとの死闘の際、襲いかかるぬらりひょんから加藤を庇い、光線の直撃を受けて死亡。『GANTZ/OSAKA』では最終的に100点を獲得した眼鏡の高校生に無事再生される(ただし、再生の瞬間は描かれていない)。カタストロフィで玄野たちの全国ガンツ中継による呼びかけに応じ加藤と再会を果たし、喜びを分かちあう。その後も加藤らと行動を共にし、ガンツのシステムを生み出した異星人と邂逅。ガンツの真実を知る。 『GANTZ/OSAKA』では成人向け漫画家として、アシスタントと共に活動している様子が描かれている。 桑原 和男(くわばら かずお) あだ名:「ド変態」 筋肉質で、ルーズミディアムのヘアースタイルに短い顎鬚を生やしている色男。通称「クワバラ」。セックス依存症であり、ミッション中であってもそこに「女」がいれば、星人であろうと見境なくレイプする(ぬらりひょん編では、ろくろ首、二口女、女体変化したぬらりひょんをレイプする)ことから、山咲杏から「超ド級変態」と評される。3回100点クリアの実力者。 ミッションにおいてガンツスーツを半分脱いだ状態で、星人の攻撃をいともたやすく回避し、かなりの余裕を見せた上で圧倒するなど、人並外れた身体能力と戦闘センスを持つ。また、島木が戦死した後に、分裂・増殖したぬらりひょんに一度は取り込まれるも、女体化したぬらりひょんに欲情、レイプし精神的大ダメージを与える。しかし、ぬらりひょんに密着していたために両手足を押し潰されて喪失してしまい、そのまま瀕死に陥って墜落したところを加藤に助けられる。その後は杏と東京メンバーの共闘によってぬらりひょんが撃破され、無事生還することとなる(その時スーツを着てなかったので、転送後も全裸のまま)。 吉本興業に同姓同名のタレントがいる。 『GANTZ/OSAKA』では小さな子供たち(小学生か中学生かは不明)に慕われている英語塾講師という意外な素顔が描かれている。ぬらりひょん撃破後、大阪の主力メンバーが全滅したため潮時と感じ、ガンツからの解放を選択。そのまま姿を消している。 岡 八郎(おか はちろう) 声 - ケンドーコバヤシ(GANTZ:O) 大阪ガンツメンバー最強の実力者。パーマのかかった黒髪に浅黒い肌。長身で精悍な顔立ちをしている。7回100点クリアしており、過去に100点の星人を1人で倒したこともある。自称「ピンポンと空手(通信教育)の経験者」。巨大ロボットと飛行ユニットとZガンを所有し、自身はハードスーツに身を包んで戦う。その実力は、室谷を始めとしたチームの精鋭たちから「(自分たちが倒せなくとも)どうせ岡がやってくれる」と評されるほど。最強クラスの実力を持ちながらも、終盤までステルスで戦況を伺うなど慎重な面を持つ。また、ぬらりひょんとの戦いの最中にその弱点を見抜くなど、洞察力にも優れる。牛鬼を倒した後、ぬらりひょんと死闘を繰り広げるが「倒すにはリスクが大きい」と戦線離脱し、姿を消す。その後、最終変身を遂げたぬらりひょんに追跡され、あっけなく殺されてしまった。その衝撃的な最期は、ぬらりひょんとの戦いを控えた加藤を戦慄させた。 吉本興業出身の同姓同名のタレントがいる。また、戦闘中の決め台詞も彼の持ちネタと共通する。ビジュアルモデルは俳優の松田優作である。 『GANTZ/OSAKA』では銀行員を務めている様子が描かれており、眼鏡に七三分けとミッション時とは大分印象が異なる(なお、岡のモデルとなった優作の主演映画『蘇る金狼』において、主人公が昼の顔として岡同様に眼鏡に七三分けをしている)。 室谷 信雄(むろや のぶお) 声 - レイザーラモンRG(GANTZ:O) 大阪ガンツメンバーのリーダー格。通称「ノブやん」。坊主頭で長身。我が強い上に無茶苦茶なことをしでかす性格と評されるが、4回100点クリアするほどの猛者である。凶暴化した天狗と死闘を繰り広げるが捕まってしまい、島木と桑原に必死に助けを求めるも拒否・軽蔑されて見捨てられ、そのまま全身の骨を砕かれ瀕死状態に陥る(ただし島木と桑原も室谷が本当に死ぬとは思っていなかったようで、声をかけても返事をしなかった時には動揺していた)。 吉本興業出身の同姓同名のタレントがいる。 『GANTZ/OSAKA』では牛丼屋の吉宗家の店員として、島木と共に働いている様子が描かれている。ミッション終了後に転送されておらず、死亡が判明する。 島木(しまき) 声 - レイザーラモンHG(GANTZ:O) 黒い肌に筋骨隆々の体格、スキンヘッド。通称「ジョージ」。山咲には「いちびって(調子に乗って)アホはやらん方」と評され、大阪ガンツメンバーの中では冷静沈着な性格をしており、3回100点クリアの実力者である。室谷が瀕死になった後、桑原と共闘してぬらりひょんと交戦。背後から不意をついて絞め殺そうとするが、巨大な女体と化して分裂と増殖を繰り返すぬらりひょんの内部に取り込まれてしまい、脱出しようとあがくも全身を押し潰されて死亡。 吉本興業出身の島木譲二というタレントがいる。 『GANTZ/OSAKA』では牛丼屋の吉宗家の店員として、室谷と共に働いている様子が描かれている。 花紀 京(はなき きょう) ガンツバイクを操る美青年。長髪で中性的な顔立ちをしている。通称「キョウ」。ヤク中で、頭がおかしくなっていると評されているが、2回100点クリアした実力を持つ。戦闘時は星人を蹴散らしながらバイクで進んだり、四肢を破壊して命乞いさせた上で殺すなど、かなり陰惨な戦い方をする。しかし一方で、ピンチに陥っているメンバー(ぬらりひょん戦では眼鏡の高校生)を助けるといった協力的な面も見せる。その後は彼と協力して100点の星人を探し回り、Xガンにノートパソコンを繋いで星人のスキャンなどを行っている(原作者のTwitterによると、このデバイスは花紀が自作した物とのこと[要出典])。ぬらりひょんを倒そうと狙撃するが、薬物切れのためか指が震えて撃ち損じてしまい、光線で頭部と肩を破壊され死亡。 吉本興業出身の同姓同名のタレントがいる。 『GANTZ/OSAKA』では、私服で街を徘徊している姿が描かれている。他のメンバーたちと違い、勤労・通学している姿が描かれていない。 平 参平(たいら さんぺい) 声 - 津田健次郎(GANTZ:O) 原 哲男(はら てつお) 声 - 小川輝晃(GANTZ:O) 木村 進(きむら すすむ) 声 - 小野坂昌也(GANTZ:O) 山咲の紹介によると「ドSの3人」。いつも3人で行動をともにしており、戦闘中も口数が多く殺戮を楽しんでいる場面が多く見受けられるが、いずれも1回100点クリアを経験している。ストレートの長髪、ウェーブのかかった長髪、坊主頭の3人組で、いずれもサングラス・口ヒゲ・顎ヒゲが特徴。般若と小面との戦闘で全員死亡(ストレートは般若に胴体を一刀両断され、ウェーブは小面に一蹴された後で騙し討ちをかけようとするも般若に斬首され、坊主頭は吸血鬼の2人にスーツを壊されたうえで袈裟懸けに斬られる)。 『GANTZ/OSAKA』では店のDVDコーナーで3人共に働いている様子が描かれている。 いずれも吉本興業出身の同姓同名のタレントがいる。 中山 美保(なかやま みほ) あだ名:「ミポリン」 山田 スミ子(やまだ スミこ) あだ名:「スミちゃん」 室谷、島木の彼女。共に100点クリア経験者である。戦闘の際は積極的に戦おうとせず、仲間や自分たちの彼氏がやられる様を傍観している。 ミッション終了後、主力メンバーの全滅によりで留まる意味を失い、2人とも解放を選択する。 いずれも吉本興業出身の同姓同名のタレントがいる。 少女 本名不明。ラストミッションで大阪チームに追加され、生還する。
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