ぬらりひょん編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:06 UTC 版)
単行本ではぬらりひょん率いる妖怪の宇宙人を星人百鬼夜行と書かれている。場所は大阪市中央区道頓堀。東京メンバーは15人。うち、新メンバーは5人。オニ星人編に続き一般人に対する透明状態が無効で一般人にガンツメンバーと妖怪の姿が普通に見えるようになっている。制限時間は無いが時間経過でエリアが狭まって行き、必然的に宇宙人との交戦を迫られる。第2部最初のミッションであり、また、東京ガンツチーム初の東京近郊以外でのミッションである。伝承などに伝えられる妖怪によく似た姿をしている。 ぬらりひょん 声 - 津嘉山正種(GANTZ:O)特徴:つおい 頭がいい わるい 好きなもの:タバコ お茶 口癖:ぬらーりひょーん ぬらーりひょーん 妖怪の宇宙人のボス。大阪を大勢の妖怪共々無差別に襲撃した。本来の体型は小柄で頭が大きく両耳の上に僅かな黒髪が残った禿頭で着物を着た老人。今までの星人とは一線を画す戦闘力を持ち、負傷し再生する毎に自分の体型を自在に変形、増殖、分裂させる上に多様な生物に変身してパワーアップする能力を駆使してガンツメンバーを苦しめる。因みに負傷していなくても自ら体型を変えることも可能。驚異的な生命力と高い再生能力を持つが、「意識の外からの攻撃」つまり不意打ちでは再生が非常に遅くなる。生半可なダメージではいずれ直ぐに再生してパワーアップしてしまうために倒すには「意識の外からの攻撃」で肉片の一片たりとも残さず消滅させなければならない。「意識の外からの攻撃」だった西のZガンによる攻撃で倒れなかったのは、腕が残ってしまっていたため。当初はぬらりひょんの面影があり、本来の姿に近い姿に戻ったり、顔だけ戻ったりすることがあったが、負傷し再生する毎に形態変化してパワーアップするためにぬらりひょんの面影が無くなっていった。多くの妖怪の宇宙人のボスだが、仲間意識は薄いようで第3形態の筋肉隆々の長身の男性のような姿をした禿頭の全裸の姿になった時は目から光線を放つが、花紀の攻撃で首を飛ばされるが、その状態でも目を閉じずに目を開いて目から光線を放ったままで眼鏡の高校生に首を持たれて武器にされ、多くの手下の妖怪の宇宙人を葬った。強力な武器を持つ岡八郎に興味を示し、加藤の質問に返事をするなど知能の高い一面も見られる。打つ手がないかと思われたが、岡のお陰で漸く東京チームが弱点に気付き東京チームの「意識の外からの攻撃」と氷川の奇襲で頭が縦に真っ二つになりながらも、そんな状態でも氷川に目から光線を放つが避けられ、氷川に意識が向いていた隙に加藤のZガンの連発を受け肉片の一片たりとも残さずやっとのことで死亡した。 なお、ガンツの説明では「ぬらーりひょーん」が口癖であるとされるが、ミッション中は一度も発していない。また、小島多恵と同じく、「○○星人」の形で表示されていない。 100点天狗 ぬらりひょんと犬神と行動している妖怪の宇宙人のサブリーダー。山伏の服装で筋骨隆々とした姿。大木のように巨大な四肢から繰り出される驚異的な握力は対象の目玉・内臓を体外へと噴出させて即死させ、脚力と重量は自衛隊員を踏み殺し、その筋力はYガンの拘束さえも引きちぎり、Zガンによる連射を喰らっても何度も立ち上がるタフネスも持ち合わせている。犬神と共にZガンを喰らった際に服装が完全にボロボロになった。背中に生えた白い鳥類の羽はその重い体躯だけでなく、しがみ付く犬神をも難無く持ち上げて移動出来るほどの飛行能力を持っている。わずかなダメージである自衛隊の攻撃にも息を荒らげて激怒するほど、短気で癇癪持ちな性格。室谷との対決でXガンで頭部左半分と右腕を破壊されながらも室谷を左腕で掴んで握り潰そうと極限状態まで追い込むが、室谷が撃ったXガンによるタイムラグで遅れて頭部が吹き飛び死亡した。それと同時に天狗は室谷を握り潰した。 71点 犬神 ぬらりひょんと天狗と行動する妖怪の宇宙人のサブリーダー。天狗と違い細い体格で、水干に高烏帽子を被り物静かな顔つきをしている。その細い体から繰り出される手刀は対象の返り血も浴びないほど素早く、さらに直接触れずとも風圧で周囲の物も破壊可能。また、Zガンによる連射に耐えるタフネスも持ち合わせている。Zガンによる攻撃で天狗と共に服装がボロボロになり、物静かな顔つきが一変し、本性をむき出しにした激昂の表情を見せ、凶暴化する。島木を嚙み殺そうと追い詰めるも、島木にガンツソードで頭部を切断され死亡。 68点 お歯黒べったり 人間の脳や目玉を欲し、猛スピードで追いかけて来る。子供の頭を丸呑みできるほどの大きな口を持つ。転送されて早々のタケシに襲いかかるが、逆にタケシの鉄山靠を食らって即死。 泥田坊 「田を返せー」が口癖。その巨体に似合わず、素早い攻撃を繰り出す。また、口から強力な酸を吐く。風に頭部をもぎ取られ、倒される。 網切 長い尾を持つ。スーツの耐久力を無視する両手の鎌は強力。桑原に鎌で斬りつけようとするも、二口女を盾にされ、かわされる。桑原にXショットガンで攻撃されてしっぽを破壊され逃亡。その後、遭遇した島木のZガンで即死。 一本だたら 一つ目の巨大な頭部から腕と一本足が生えた妖怪の宇宙人。作中ではオカマのような風貌と口調で登場している。加藤を丸呑みにしようとしたが逆に顎を破壊され、Yガンで転送される。 般若 吸血鬼の前に現れた小面と行動を共にする妖怪の宇宙人。時代劇風の口調でしゃべる。戦闘では腰に下げた刀を使う。吸血鬼たちの事情を知り彼らと行動を共にする。スーツの耐久力を無効化する攻撃力を持ち攻撃を仕掛けてきた「ドSの3人」のうちストレートの方を一刀両断し、小面に騙し討ちをかけようとしたウェーブの方も斬殺する。直後に突如、「クサイ」との理由で吸血鬼を裏切り襲いかかる。小面との連携で氷川を追い詰めるも、最後は両腕を切断され倒される(死亡描写は無し)。作中では女ではなく男として描かれている。 小面 吸血鬼の前に現れた般若と行動を共にする妖怪の宇宙人。口癖は「うふふ」「バカバカバカ」など。吸血鬼たちの事情を知り彼らと行動を共にする。スーツの耐久力を無効化する攻撃力を持ち、「ドSの3人」のうちウェーブの方を翻弄し一蹴する。直後に突如、吸血鬼を裏切って女吸血鬼の右腕を切断。氷川に対しても人差指1本のみを斬り落とすことを予告し実行するなど、互角以上の斬り合いを展開するが、般若と同じく氷川に返り討ちに遭い、足首を切断され倒される(死亡描写は無し)。作中では女のような口調だが、体は男のそれである。 牛鬼 蜘蛛の体に牛の頭をしている巨大な妖怪の宇宙人。叫びながらカサカサという音を立てて移動し、無数のクモを弾丸のように放ち攻撃する。戦車砲を初めとした自衛隊の一斉攻撃でも傷一つ負うことなく返り討ちにし、岡の巨大ロボットを壮絶な一騎討ちの末に破壊するが、脱出した岡のZガンで左腕を根元から半ばもぎ取られ、最後はハードスーツによる殴打の連発で頭部を破壊されて倒される。 その他の妖怪(多数) 蛇骨婆、二口女、ろくろ首、餓鬼など様々な妖怪の姿をしている。道頓堀川から集団で出現し、街の人間を無差別に虐殺するが、大半は大阪チームによって殲滅される。体から死んだ魚のような悪臭を漂わせる。間寛平やチャーリー浜を始めとした吉本新喜劇の芸人のギャグを発する妖怪も存在する。
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