善玉
- 美人の称。
- 花柳界にて容貎の美しい芸妓のことをいふ。又一般に美人のことをいふ。
- 〔俗〕花柳界で容貎の美しい芸妓のこと。又一般に美人のこと。
- 〔花〕容貎の美しい芸娼妓のこと。転じて一般に美人のこと。「タマ」参照。
分類 花柳界
善玉悪玉
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善玉悪玉(ぜんだまあくだま)とは、人の心の善悪を擬人化したキャラクターである。
善人は◯を顔として、そこに善の一字を描いて善玉、悪人は同様に悪の一字を描いて悪玉と表現する。善悪二元の図式をきわめて即物的に表現した設定であり、転じて、小説や映画などの登場人物の中で善人を善玉、悪人を悪玉と呼ぶようになった。
現代の「善玉悪玉」の多用例では、人体の健康に良い影響を及ぼすとされる腸内細菌(ビフィズス菌など)を善玉菌、悪い影響を及ぼすとされるもの(ブドウ球菌やウェルシュ菌など)を悪玉菌と図式化して表現する例がある。同様の趣旨で、コレステロールを善玉コレステロールと悪玉コレステロールに分類することがある。
由来


善玉悪玉の考え方そのものは町人教化のための心学に始まり、寛政の改革の時流を背景に寛政2年(1790年)には山東京伝作の教訓的草双紙『心学早染草』が出版された。あらすじは、善な魂に守られた良い男が年頃になると悪魂が体に入り込み、女郎屋に入り浸るようになった果てに大酒飲みになり、ついには身を滅ぼして宿なし盗賊となるが、ある日襲った相手に取り押さえられ、その人から道理を教えられ、善玉を取り戻して豊かな人生を送る、というものである[1]。
『心学早染草』の挿絵では、心の葛藤を善玉と悪玉が左右の腕を引き合うことで表現している。善玉が1人で引いているのに対して悪玉は3人で引いており、悪玉が優勢であることが確認できる[2]。
悪玉踊り

文化8年(1811年)3月に江戸市村座で三代目坂東三津五郎が初演した七変化物の歌舞伎舞踊「七枚続花の姿絵」の中の常磐津「願人坊主」に悪玉の踊りが登場し[3]、文化12年(1815年)の北斎の『踊獨稽古』では「悪玉おどり」の踊り方が指南されている。
「願人坊主」を清元に改作した「浮かれ坊主」でも悪玉踊りが登場する。
弥生の花浅草祭/三社祭
善玉悪玉を登場人物にした歌舞伎舞踊『彌生の花淺草祭』(やよいの はな あさくさ まつり、新字体:弥生の花浅草祭)、通称『三社祭』(さんじゃ まつり)が書かれ、天保3年 (1832年) に初演された。善玉悪玉が愉快に踊りまくる踊りは庶民のあいだで大人気となり、「善玉悪玉」の呼び名を定着させた。この舞踊自体を『善玉悪玉』と通称することもある。
脚注
- ^ 『大極上請合賣心學早染草』
- ^ “5. 心学早染草”. 東京都立図書館. 2023年12月2日閲覧。
- ^ “第 2回 善玉・悪玉 その2”. ことばのまど. 小学館. 2023年12月2日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 大極上請合賣心學早染草 京傳作・政美畫 日本名著全集. 江戸文芸之部 第11巻
- 三社祭(弥生の花浅草祭) 独立行政法人日本芸術文化振興会文化デジタルライブラリー
- 歌舞伎演目案内 三社祭 歌舞伎 on the web
- 清元 三社祭 (動画)
- 清元 浮かれ坊主 (動画)
- gif化した北斎の悪玉おどりスミソニアン博物館、2013
善玉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 13:38 UTC 版)
大巨神(だいきょじん) 声 - 田辺宏章 / 茶風林(ボカンですよ) / 宝亀克寿(ボカンGoGoGo) ヤットデタマンとコヨミが鍵と錠前を掲げ定番の台詞「驚き桃の木山椒の木、ブリキにタヌキに洗濯機、やってこいこい大巨神」を唱え、2つを合わせる事で大馬神殿から時空ゲートを超えて出現する巨大ロボット。召喚時は後述の巨神号の状態で現れ変形して人形を取る。操縦は主にヤットデタマンのレバー操作と口頭による指示で行なわれるが、意志を持っている分、時おり指示に反することもある(38話、最終話など)。中盤の20話以降は変形シーンそのものが省略されて登場するケースが多くなった。 エネルギーは太陽光線であり背中の炎状のプレートから吸収している(第32話)。OPでは登場する歌詞の部分のシーンにこのプレート部が赤熱する描写がある。 武器は脚部(弁慶の泣き所)に収納された剣(大巨神天地一文字斬りや縦十文字斬りが得意技)と弓矢、ジャベリン(デザイン的には戦斧の方が近い)で、剣を使用するときは膝の位置に出ている柄に手をかけて引き抜く。また、背中についた赤い炎のような形をした部分から大巨神熱線を放ったり全身から放電することもできる。 自我を持ち自分の意思で戦闘を進めるが、「罪を憎んで、人を憎まず」をモットーとしており、慈悲深い(自称)ため、毎回戦闘不能状態になったミレンジョ達の反省して悔い改めたという猿芝居にとどめを刺さず一旦は立ち去るも、もう大丈夫と安心したミレンジョ達が陰口(偏平足、ウドの大木、鉄くず、鉄の塊、スカポンタン、スカピーマン、化け馬、豆腐の角でコブ作れ、など)を叩くとそれを聞き付け、額の日輪のマークがブザーと共に点滅すると怒りが蓄積され、3回になり頂点に達すると、「仏の顔も三度」とばかりにとどめの一撃「大激怒」を食らわせる(ただし第1話では当時の流行語に因んで「怒ったぞォ!!」。また第24話では「大逆上ォ!!」、第26話では「偽りの心、許せん!!」)。 悪口には非常に敏感で、どんな小声でも聞き逃さない。特に偏平足を気にしており、これに触れると即座に大激怒を下す。さらに会話の文脈を無視して悪口にのみ反応するため、ミレンジョたちには悪気がなかったにもかかわらず不注意で口走った言葉のせいで大激怒を食らうことも多々あった。また、目から発する光線により、言葉に出さない悪口や態度を暴き出すことができる。回によっては大巨神が消えた後に悪口を言うと「やはり偽りだったか!」と地面の下や背後から現れて大激怒を下したり、ワイヤレス盗聴器を仕掛ける(第12話)など、最初からミレンジョたちを信用しておらず、ボロを出すのを待ち構えている節も見られた。物語後半では、一応猿芝居を見るものの、ミレンジョ達が役に入り込みすぎて喧嘩になり、反省や命乞いにすらなってない事に呆れて大激怒を下す事もしばしばあった。 大激怒を下す場面では、物語の序盤および後半は主に大馬神の姿で弓矢による一撃で、中盤は主に大巨神の姿で剣による一刀両断で大激怒を下すことが多い。また、剣やジャベリンを投げつけたり、大馬神の足で蹴り飛ばす、相手の誘導式ミサイルを投げ返すこともある。このように戦闘とおしおきを担当するといった複数の役割を持っている。また第23話では悪玉側がほぼ完全に気絶していたため大激怒を下さずに帰った。 毛穴と涙腺が存在しており、自身がピンチになったり感動した時などに、人間が汗をかいたり涙を流したりするのと同じように、毛穴からはオイル、目からは冷却水を出す仕組みになっている。さらに、自身の装甲が敵からの激しい攻撃によってボロボロになったり酸攻撃などで錆に侵されたりする直前で大巨神自らその装甲をパージして骨格(フレーム)だけの状態で戦うこともある。合体には腰ブロック部分が大天馬とのロックの役割を果たすが、パージ後も合体は可能でその時は膝部分で直に合体している。初パージは第32話。 第4話以降数話の間は大天馬や大馬神と共に登場時に名前がテロップ表記されるようになった。 最終回には崩壊する王国の人々を無事に避難させるために召喚される。この時には「ここがこの身の捨て所」と言って召喚された。 『タイムボカン王道復古』では、コケマツが他チーム妨害の秘策として、ヤットデタマンから借りたという設定で登場する。巨神号(きょじんごう) 大巨神の飛行形態。大馬神殿にはこの形態で待機しており発進して直ぐ大巨神になる事がほとんどだが稀にこの形態のままで空中戦を演じる事もある。主な武装はつま先に収納される機首部に供えられた左右各三門のランチャーから発射されるミサイルなど。 作画のコンテミスで変形時に大巨神のつま先に収納されるはずの機首が伸びてから変形するシーンがある(直後につま先は縮んだ状態で足首の変形を完了している)。 大天馬(だいてんば) 大巨神がピンチになると内部に乗り込んでいるヤットデタマンが出す指示に従い口笛で呼び出すペガサス型のサポートメカ。1話ではヤットデタマンは大巨神に教えられることで初めて指示を出している。召喚装置は大巨神の額部にありこれをやられると大天馬を召喚できなくなる(第33話)。喚び出した後すぐに大巨神と合体し後述の大馬神になって戦う事が多いが、第12話などのように喚び出されても最後まで合体しなかったケースも稀にある。後脚の蹴りで攻撃する以外に口から火炎放射を行う場合もある。 首を収納し前後脚を折りたたみ後脚部と腹部からクローラーを露出させ馬の頭部と入れ替わりに現れる砲塔より二門の砲身をせり出させることで戦車形態にもなれる。またこの形態時、前脚バルジの円盤は車輪として使用される。戦車形態の登場は第11話から。 大馬神形態の時に沼に落とされるなどして行動不能になった場合には大巨神のみ分離し切り捨てられる事もあった。 大馬神(だいばじん) 大巨神が膝から足を折り曲げ背中側へ回して背部炎状パーツを収納し「大巨神 スーパードッキング オン」の掛け声で大天馬と合体したケンタウロス型の半人半馬形態。合体に伴う脚部の変形シーンは第11話より玩具に準じた関節部が描かれるようになる。 主な武装は大巨神に準ずる。前脚バルジの円盤を大馬神形態の盾として使用する事もある。 戦車形態に変形した大天馬と合体して大馬神戦車になる場合もある。この場合は車体前部の二門の砲身は砲塔ごと基部より分離して前部に装備される。 大馬神殿(だいばしんでん) 巨神号及び大天馬が格納待機されている、ナンダーラ王国の海に浮かぶ孤島にある秘密基地。各メカは発進した後に時空移動をするため出現時には異空間より出現するように見えている(第30話)。時空間よりの出現時にはそれぞれ別々のスキャニメイト演出がなされている。現出時の観音開きの扉は『ポールのミラクル大作戦』に登場する空間移動の扉のオマージュになっている[要出典]。扉の場面は第21話からはより異空間的な演出がなされるようになった。 最終回において、王国の天変地異のあおりを受け大巨神を発進させた後海の底に沈んだものの、無事に大天馬を発進させている。 タイムカーゴ タイム街道を往来する際に使用するカレン姫専用のタイムマシン。形は日本の時代劇の駕籠を現代的にしたもの。脚部はバネになっており、バネを上下に振幅させる事によって時間移動に入る。中央のカゴの部分に姫とダイゴロンが搭乗。前方の担ぎ手ロボにワタル、後方の担ぎ手ロボにコヨミが乗り込み操縦する。出発時はダイゴロンが「タイム街道待ったなし」の後に続けて、時代劇等で大名行列が往来を通り過ぎるときの先導の旗持ち同様に「下にー、下にー」といった後、コヨミとワタルによる相撲の行司が取り組み開始の際に行う掛け声「はっけよい、のこった」で出発する。この掛け声は掛け手が時々変わり「待ったなし」をカレン姫が言ったりコヨミやワタルが1人で全部言ったりする場合もあった。 タイムハヤウマ ワタルをヤットデタマンに変身させる「ナンダーラ王国科学アカデミー変身スタッフ」の使用するタイムマシン。ワタルが変身するための「勇気…」の念に反応してやって来る。
※この「善玉」の解説は、「ヤットデタマン」の解説の一部です。
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