各局の対応の概要とは? わかりやすく解説

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各局の対応の概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 21:53 UTC 版)

東日本大震災における放送関連の動き」の記事における「各局の対応の概要」の解説

NHK在京民放テレビ・ラジオ各局は、地震発生直後臨時ニュース順次編成その後3月13日夜まで、ほぼ報道特別番組中心とした特別編成を組んだレギュラー報道番組番組としての外し通常に近い時間帯特別番組キャスタースタッフ担当して伝えるといった体裁取られた。 またテレビ違い、独自制作の番組が元々多い被災地ラジオ局東北放送ラジオ茨城放送など)では、それぞれ自社制作による報道特別番組メインしながら部分的に東京キー局からの放送挟み入れる形式が採られた。 NHKおよび民放各局は15時以降地震に関する報道特別番組(以下「報道特番」、本節において全て同じ)を放送しテレビ東京系列TXN) 各局が12日23:55まで、テレビ朝日系列ANN)各局が14日16:53まで、ANNTXN以外の局では14日早朝まで通常番組原則休止したこの間TXN含めた民放各局はCM一切入れず臨時報道特番放送しNHKでは地上波BSテレビ5波・ラジオ3波の全て地震に関する報道にあてた。臨時災害放送局3月16日までに既存コミュニティ放送局機材利用するなどして、5つ自治体放送開始している。 NHKテレビ放送では上記通り、「国会中継 第177回国会参議院決算委員会 平成21年度決算決議」を放送中だったが、これを打ち切り14時4817秒から 地上波衛星放送テレビ5波・ラジオ3波で地震・津波関連ニュース開始。(八波全中総合テレビ・BS1・BS2BShiNHKワールド・プレミアム日本国外向け放送)が震災報道放送し教育テレビ震災報道または安否情報手話ニュース放送した総合テレビでは一部時間帯各地のニュース気象情報を間に入れた。BS1では生活情報などの情報放送したBS2BShiおよびNHKワールド・プレミアムでは関東ローカルそのまま放送した。なおこの参院決算委員会災害時非常事態による「暫時休憩」として、地震発生後14時50分を持って打ち切られた。通常臨時ニュース放送時間延長オプション通常午前11:54午後6:00)の所定時間終了による打ち切り放送されなかった箇所中継は、翌日未明行われるか、他のチャンネル総合テレビ教育テレビラジオ第1FM)に迂回するかになるが、「八波全中」による震災報道切り替えたため、残り箇所放送されずに終わりとなったNHKワールド・プレミアムでは発生以降3月19日明け方までは通常のスクランブル配信全面中止し終日ノンスクランブル放送となった3月19日明け方からスクランブル配信再開したものの、4月10日までは通常のノンスクランブル放送番組限らず総合テレビ・BS1のほとんどのニュース番組震災関連一部番組ノンスクランブル放送となった地上波テレビ放送キー局では地震発生から3日経過した14日から臨時報道特番構成緩和し一部情報番組ニュース番組レギュラー番組再開されたが、放送時間拡大した特別版と緊急報特番組み合わせた構成番組が主に放送され、ドラマ・アニメ・バラエティ・映画といったレギュラー番組大多数放送中止繰り下げ継続していた が、15日未明から順次バラエティ・ドラマ・映画などレギュラー番組再開した新潟県内にある2つ放送局では隣県である福島県からの避難者向けに情報番組放送行っていた。新潟テレビ21 (UX) では系列局である福島放送協力得て3月22日から4月29日まで『ふくしまスーパーJチャンネル』の録画放送本放送終了から早朝にかけて行っていた。 新潟総合テレビ (NST) では平日夕方16時45分から『福島テレビニュース』の番組名でダイジェスト放送3月30日から4月8日まで行った(『NSTスーパーニュース3月31日放送分より)。 CSニュース専門チャンネルではTBSニュースバード3月12日0時から3月19日4時までスカパー!スカパー!HDスカパー!e2無料放送とした。朝日ニュースター同様に3月14日4時までスカパー!スカパー!e2無料放送実施しその後も緊急報特番など一部番組について同様に無料放送実施した。さらに日テレNEWS243月14日20時から4月1日4時まで、スカパー!スカパー!e2無料放送とした。その他、天気情報交通情報放送するACCESS4月1日4時まで、天気情報放送するe-天気.net3月18日18時から3月27日18時まで、それぞれスカパー!無料放送とした。ショップチャンネルQVC等のテレビショッピングチャンネルも本社やスタジオ自体激震見舞われ放送中止直後には字幕放送地震情報伝えたその後ショップチャンネル3月18日QVC3月23日放送再開している。 日本国外でも地元メディア地震関連ニュース大々的報じている。特にアメリカABCテレビでは「Disaster in the Pacific」、NBCでは「Disaster in Japan」という特集組んだNHKラジオ放送では、ラジオ第1NHKワールド・ラジオ日本日本国外向け放送)は震災報道ラジオ第2外国語による震災報道行ったラジオ第1は、インターネット上でライブストリーミング放送行っていた。 民放ラジオでは、在京5局史上初のラジオ災害情報交差点放送が行われ、震災当日18時台から翌日8時台まで毎時15分から約10分間ラジオライフラインネットワーク』としてライフライン情報伝えた のを始め3月13日17時からインターネットサイマル配信サービスradiko」のエリア制限緊急対応として解除し全国関東関西地区民放13局が聴取可能(3月25日10時以降は、この日から実用化試験配信開始した中京地区の6局も聴取可能になり、計19局に)となった。この緊急対応は、関西中京地区12局が3月31日で、関東地区の7局も4月11日終了した4月28日からは「radiko.jp復興支援プロジェクト」として、特設サイト・スマートフォンアプリでIBC岩手放送TBC東北放送rfcラジオ福島FM IWATEDate FMふくしまFM放送2012年3月31日まで全国向けに配信民放AM放送局では、茨城県茨城放送同日10時からUSTREAMサイマル配信行い宮城県東北放送では、3月15日からUstreamで、翌16日からはニコニコ動画ニコニコ生放送)で、それぞれサイマル配信3月21日まで実施したTBSラジオではradiko並行して独自のインターネット中継サイマル配信音楽CM等権利関連部分や一部番組を除く)を行っている。短波放送ラジオNIKKEIは、同年3月15日から福島県民放AM局ラジオ福島放送30分から2時間第1放送radiko全国向けに放送するrfcラジオ福島発〜がんばろう福島 がんばろう東北 がんばろう日本』を開始している。KDDIau携帯電話向けFM放送配信サービスLISMO WAVE設備活用し東北6県関東地方一部 (TOKYO FMbayfmInterFM) の民放FM局パソコンスマートフォン無料聴取できる「東北地方太平洋沖地震支援サイト」を4月30日まで開設していた。 JFN系列では震災直後東北ブロック向けのバックアップ音声回線と、各局間の業務連絡使用されているデータ通信Bフレッツ回線不通となり、復旧までバックアップ音声回線ISDN回線切り替えて運用。また東北地方FM青森FM岩手Date fmAFMRhythm StationふくしまFM局舎では停電し一部中継局では停電鉄塔破損停波電話インターネット回線一部不通となったため、携帯電話モバイル通信機器ウェブメール等を使って業務連絡取材続けた。またTOKYO FMFM岩手は、釜石災害FM開設のために各種支援行い新日鐵釜石製鐵所釜石災害FM送信アンテナ設置総務省許可得て中継無線機TOKYO FM割り当てられているの400MHz帯の中継周波数貸し出した。 岩手県秋田県宮城県福島県茨城県では、自治体臨時災害放送局開設し既存コミュニティ放送局出力を増力して対応している。また福島県南相馬市では、いわゆる電波ホワイトスペース」を活用した実験試験局として南相馬チャンネル7月20日より放送開始し2013年2月21日からは地上一般放送局としての恒久的な放送移行した一方でインフラ破断建造物の倒壊津波液状化現象などが相次いだ茨城県千葉県では、両県の被災状況十分に報道されないことが問題となっていた。関東キー局から発信され全国向け報道や、バラエティ番組などでの被災地支援企画対象いわゆる東北3県」(福島県宮城県岩手県)に限定される傾向があり、関東キー局のもう1つ役割である「関東ローカル局」として役割果たせていない配慮不足との指摘もある。 千葉県では被災状況復旧情報利用可能給水施設など情報県域独立局である千葉テレビ放送随時放送されたが、茨城県ではNHK水戸放送局による県単位ローカル放送総合テレビFM放送)や地元ラジオ局茨城放送など)でしか把握できない状況となった茨城県関東広域圏1都6県含まれるため、民放キー全5局の放送対象地域ではあるも、全国47都道府県唯一県域局NHK以外に存在しない)。 茨城千葉両県の報道少ないことが原因となり、地震直後計画停電対象エリア液状化現象被災地であるはずの茨城県潮来市千葉県浦安市津波被災地であるはずの茨城県東茨城郡大洗町千葉県旭市などが含まれる茨城県千葉県への支援物資輸送東北3県に比べ軽視されるなど、影響広範囲及んでいる。計画停電問題では、橋本昌茨城県知事当時)が政府及び東京電力抗議文を送る事態にまで発展している。

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