ライブストリーミング
ライブストリーミング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 08:49 UTC 版)
「YouTube」の記事における「ライブストリーミング」の解説
2011年4月に開始されたYouTubeのライブストリーミング機能。通称YouTube Live。 YouTubeは、2008年11月にYouTube Liveというリアルライブイベントや、U2によるコンサート、2010年2月の米国大統領バラク・オバマとの質疑応答セッションなど、サードパーティパートナーの技術に依存したライブストリーミングの初期実験を実施した。 2010年9月にYouTubeはGoogle独自技術のライブストリーミングテストを一部コンテンツパートナーと開始し2011年4月にライブストリーミングサービスの正式開始を発表。 2012年10月には、約800万人以上がFelix Baumgartnerの宇宙の端から飛ぶレッドブル・ストラトスをYouTubeのライブストリームで視聴した。 ライブストリーミング機能の利用については、2013年5月にはチャンネル登録者数1000人以上が条件だったが、同年8月には100人以上へと緩和され、12月には制限が撤廃された。また、2017年2月からはモバイルアプリに導入。こちらは当初、登録者数1万人以上が条件だった。同年後半には100人以上に緩和されたものの、2019年10月現在、1000人以上に引き上げられている。 システムとしては、通常のYouTubeにもある画質変換機能の他、コメントの代わりとしてチャットを備えている(後述のメンバーシップ限定で書き込み許可することも可能。「モデレーター」の権限を持ったユーザーがチャットメッセージの除外を行うこともできる)。チャットは、視聴者からのポップアウトを除いた上位チャットと、全ての書き込みを表示する通常のチャットの二段に分けている。このチャット欄にスーパーチャット(後述)を贈ることも可能。放送後は12時間以内の配信に関してはアーカイブとして、動画の形で残すことも可能(チャットコメントに関しては再現の可否の設定が可能)。なお、ライブストリーミング中における厳密な機能名は「チャット」とそれに入力する「メッセージ」なのだが、日本ではストリーミング配信をするユーザーもその視聴者も、まとめて画面に送る「コメント」として区別せず呼ぶことが多い 。あらかじめ配信を行うことを予告したページでは、視聴者側でリマインダー設定(配信開始の直前通知)が可能。また、最大4K 60fpsや、360度ビデオの配信が可能。 動画と同様に特定のURLを介した限定生放送も可能。メンバーシップの加入者を対象とした限定ライブ配信は不可(アーカイブ化した動画には対応する)。これについては、その後ベータ版として限定的に可能になった。 ライブ情報は、検索での絞り込み、ライブ専用チャンネルで現時点でのライブ放送や今後予定しているライブ放送を一覧としてまとめている。ゲーム配信に特化した「YouTube Gaming」にも同様のサービスを受けることができる。 なお、ライブストリーミングは、ユーザーが著作権侵害やガイドライン違反をした場合(警告がされた場合)は、制限されて使用ができなくなる。また、ドイツからは使用できない。
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