ホワイトスペース
「空白地帯」の意味。特に、電波の周波数帯域のうち、放送など特定の目的のために割り当てられているが、実際上は未使用になっている帯域を指す。
放送波は従来、各放送局に割り当てられ、混信を避けるために一定の周波数帯域を未使用にしてチャネル同士を隔てるなどして運用されてきた。ところが実際には、地域によって使用状況に差があり、特定地域では特定の周波数帯域が全く使用されていない、といった状況が生じている。
また、電波の干渉を避けるために周波数帯域に空白が設けられていたが、地上波テレビ放送のデジタル化や通信設備の高度化などによって、電波干渉も軽減されつつあり、有効利用が可能となっている。
総務省は2009年12月から、電波の有効利用を目的としてホワイトスペースの活用に関する検討会(新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム)を開き、その中でホワイトスペースの試験的活用および実証実験を行うための「ホワイトスペース特区」を決定した。
関連サイト:
新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム - 総務省
ホワイト‐スペース【white space】
読み方:ほわいとすぺーす
3 利用できるにもかかわらず、使われていない周波数の帯域。テレビやラジオなどが特定の地域でのみ放送されていて、他地域ではその帯域が空いている状態や、放送終了後の深夜に帯域が空く状態をいう。未利用周波数帯域。
[補説] 3は、テレビ放送波の干渉を避けるために設けられていたが、地上波テレビ放送のデジタル化によって電波干渉が軽減されることや、混信を回避するための技術が実用化されたことなどから、新たな利用可能域としてさまざまな活用法が期待されている。米国ではIT企業が主導し、無線ブロードバンドによるインターネット接続サービスに利用されている。日本では平成24年(2012)にエリア放送が開始された。
ホワイトスペース
ホワイトスペースとは、プログラム言語やHTMLのコードにおいて、ソースコードには空白や改行として表現されるが、最終的にブラウザなどで表示させた際には画面に反映されないような文字のことである。
多くの言語において、半角スペース・タブ文字・改行といった制御文字がホワイトスペースとして認識される。これらの文字が文字列中に1つ挿入されると、半角スペース1個として解釈されるが、これが2個以上続けて挿入されても、同じく半角スペース1個としてしか扱われない。
ホワイトスペースは、ソースコードの記述を整えるためのインデントなどに用いられる。ちなみに全角スペースはホワイトスペースではなく一個の全角文字として扱われるので、重ねれば重ねるほど空白が表示される。
文字コード: | バックスラッシュ 半角文字 ハンユニフィケーション ホワイトスペース ISO/IEC 10646 JIS第2水準漢字 JIS第3水準漢字 |
ホワイトスペース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/10/09 14:38 UTC 版)
ホワイトスペース
- コンピュータで用いられるスペース。
- Whitespace - プログラミング言語、インタプリタ。
- ホワイトスペース (電波) - 特定の地域や時間における空き周波数領域。
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