中国代表チーム 王虎衆(ワンフージョン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 08:20 UTC 版)
「メタルファイト ベイブレードの登場人物」の記事における「中国代表チーム 王虎衆(ワンフージョン)」の解説
王 大翔(ワン・ダーシァン) 声 - 羽多野渉 使用ベイブレード - ロックギラフR145WB、ロックギラフR145WD(4DxZEROG アルティメットトーナメント)(きりん座) アニメ第58話から登場。中国13億人の中から選び抜かれた最強の四天王・王虎衆のリーダー。一部が黄色の跳ね上がった黒い長髪が特徴。 真面目な性格で歴史の伝統を重んじ、チームをまとめ上げる器量を備えている。練習場である「ベイ林寺」に銀河たちが訪れた際には敵である彼らにも友好的に接する一方策士な一面も見せ、結果的には正宗に阻止されたものの言葉巧みに銀河をバトルに誘い、本戦前に手の内を探ろうとしていた。 中国で行われたビッグバンブレーダーズ1回戦最終試合で銀河と対戦し、自分と銀河では背負っている物が違うと豪語し後一歩の所まで追い詰めるが、全国のブレーダーの思いを背負った銀河のスターゲイザーによって敗北する。その後、次の会場へ向かう銀河たちの見送りに来て再戦を約束し、ギリシャの戦士の祭典で銀河たちがエクスカリバーに敗れた際にはメンバーと共に激励に訪れている。敗者復活戦を勝ち上がりワイルドカードを得てAブロック3回戦のエクスカリバーとの試合に臨むが、自分がシーザーと戦う前にチーユンたちが敗北して出場機会を失う。銀河との再戦の約束を果たすことはできなかったが、チーユンを責めることはせずに彼を労う。 決勝戦前日にはメンバーと共にアメリカまで赴き、共に戦った友である銀河たちを助け世界を制する夢を果たすためにガンガンギャラクシーの追加メンバーを買って出るが、規約違反のために断念する。大会終了後に銀河たちと共にハデスシティに乗り込んだ際、立ち塞がったシーザーに戦いを挑んで勝利する。 『4D』では銀河たちがレジェンドブレーダーを探すために中国を訪れた際に、ベイ林寺を襲ったヨハネスとバトルし追い詰めるが試合を放棄される。タッグトーナメント「登竜門」ではチーユンと組んで出場し、準決勝まで勝ち上がるが銀河とユウキに敗北する。(漫画版) 最年少にして王虎衆のリーダーにのぼりつめた非情のブレーダーで、敗北は決して許さない容赦のない性格。ビッグバンブレーダーズ1回戦勝ち抜きバトルの第1試合で敗北したチーユンに対して中国13億人の誇りを傷付けたと叩いて制裁して切り捨てようとした。第2試合では正宗の必殺転技を破り勝利するが最終試合で銀河に敗北し、その戦いを通じて失敗で強くなれるということを学び考えを改めチーユンに詫び、間違いに気付かせてくれた銀河たちに感謝の意を示す。その後は銀河の良きライバルとなり決勝戦前にはパーティーに参加して銀河たちを祝福する。その最中に現れシーザーを倒したダミアンをキョウヤたちと共に倒そうとするが敵わず心を吸収され倒れる。決勝戦では魂の状態で銀河に力を貸し、試合後に改心したダミアンが心を開放したことで目を覚ます。アルティメットブレーダーズでは3回戦第8試合でティティに敗北する。 デザインのイメージは歌舞伎の連獅子。 彼の使用するロックギラフは星座とは異なり中国の伝説上の生物・麒麟をモチーフにしている。トラックはラバー製になっていて、攻撃されたときに形をゆがめて受け止めることで相手の攻撃の衝撃を吸収し、そのままはね返すことができる。 必殺転技は「麒麟昇天」、「剛腕一閃」、「剛腕連撃」、「疾風怒涛」、「爆砕撃破」、「堅固鉄壁」、「流麗走舞」、「絶対柔激」(漫画版)。チーユンとの合体必殺転技は「天覇撃滅掌」。 『頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ』でのフェイス技は「剛腕連撃」、「疾風怒涛」、必殺転技は「ストーンクラッシュ」。 李 赤雲(リー・チーユン) 声 - 斎賀みつき 使用ベイブレード - サーマルラチェルタWA130HF(とかげ座) アニメ第53話から登場。王虎衆の副将を務める小さな少年で、ベイ林寺の厳しい特訓で育んだ中国拳法の型に基づいた攻撃を得意とする。帽子をかぶっており、髪型は紫色の三つ編みだが幼少は坊主頭だった。冷静な性格だが試合では熱くなることもある。戦いに勝つためには努力を怠らないが、時折自信過剰な面を見せ、それが思わぬ災いとなり不利な状況に追い込まれることもある。一人称は「チーユン」。 かつて地元では負け知らずのブレーダーだったがベイ林寺では落ちこぼれであり、寺から立ち去ろうとした所をダーシァンと出会い、それを機に強さを手に入れ、以降はダーシァンを慕い彼の夢は自分の夢としている。 日本に偵察のために訪れ、世界大会の前哨戦としてメイメイと共に銀河と正宗に戦いを挑み抜群のコンビネーションで追い詰める。ビッグバンブレーダーズ1回戦第1試合でのチャウシンのバトルを見て彼が本気を出せば自分すら危ういことに気付き、チャウシンに負けないことを証明しようとする。そして第2試合の翼との対戦では、わざと執拗に挑発を繰り返して翼に本気を出させようとし、その結果、暗黒の力を暴走させた翼に追い込まれるが、最終的に翼の自滅によって辛うじて勝利する。結果には納得していないようで試合後も自分に修行を課す。その後敗者復活戦を勝ち上がりAブロック3回戦のエクスカリバーとの試合に出場したが、第2試合でゲオルグの圧倒的なパワーに敗北する。 97話にてダーシァンをハデスシティに行かせ、チャウシンとメイメイと共に足止めしていたエンソたちを退ける。 『4D』では銀河たちが再び中国を訪れた際に素人同然のユウキをレジェンドブレーダーと認めようとしなかったが、ダーシァンと組んで出場した登竜門の準決勝で銀河とユウキに敗北した後は多少認めるようになる。 続編の『ZEROG』では、帽子を取った姿が描かれており、作者によると頭が落ち着かず、頭に何か乗せると少し安心するという。(漫画版) ビッグバンブレーダーズ1回戦の勝ち抜きバトルで一番手として正宗と戦いラチェルタの放つカマイタチ攻撃で彼を苦しめるが、銀河たちの機転により技を見切られ敗北する。ダーシァンを恐れていて「さま」を付けて呼ぶ。敗北直後にダーシァンに見捨てられ絶望するが、銀河から失敗でもっと強くなれることを教わり、銀河に敗北して考えを改め謝罪するダーシァンを笑顔で許す。アルティメットブレーダーズでは3回戦第5試合で正宗に敗北する。 デザインのイメージは『霊幻道士』などの中国系や『ヴァンパイア セイヴァー』のキャラクター。 彼の使用するサーマルラチェルタはバランスタイプだが、トラックのウイングが攻撃力を高めている。漫画版では青竜刀のような形をしたウイングトラックを高速回転することで真空の刃を作り出し、見えないカマイタチで攻撃することができる。 必殺転技は「堅固鉄壁」、「円舞雷刀」、「穿橋一撃」、「疾風連撃」、「旋風烈脚斬」、「蜥蜴百烈斬」(漫画版)。メイメイとのフォーメーション技は「天地一陣」、「泰山二陣」。ダーシァンとの合体必殺転技は「天覇撃滅掌」。 『頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ』でのフェイス技は「旋風烈脚斬」、「穿橋一撃」、必殺転技は「ファイアボール」。 チャウシン 声 - 高橋広樹 使用ベイブレード - ビルゴED145ES & ポイズンビルゴED145ES(おとめ座) アニメオリジナルキャラクターで第59話から登場。王虎衆の切り込み隊長。茶色のショートヘアーと泣きボクロが特徴。ベイバトルをファッションの一環だという考えから、王虎衆のメンバーでありながら一度も合同練習に参加せず、ベイバトルで本気を出すのはカッコ悪いと公言している。チーユンからも「チャラい」と言われて嫌われているが、それでも本気を出さずにメイメイを倒すほどの実力を持つ。プレイボーイの美形で、地元の女性たちからアイドル並に人気が高い。太極拳の動きをベイバトルに取り入れていて、相手の攻撃を受け流しダメージを受けさせない戦いをする。 ビッグバンブレーダーズ開催前の野試合で一度は正宗を下すが、試合を見ていたダーシァンに「運が良かっただけだ」と突き放され、1回戦第1試合で力の使い方を覚えた正宗に敗北する。正宗の試合を通じて考えを変えたようで、その後は銀河に敗れてショックを受けるダーシァンを自分なりに励ましたり、練習を行うようになる。後にワイルドカードを得てAブロック3回戦第1試合でのメイメイとのタッグバトルでユーロチームのウェルズとソフィを相手に戦い、絶妙なコンビネーションで2人を追い詰めるが最終的にグランデゥカリオンによって敗れる。 97話にて自ら体を張りダーシァンをハデスシティに行かせ、ハデスインクと戦う。 登竜門ではメイメイと組んで出場するが、1回戦で銀河とユウキに敗北する。 女性の扱いにも長けているようで、ギリシャで銀河たちと再会した際には怒り心頭のまどかをなだめたこともある。メイメイの間違った日本語にツッコミを入れることが多い。 アニメの中では4層の初期型ベイを扱う数少ないブレーダー。4層ベイは練習用で、大会やゲーム版ではカスタマイズしたハイブリッドウィールのベイを使用する。 彼の使用するビルゴは変形ウィールによって相手の攻撃を受け流すビルゴ本来の特性に加え、太極拳の動きでビルゴそのものを円運動させ相手のパワーをいなすことができる。 必殺転技は「猛女閃光」、「金剛双手」、「烈華百撃」、「旋風青竜斬」、「左右倒巻肱」、「ボルカニックバッシュ」(頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ)。 メイメイ 声 - 中原麻衣 使用ベイブレード - アクアリオ105F/ストームアクアリオ105F(超絶転生!バルカンホルセウス)/クレイアクアリオ105F(頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ)(みずがめ座) アニメオリジナルキャラクターで第54話から登場。王虎衆の控え選手でチャイナ服と団子頭が特徴の少女ブレーダー。明るい性格だが片言の日本語を使い、銀河に挑戦状を渡そうとする際に招待状と言って銀河たちを勘違いさせるなど、抜けている一面もある。また他にも間違った日本語を使うことが多い。一人称は「メイメイ」。 ビッグバンブレーダーズ開催前に、日本でチーユンと共に銀河と正宗を相手にタッグバトルを挑むが敗北する。 後にワイルドカードでのAブロック3回戦第1試合でのチャウシンとのタッグバトルで、初めて大会への出場機会を得る。ユーロチームのウェルズとソフィを相手に戦い、絶妙なコンビネーションで2人を追い詰めるが、最終的にグランデゥカリオンにより敗北する。 97話にてダーシァンをハデスシティに行かせ、ハデスインクと戦う。 登竜門ではチャウシンと組んで出場するが、1回戦で銀河とユウキに敗北する。(漫画版) 読み切り編『ソウルバースト』に登場。バトル終了後の銀河に声をかけている。 チャウシン同様4層型のベイを扱う数少ないブレーダー。ゲームでは初期型ベイが登場しないので、作品ごとに異なるゲームオリジナルのハイブリッドウィールのベイを使用する。 必殺転技は「猛虎円舞」、「鳳凰飛翔」、「闘蛇一閃」、「中国四千年のビッグウェーブ」、「ドリルクラッシュ」(頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ)。チーユンとのフォーメーション技は「天地一陣」、「泰山二陣」。
※この「中国代表チーム 王虎衆(ワンフージョン)」の解説は、「メタルファイト ベイブレードの登場人物」の解説の一部です。
「中国代表チーム 王虎衆(ワンフージョン)」を含む「メタルファイト ベイブレードの登場人物」の記事については、「メタルファイト ベイブレードの登場人物」の概要を参照ください。
- 中国代表チーム 王虎衆のページへのリンク