レスキューファイアーと関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 23:26 UTC 版)
「トミカヒーロー レスキューファイアー」の記事における「レスキューファイアーと関係者」の解説
レスキューファイアーとは、レスキューフォースの技術を元に世界消防庁が結成した消防・救急活動に特化したレスキューチームである。着装ブースを使わずにどこでも着装が可能、ファイナルレスキューを上官からの許可無しで使用できる、ビークルは小型の方が先に出場し火炎魔人が巨大化した際に大・中型ビークルを出場させる、小型ビークル発射機能をファイナルレスキューに活用するなどといった、技術や権限がレスキューフォースからさらに発展されている。メインテーマは前作の超災害の鎮圧に対し、本作品では超火災の鎮火に変更されている。 炎 タツヤ(ほむら タツヤ) / ファイアー1 / ファイアー1X 本作品の主人公。19歳。血液型はB型。一人称は「俺」。レスキューファイアーに配属された最年少の新米隊員で、レスキューファイアーのリーダー。普段から笑顔を絶やさない明るい性格。6歳の頃のクリスマスに消防士だった両親を火災で失い、ひまわり学園という孤児院に引き取られて育ったという過去を持つ。大河によればひまわり学園に引き取られる前の2年間は親戚の家で過ごしていたが、相当辛い目に遭っていたとのこと。また、ユウマがタツヤ本人からその間は一度も笑ったことが無いと聞かされた。 明朗快活な性格で熱い魂を持った青年でやる気は十分だが、入隊したばかりの頃は隊員の資質としては未熟で、先走りしてしまうことからやる気が空回りしてしまうこともあり、大河やリツカからよく叱られていた。その結果、第24話で超火災がない場所でしかも、避難途中の人間がいるにも関わらずに三幹部に対してファイナルレスキューを使おうとしたことで、大河から「レスキューファイアーとして大切な物を見失っている」と指摘された。本人は、「ジャカエンをぶっ潰すことに決まっている」と考えていたが、結果的にパワーアップしたウカエンに敗北し、強くなりたいと焦りを募らせる。その後、零次から薪割りの訓練で、彼から心に邪念があると指摘されるが、ひまわり学園の面々との触れ合いで、自分を取り戻す。ファイアー1Xになって以降は、直々に訓練を受け失敗するようなことは少なくなり、他のメンバーのサポート的な役割も担うようになった。 通勤はバイクで行っている。スーツカラーはオレンジ色。解散後は、世界の平和を守るため、Qスケと共に世界を旅している。 Qスケ タツヤのレスキューメガホーンから変形するロボット。タツヤの相棒であり、お目付け役を務める。生意気で調子のいい性格だが、時折大胆な面も見せる。世界消防庁のスーパーコンピュータにアクセスすることやガイアレオンやエクスドラゴンなどのAIを搭載したマシンとのある程度の意志の疎通が出来る。フェミニストでリツカやタマちゃんと仲が良く、特にプライベートではタマちゃんに抱かれていることが多い。 正式名称はレスキューメガホーン型新人育成ロボ「TF-Q」だが、長いということでタツヤに愛称が付けられ、本人も最初は拒んでいたがタマちゃんに可愛いと言われて気に入っている。記録された大河の声を利用して声マネもできる。また、独断でファイナルレスキューの発動を拒否することができる。 恵 ユウマ(めぐみ ユウマ) / ファイアー2 21歳。血液型はO型。一人称は「自分」。優しく力自慢の隊員でタツヤのよき理解者だが、食べ物の好みが全く合っていなかった。戦闘時やビークルを操縦しているときには豪快な面が露になる。江戸時代から続く代々火消しを生業としている家系に生まれ、父親のタツゴロウはとび職の棟梁で、自身もかつてはとび職人だった。実家は母親のヨシエがもんじゃ焼き屋も経営しているが、ユウマ自身はお好み焼きも好物である。 スーツカラーはシルバー。解散後はタマちゃんと結婚し、救急救命士となった。 雪 リツカ(ゆき リツカ) / ファイアー3 19歳。血液型はA型。一人称は「私」。レスキューファイアーの紅一点。文武両道に優れたクールで真面目で男勝りな性格と、任務遂行の完璧さから「クールビューティ」「ミス・パーフェクト」の異名を持つ反面、動物が大好きでその際は笑顔になってしまうためそのことを当初はメンバーに黙っていた。自分にも他人にも厳しく規律を守らないもの、未熟なものには容赦がない。当初は未熟で空回りしがちなタツヤとは衝突しがちだったが、後にお互いを認め合うようになり、食堂などでタツヤやタマちゃんたちと一緒にいることも多くなった。しかしツバサに対しては「表面上はタツヤを認めていない」と発言している。 父親は優秀な消防士だったが、超災害の現場で多くの人命を救ったのと引き換えに殉職している。なお前作での女性隊員は場所に応じてスカートとショートパンツを使い分けていたが、本作品ではショートパンツの上にスカートを着用している。スーツカラーはグリーン。解散後はレスキュー訓練センターの教官となり、新人隊員を育成。厳しい指導ながらも隊員からの評判は上々であった。 葵 ツバサ(あおい ツバサ) / ファイアー4 21歳。血液型はAB型。遅れて合流したスカイチームの一人。一人称は「俺」。冷静沈着で自他共に認める高い実力を持つが、高慢で自己顕示欲が強く単独行動に走りやすいが、子供には優しく情に厚い面もある。かなりの秀才であるが、アメリカの大学に通っていた頃はクラスメイトのリツカに全く歯が立たなかったらしい。そのため彼女を一方的にライバル視し、リツカを超えるためにレスキューファイアーに入隊するが、彼女に好意を寄せている節があり妄想癖も見られる。 当初はタツヤがファイアー1であることを不服に思っていたが次第に彼を認めるようになり、第45話では「タツヤ、お前それでもファイアー1か?」と叱咤した。「10年早いんだよ!」が口癖。 スーツカラーはブラック。解散後は世界消防庁の広報担当となり職員募集のコマーシャルに出演、世界消防庁の知名度アップに貢献している模様。 航 ジュン(わたり ジュン) / ファイアー5 20歳。血液型はA型。スカイチームの一人で、ツバサの弟分的存在。一人称は「僕」。頭脳明晰だが、行動が短絡的という欠点がある。童顔であることに強い劣等感を持っている。当初はツバサ同様タツヤのことを軽視していたが、次第に打ち解けていき年下だが「センパイ」と呼んで慕うようになる。隊員の中で唯一眼鏡をかけている。これは視力低下ではなく、大人っぽく見せるためであり、レスキューファイアーが解散してからは外している。写真撮影が趣味らしく、時々デジカメでビークルなど、さまざまな物の写真を撮っている。学生の頃、アメリカで留学中にレスキューダイバーの姿を目の当たりにしたことから、レスキューファイアーに入隊を志願した。 アメリカに留学していた経験(@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}もしくは、演じる水野がアメリカ出身であること[独自研究?])もあり、オーストラリアに出場中のシーンにて英語を喋るシーンがあった。父親であるユキオは大企業航ホールディングスの経営者で、英才教育を幼いころから受けていたが、本人はユキオの跡を継ぐことは拒んでいる。 スーツカラーはライトブルー。解散後は新設された東京消防庁ヘリコプター部隊に配属され部隊長に就任。 大河 リク(たいが リク) 25歳。血液型はO型。レスキューファイアーの隊長。3人兄弟の真ん中っ子である。一人称は「私」もしくは「俺」。ファイアースーツの開発テスト装着員として1から5の全スーツの着装をした過酷な試験や事故により現在は着装出来ない身体になっているため、普段は司令室で指揮を執っていることが多い。それでも武道ではリツカたちやジャカストやジョウカエンの力で火炎魔人化したサカエンを軽く翻弄する程の強さを誇る。タツヤを初めとした隊員を叱り付けることもあり、その際の口癖は「バカモン!」がお約束。任務や過失には厳しいが、人々の安全と共に、隊員たちの身の上も決してないがしろにすることは無い優しさや、隊員たちを食事に誘う気さくな一面も持ち合わせる。超火災鎮圧後の決め台詞は「ミッション・クリア!」。隊長服のデザインは黒字にゴールドのラインが入ったものとなっている。解散後は消防教習所の教官となった。
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