ブエルタ・ア・エスパーニャとは? わかりやすく解説

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ブエルタ‐ア‐エスパーニャ【(スペイン)Vuelta a España】

読み方:ぶえるたあえすぱーにゃ

自転車ロードレース一つ毎年9月に約3週間わたってスペイン全土行われる1935年から開催。ツールドフランス・ジロデイタリアとともにグランツール呼ばれる


ブエルタ・ア・エスパーニャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/17 06:08 UTC 版)

ブエルタ・ア・エスパーニャスペイン語: Vuelta a España, 正式には La Vuelta Ciclista a España)とは毎年9月にスペインを舞台にして行われる自転車プロロードレースである。1935年から開催されている。主催はイベント会社のウニプブリク(Unipublic)。ツール・ド・フランスジロ・デ・イタリアとあわせてグランツール(仏: Grands Tours)と呼ばれる。


  1. ^ a b c 2005年大会においては当初総合優勝がロベルト・エラス、総合2位と複合賞がデニス・メンショフであったが、その後ドーピング検査でエラスにEPO陽性が発覚したためエラスは失格、メンショフが総合優勝に繰り上がった。しかし、2012年12月21日、スペイン最高裁判所は、ドーピング検査の手続きに不適切があった、というエラスの訴えを認め、2005年のブエルタ優勝の剥奪処分を取り消し、再びエラスを優勝とする判決を下している。(検査手順不備によりエラスの処分が撤回 2005年ブエルタ総合優勝のタイトルが戻る - シクロワイアード2012年12月22日付。)これに基づけばエラスの総合優勝回数は4回となり、単独最多総合勝者となる。
  2. ^ ちなみに自転車競技関連の雑誌などで「ヴエルタ」「ヴェルタ」という表記も見受けられるがスペイン語vの発音は[v]ではなく[b]なので、あまり適切な表記であるとは言えない。
  3. ^ ツール・ド・フランスにあやかって、フランス語風に「ツール・ド・スペイン」という形で呼ばれたこともある(もっともフランス語の正しい表記は「トゥール・デスパーニュ(Tour d'Espagne)」であり、フランス語風の言い方は誤り)
  4. ^ 古い歴史を有しているツール・ド・フランスジロ・デ・イタリアの2つのレースのことを今でも特に「ダブル・ツール」と呼ぶケースがあるが、それにはこうした背景もある。
  5. ^ 2001年の1位ホセ・マリア・ヒメネス(クライマー)対2位エリック・ツァベル(スプリンター)のポイント差は4ポイント。2007年の1位ダニエーレ・ベンナーティ(スプリンター)と2位デニス・メンショフ(オールラウンダー)のポイント差は13で、両方ともわずかな順位変動で逆転するレベル。
  6. ^ 後にドーピング疑惑により2005年のエラスの総合優勝は剥奪され、総合2位だったデニス・メンショフが繰り上がり優勝となったが、2012年12月のスペイン最高裁の判決で再度裁定が覆り、エラスの2005年の総合優勝が認められた。
  7. ^ a b clasificaciones - 2016年の公式サイト
  8. ^ ヤングライダー賞新登場 ブエルタを彩る緑色、青水玉、白色の3賞ジャージ - cyclowired.jp
  9. ^ ブエルタ・ア・エスパーニャ2021注目選手 グランツールを締めくくるブエルタが本日開幕 各賞ジャージの注目選手をピックアップ cyclowired
  10. ^ 「ルナレス」はスペイン語で「月」の他に「水玉」の意味もある
  11. ^ フアン・ホセ・コーボの総合優勝はドーピング確定により取り消され、総合2位だったフルームの繰り上げ優勝となった。コボのアンチ・ドーピング違反処分が確定し、ブエルタ・ア・エスパーニャ2011はフルームが繰り上げ総合優勝 - cyclesports.jp 2019.07.18
  12. ^ アパート屋上に大麻栽培場、TVのレース撮影で発覚”. AFP (2019年9月5日). 2019年9月7日閲覧。


「ブエルタ・ア・エスパーニャ」の続きの解説一覧

ブエルタ・ア・エスパーニャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 21:01 UTC 版)

グランツール」の記事における「ブエルタ・ア・エスパーニャ」の解説

山がちなスペイン地形上、しばしば厳し勾配激坂登場する2008年には最大23.6%、1km平均でも20%オーバーというステージもあった)。それに加えTTが短い(15km台のTT設定された年もある)、山岳山頂ゴールステージそのものが多い(2013年には全21ステージ半数以上にあたる11ステージ山頂ゴール設定された)、平坦ステージでも150km台と短いステージ多く大逃げ決まりにくいなどあり、ジロ・デ・イタリア以上に山を登れるクライマー系に近いライダー総合上位へ来やすい。年によってはTTライバル先着許したにも関わらず総合順位では上位に来るというライダー少なくない。 かつて春期開催だった頃はジロ・デ・イタリア開催期間が近い、ないし重なってしまうという日程的な問題があり有力なオールラウンダークライマージロ・デ・イタリアその後ツール・ド・フランスに回ることも少なくなかった一方有力スプリンターなかにはブエルタ・ア・エスパーニャを選択する選手もおりスプリンタータイプの選手総合優勝を果たすこともあった。 今のように秋口開催になってからは9月末に行われる世界選手権へ調整レース割り切り最初から2週目途中まで走りきり計画的なリタイア決行する選手も多いため、最終日にはプロトン150程度減っている事も珍しくない

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ブエルタ・ア・エスパーニャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/01 05:51 UTC 版)

ライダー・ヘシェダル」の記事における「ブエルタ・ア・エスパーニャ」の解説

第7ステージ 2位 2014年不運な事が続き目立った戦績がなく、既に今大会で総合争いから脱落していた。逃げ集団入ったヘシェダルは最終局面でデマルキとの2人勝負になりステージ優勝はほぼ確実視されていた。しかし、ヘシェダルはゴール直前カーブ落車彼のサーヴェロRcaテレビ局バイクにひかれて復帰不能となってしまった。デマルキは徐行してしばらく待っていたが、ヘシェダルが復帰不能判断してレース戻り、このステージ優勝した。ヘシェダルはその後チームカーからの代車乗り換えて2位入ったが、この時のRca動き怪しさからモーター・ドーピング (バイクモーター取り付ける事) 疑惑浮上した第14ステージ 優勝 モーター・ドーピング疑惑盛んに報じられていたヘシェダルは、この日も逃げ集団入って積極的に集団を牽いていたため体力を相当消耗していると思われた。比較大人数逃げ集団は、最大勾配28%にもなるゴール前の山地帯に入ると分裂した。ここでアタックをかけたヘシェダルに対してそれまであまり逃げ集団を牽かなかったオリヴァー・ツァウグ反応カウンターアタックをして独走し一時ヘシェダルとの差を10秒まで広げた。しかしヘシェダルは安定した走りでツァウグをかわして見事に優勝果たし、モーター・ドーピング疑惑払拭してみせた。グランツールでは2度目ステージ優勝である。

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ブエルタ・ア・エスパーニャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/09 16:01 UTC 版)

アングリル」の記事における「ブエルタ・ア・エスパーニャ」の解説

グランツールとも称される自転車競技ロードレースのブエルタ・ア・エスパーニャでは、1999年最初にコース組み入れられた。2017年までに7回ゴール地点として使用されている。 歴代首位通過年首通過国籍1999 ホセ・マリア・ヒメネス スペイン 2000 ジルベルト・シモーニ イタリア 2002 ロベルト・エラス スペイン 2008 アルベルト・コンタドール スペイン 2011 フアン・ホセ・コーボ スペイン 2013 ケニー・エリソンド フランス 2017 アルベルト・コンタドール スペイン

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