ノアの一族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 13:57 UTC 版)
「D.Gray-manの登場人物」の記事における「ノアの一族」の解説
千年伯爵(せんねんはくしゃく / The Millenium Earl) 声 - 滝口順平 / 青山穣 第1使徒「千年伯爵」 7000年以上前から存在する、世界終焉を目論む怪人物。国籍、年齢等の詳細は不明。「機械」「魂」「悲劇」を材料にAKUMAを作り出す魔導士でノアの方舟の奏者。かなりの肥満体型だが、本人はポッチャリ程度としか認識していない。顎と口が非常に細長いかつ大きく、鋭い歯がむき出しになっており、劇中で口を閉じた描写は全くない。一人称は「我輩」。ノアの一族などからは主に「千年公」、「主」等の様々な愛称で呼ばれており、身内には優しいが、怒ると恐ろしい形相になる。自らを裏切った14番目は憎んでいると思いきや、「14番目のそばにいたい」や14番目殺害を思い出し涙を流すなどの謎の行動もみられる。言葉の最後が片仮名になることと、語尾にハートがつくことが特徴。毎回異なるデザインのシルクハットをかぶって登場する。好物はワニ。アレンの「退魔の剣」と色違いの剣を持っていて、戦闘力は強大。江戸の町を一瞬で真っ平らに消滅させるほどの力を持つ。 ロード・キャメロット(Road Kamelot) 声 - 清水愛 / 近藤唯 第9使徒「夢(ロード)」を司るノア。国籍、年齢共に不明。一人称は「僕」。ボーイッシュな少女の容姿をしているが35年前に転生している一族の長子で、同時に奏者の資格も持つ。性格は無邪気で残酷、命を奪う事に躊躇が無く、人間を毛嫌いしている。その反面、アレンに対してはキスをするほど気に入っている様子である。また一族のことは大切に思っているようで、ティキのノアがアレンに破壊された際には怒りの表情を見せた。普段はシェリルの養女として生活しており、貴族として舞踏会に参加したり、人間の学校にも通うなど、ノアと人間の生活を両立させている。 好きなものはお菓子、レロ、伯爵、アレン。嫌いなものは人間。趣味はAKUMAいじめ、いたずら。 自らの夢世界と現実を繋げる能力を持ち、方舟の機能をダウンロードする役目を任されていた。ノアの中で唯一方舟を使わない移動が可能であり、自身の「夢」の世界に相手を連れ込むことで、相手の精神を破壊する攻撃を得意としている。先の鋭利な蝋燭を自由自在に操っての物理攻撃なども可能。「現実」の世界の彼女の肉体を攻撃しても意味が無く、アレンの「神ノ道化」も通用しない。 ティキ・ミック(Tyki Mikk) 声 - 森川智之 / 西田雅一 第3使徒「快楽(ジョイド)」を司るノア。ポルトガル人。推定26歳。黒髪の癖毛で容姿端麗のタレ目、左目の下に泣きぼくろがある。好きなものはイーズ達と食べる食事、鯉。嫌いなものは勉強(本人曰く学が無い)。趣味は二重生活。人間時は浮浪児仲間と生活しているが、ノアの時は一国の大臣であるシェリル・キャメロットの弟として舞踏会などに参加、また伯爵に暗殺などの仕事を任されている。 性格は極めて飄々としていて、基本的にノリは軽い。ノアでありながら人間臭い部分が多々見受けられ、またロードとは対照的に人間を好いている。二重人格的に『白(人間)』と『黒(ノア)』の顔を使い分ける事を楽しんでおり、『黒(ノア)』の時は殺人に快楽さえ覚えていた。その反面、気を抜くと人間に戻れなくなってしまう事を恐れている。 能力は「万物の選択」。自身が触れたい物(イノセンスを除く)を自由に「選べる」権利を持つ。これを利用して空中を歩行したり、周りの大気を「拒絶」し真空状態を造り出すことも可能である。外傷を負わせずに心臓だけを抜き取って殺害する方法を好む(デイシャ・バリーを含む数名のエクソシスト、またケビン・イエーガー元帥の死因はこれ)。「選択」の能力の以外にも蝶型食人ゴーレム・ティーズを武器として使う。 スキン・ボリック(Skinn Bolic) 声 - 三宅健太 第8使徒「怒(ラースラ)」を司るノア。アメリカ人。29歳没。一人称は「己」。 能力は「神の怒り」。直接攻撃的な能力で、体には何百万ボルトの高エネルギーが満ちており、傷つけられるほど傷つけた相手にそのエネルギーを流し込み攻撃する。また相手の内部を鎖で繋ぎ、内部からも攻撃が可能である。 寡黙な雰囲気を持つが、どこか情緒不安定の気がある。「怒り」はノアのメモリーの中で強烈なものであるために怒りによって我を忘れてしまう事が多く、最もイノセンスを憎んでいる。また甘いものが好物で、食事が甘くなかったというだけの理由で激昂することがある。 ジャスデビ(Jasdevi) 第10・11使徒「絆(ボンドム)」を司る二人で一つの双子のノア。アメリカ人。17歳→18歳。闇市で購入した玩具と思われる銃を武器にしている。 一人称は「僕ら」。伯爵の命でクロスを追っているが、常に逃げられるだけでなく100ギニー(日本円で約200万円)の借金をツケられてしまうなど、酷い目に遭わされている。そのためクロスには個人的な恨みも抱いている(単行本11巻の表紙の中を見た所、借金は自分たちで返済していく様子)。 能力は「実現」。二人が同時同一の想像をした時、その想像を現実に実現する事が出来る。二人での戦闘時は能力で特殊な力を持つ銃の弾丸を創造・発射して戦う。また、一体化してジャスデビになると身体能力が強化される(最強の肉体を実現することにより一体化する事が出来る)。「子供」と呼ばれる事がコンプレックスなのか、子供扱いされる事が嫌い。デビット(Devit) 声 - 斎賀みつき / 米内佑希 黒髪のノア。一人称は「オレ」。気性が荒く、短気な性格をしていて、自分の獲物に異常に執着するタイプ。口が悪い。 趣味はブレイクダンス。好物は卵のちぎれていないオムライス。嫌いなものはしいたけ。起床後すぐにやることはジャスデロのかつら選び。 ジャスデロ(Jasdero) 声 - 森久保祥太郎 長い金髪のノア。一人称は「デロ」、「僕」。デビットに比べ、呑気で穏やかな性格をしている。頬から口にかけて糸が縫ってあり(第187夜での再登場時には、糸は外れていてメイクが大人しくなっていた)、頭のアンテナらしきものは実は電灯である。 好物は激辛カレー。嫌いなものは甘いお菓子。 ルル=ベル(Lulu Bell) 声 - 小笠原亜里沙 フランス人。推定23歳。身長166cm、体重55kg。2月22日生まれ。魚座。AB型。 第12使徒「色(ラストル)」を司る女性のノア。一人称は「私」。容姿端麗でパンツスーツを着用し、前髪を切りそろえ、うなじの辺りで後ろの髪を結んでいる。人間の時は金髪でサングラスを掛けており、常に目を閉じている(稀に開くこともある)。性格は冷静沈着でほとんど感情を表に出さず、千年伯爵に忠実。かつポーカーフェイス。伯爵のことを「主人(あるじ)」と呼ぶ。 能力は「万物への変身」。人や生物に化けることができる。また手を鞭のような形状にしたり、全身を液体状にしたりする事も可能である。 アニメ版では、原作に登場するよりも以前に現れ、クロス部隊の妨害をする。表には出さないが部下のAKUMA・ミミ(声 - 榎本温子)の事を大切に思っている等、心優しい面を持つ シェリル・キャメロット(Sheril Kamelot) 声 - 飛田展男(第2作) 第4使徒「欲(デザイアス)」を司るノア。人の世界ではロードの養父でティキの兄。長い黒髪でややつり目であり、服装は常に正装。一人称は「僕」(大臣の時は「私」)。 ある国の外務大臣を務めている。策略により戦争を起こさせ、AKUMAが誕生しやすい環境を作り出すことが目的である。 ロードを溺愛しており、病弱な妻がいる。美しいものを好む癖がある。自称ドS。 アニメ版第1作では台詞を語る事は無かったが、最終話でわずかに登場している。 ワイズリー・キャメロット(Wisely Kamelot) 声 - 保志総一朗(第2作) 第5使徒「智(ワイズリー)」を司るノア。イギリス人。17歳。人間としての本名は現時点では不明。古風な喋り方であり、一人称は「ワタシ」、二人称は「おぬし」。 聖痕の部分に3つの眼(魔眼)があり、相手の心を読むことが出来る能力を持つ(正確には相手の脳を覗く能力)。心を読む際はその人物の額にも自分と同じ魔眼の模様が浮かぶが、これがダメージを受けると自身もダメージを受ける。魔眼は、通常の目と同じ方向に瞳が動いている描写がある。転生後は千年伯爵の計らいでシェリルの養子になったらしい。 35年前に「14番目」に殺害されたショックで、次に転生するまでかなりのタイムラグが生じ、現代では最後に発見された。かなり大雑派な性格。 フィードラ(Fiedla) 第6使徒「蝕(フィードラ)」を司るノア。エジプト人。22歳。人間としての本名は現時点では不明。語尾に「〜ぶー」と付ける。性格はマイペースで、絵日記を描くことが趣味。 「寄生蟲(ポワズ)」と呼ばれる寄生虫や口を通じて、様々な病原体を相手に感染させ、苦しめる能力を持つ。また、寄生蟲を通じて通信や監視も可能。 マーシーマ(Maushyma) スペイン人。29歳。第7使徒「恤(マーシーマ)」を司るノア。人間としての本名は現時点では不明。 トライド(Toraido) インド人。18歳。第2使徒「裁(トライド)」を司るノア。人間としての本名は現時点では不明。 マイトラ(Maitora) 国籍、年齢共に不明。第13使徒「能(マイトラ)」を司るノア。人間としての本名は現時点では不明。全身奇抜な服を纏っており、方舟や伯爵の魂から生成される魔導式ボディの開発など、技術面を担っている。
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