かいげんとは? わかりやすく解説

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改元

読み方:かいげん

改元とは、改元の意味

改元とは、元号改めることである。それまで使用してきた元号廃し新たな号を冠して元年から始めることである。今日では、元号を公式に用いている国は日本のみであり、改元も日本のみで存続している習わしとなっている。

改元は、多く場合君主交替伴って行われる現代日本では皇位継承付随する形でのみ改元される。天皇君主一代につき元号をひとつのみ定めることを「一世一元」という。日本では明治以降一世一元原則化された。かつては君主交替同じ君主治世において改元が行われることもあった。吉事瑞祥)を記念する改元や凶事の後に縁起直しの意味行われる改元などが行われた例がある。

平成から令和への改元

明治一世一元確立して以降大正・昭和平成への改元はいずれ天皇崩御に伴う形で行われてきた。平成から令和への改元については、天皇陛下御意向受けて2019年退位譲位執り行われ崩御伴わない形で改元が行われることになった天皇崩御によらない改元はおよそ200年ぶりの事となる。

改元の日一覧(明治以降)


かい‐げん【戒厳】

読み方:かいげん

戦時またはこれに準じる非常事態の際、立法・行政・司法事務全部または一部軍隊の手ゆだねること。

厳重に警戒すること。厳戒


かいげん【戒賢】

読み方:かいげん

《(梵)Śīlabhadra》6世紀末のインドマガダ国ナーランダー寺の僧。玄奘(げんじょう)の師。


かい‐げん【改元】

読み方:かいげん

[名](スル)年号元号)を改めること。改号。「昭和を—して平成となった」→年号

[補説] 行われる理由により、代始(だいはじめ)改元(天皇代替わりに行う)、祥瑞(しょうずい)改元(珍しい自然現象天意とみて行う)、災異改元(災害などに際して行う)、革命改元(讖緯(しんい)説に基づき辛酉(しんゆう)・甲子(かっし)の年に行う)の四つ分けられる


かいげん【海原】

読み方:かいげん

俳句雑誌平成30年20189月同人誌として創刊同年7月終刊した金子兜太主宰による俳誌海程」の後継誌。代表は安西篤


かい‐げん【開元】

読み方:かいげん

基礎を築くこと。特に、国を始めること。


かいげん【開元】

読み方:かいげん

中国唐代玄宗皇帝時の年号713年741年


かい‐げん【開眼】

読み方:かいげん

[名](スル)

新作仏像仏画供養し、眼を点じて魂を迎え入れること。また、その儀式。「大仏—」「—供養

真理を悟ること。特に、技術芸能の道で真髄悟り極致窮めること。また、こつを会得(えとく)すること。かいがん。「演技に—する」


かい‐げん【開関】

読み方:かいげん

《「かいかん」とも》古代朝廷大礼または変乱などが済んだあと、固めていた逢坂(おうさか)(はじめは愛発(あらち))・鈴鹿(すずか)・不破(ふわ)の三つの関を開いて警護を解くこと。⇔固関(こげん)。


【戒厳】(かいげん)

martial law.

特定の国家・地域における行政権司法権軍隊管理下に置き、法律一部強権的失効させる事。
より平易に表現すれば軍隊が「法律よりも我々の命令従え。従わなければ射殺する」と宣言する事である。
事前に制定され法令基づいて行われ法令基づいて終了する場合は特に「戒厳令」という。

法令としてはクーデター紛争類する国家緊急事態でのみ宣言認めるのが一般的
ただし、戒厳を宣言する指揮官が特に命じた場合、戒厳を定め法令そのもの失効する
クーデター実行者自身が「勝利宣言」として発令する事もあれば、政府統制破壊された際、軍隊が独自の判断国民保護するために宣言する事もある。

関連治安出動 有事法制

日本においての戒厳

現在の日本国に、戒厳について定め法令存在しない
しかし、かつての太政官制度下・大日本帝国憲法下1868年1945年)では存在し数回渡って発令された。

大日本帝国憲法第14条第1項現代語訳):天皇は戒厳を宣告する
大日本帝国憲法第14条2項現代語訳):「戒厳の要件および効力法律を以てこれを定める」

法令自体大日本帝国憲法より古く明治15年1883年)の太政官布告一環である「戒厳令」で発布されている。

戒厳の区分には以下の種類があった。

臨戦地境戒厳
戦時にあって警戒要する地域発令
軍事に関する案件限り行政・司法権限現地駐留軍司令官移される
合囲地境戒厳
敵の包囲・攻撃受けている地域発令
行政・司法一切権限現地駐留軍司令官移され事実上軍政統治となる。
実際に発令され事例はない。
行政戒厳
国家危急かつ想定外事態において、戒厳令規定拡大解釈して緊急に発令されるもの。
憲法上の規定に基づく天皇命令、すなわち「緊急勅令」として発令される
戒厳の要件および効力に関する規定存在しないため、それを定め別個の勅令が後から公布され、それらと組み合わせて効力発揮した

日本における戒厳の実例

日本史上で戒厳が発令され事例以下の通り

日清戦争
臨戦地域軍事的な警戒態勢下に置く目的臨戦地境戒厳を発令
宣告されたのは広島市宇品地区
日露戦争
臨戦地域軍事的な警戒態勢下に置く目的臨戦地境戒厳を発令
宣告されたのは長崎市佐世保市対馬函館市台湾澎湖島馬公要港
日比谷焼打事件
東京周辺において、ポーツマス条約反対暴動による騒乱鎮圧する目的緊急勅令により発令
1905年9月6日発令11月29日終了
関東大震災
東京周辺において、災害による騒乱鎮圧する目的緊急勅令により発令
1923年9月2日発令11月15日終了
二・二六事件
東京周辺において、クーデターによる騒乱鎮圧する目的緊急勅令により発令
1936年2月27日発令7月16日終了

かいげん 【改元】

元号年号)を改めることだが、昔の中国では改め元年をたてることだった。魏の恵王三十六年を改め元年とし、秦の恵文王十四年を改め元年としたのに始まり、これを中途改元という。次いで漢の武帝初めて「建元」という年号をたて、その後、天瑞(天からのめでたいしるし)によって改元が行われるようになり、一年四度、一帝で十余度などという頻繁なこともあったが、明・清時代になり一世一元とした。日本では六四五年に「大化」の年号ができ、以後年号がない時代除いては改元が天災事変祥瑞即位などによって行われたが、明治以後一世一元となった朝廷定めた正式な公年号のほかに、民間寺社などで私的な私年号異年号逸年号)を用いることもあった。年号にはめでたい文字選ばれ、除凶招福願った。→ 瑞応改元

かいげん 【開眼】

仏教で、智慧眼を開くこと(真理を悟ること)をいうが、新造仏像仏壇墓石などに魂を入れることをもいう。開眼供養。眼をゲンと読むのは呉音


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