問題児たちが異世界から来るそうですよ? 背景

問題児たちが異世界から来るそうですよ?

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 18:03 UTC 版)

背景

本作は『EQUATION ―イクヴェイジョン―』で第14回スニーカー大賞の奨励賞を受賞した竜ノ湖太郎の初刊行作品である。 箱庭の世界を舞台に、異世界から召喚された問題児達が様々な修羅神仏や悪魔達に立ち向かう物語である本作は、神話童話、歴史上の出来事等、様々なモチーフが存在する。そのため、時に詰め込み過ぎな印象を受けるが、これは過去のスニーカー大賞の選評に「もっとアイデアを使い捨てる度量がほしい」とあったため、作者である竜ノ湖がその時の手持ちのアイデア全てを詰め込めるだけ詰め込んで作ったためである[4]。 当初、竜ノ湖は完全オリジナル設定のファンタジーを書くことを思いついたが、現在のライトノベルの業界では話題性のない新人がこのようなファンタジーを書くのは厳しいと考えた[5]。 代わりに、今まで書いたことのない歴史ものにしようと思いつき、史実のキャラクターが異世界に呼び出される内容にしようと考えたが、神話や伝承の要素を取り入れることを考え始めたあたりから方向性が変わり、最終的には現在の形になった[5]。 竜ノ湖はもとから神話や逸話に詳しかったわけではなく、これらの知識は小説を書くために調べて得たものである[5]。また、天之有によるキャラクターや設定のラフ画を基に原稿の内容が修正される場合もある[6]。 執筆にあたり、竜ノ湖は「迷わない主人公を書く」という方針を取ったほか、『EQUATION ―イクヴェイジョン―』にてヒロインが登場しなかったため、ヒロインの描写にも力を入れた[6]。 イラストレーターの選定は小説の執筆後に行われ、「うさ耳を可愛く描ける」という条件に当てはまった天之有がイラストレーターとして選ばれた[6]

題名

本作の題名にある「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」というフレーズは、もともと別の題名候補の副題についていたものであり、その副題を見た担当編集者の勧めにより、現在の題名になった[5]。勧められた当初、竜ノ湖は戸惑ったが、ライトノベルは存在を知ってもらわなければ話にならないため、多くの人に知ってもらうことには有効であると考え、「醜名を取って逞しく在れ」という思いを込めることもあって、勧めを受け入れた[5]


注釈

  1. ^ イラストとタイトルを変更して続編を刊行することが、スニーカー文庫ではよく行われる(第1部第11巻p310)
  2. ^ 里親の中にはその生き方を十六夜が認めた人物もいたが、その全員が十六夜を利用するだけ利用して最後には手放したため、十六夜によって、検察とテレビ局に悪事の証拠を送りつけられるという形でそれら全ての生活に幕を下ろされている。以来、利用しようと近付いてきたものはドン底に叩き落している。 第1部3巻p93
  3. ^ “月の兎”としては第2次成長期を迎える頃。第1部5巻p218
  4. ^ ウィラによると、“アルマテイアの城塞”を手にした飛鳥はフェイス・レスと互角に戦う力を有している模様(第一部六巻p198)。
  5. ^ そのため、“生命の目録”が機能停止すると歩くこともできなくなる。第1部8巻p105 第1部9巻p30,138
  6. ^ ただし、霊格(ほんしょう)を開放する際には口調が戻る。第1部8巻p12
  7. ^ 罪人を捌くためではなく私欲の為にゲームを開催した場合、魔王の烙印を受ける、善性の保証をしてくれた宗派に抹殺される事になる。第1部7巻p137
  8. ^ これは霊格は上昇するが膨張した霊格は自壊し、死後も天罰を受けることとなる最悪の魔王への堕ち方である。第1部10巻p197
  9. ^ 同士を売れと言ったルイオスに対して激怒したり、蛟劉がグリフィスがグリーを侮辱したことに対して「身内贔屓の白夜王が知ったら、“二翼”は今日明日中に皆殺し」と脅すほど。第1部1巻p205 第1部5巻p148
  10. ^ 代行を引き継いだ蛟劉が辟易するほどの量。第1部6巻p121~124
  11. ^ 龍角の根腐れを起こしたため、成龍になれなかった。第1部10巻p79~80
  12. ^ 耀とグリフィスが一悶着起こしたときは、「あの子が本気になれば、一撃でグリフィスの若造は挽肉にされる」と肝を冷やしたほど。第1部5巻p181
  13. ^ このギフトはコミュニティの水源として大変役立っていたようだが、3年前の魔王襲撃の際に奪われている。第1部6巻p125
  14. ^ “階層支配者”のように最強種の後ろ盾がない限り、五桁の者が四桁に昇格することはまず無い。第1部6巻p114
  15. ^ これほど長寿の年代記になると、技術は神代にも匹敵するとされる。作中では、近現代以降になると歴史の可能性は多岐にわたるため、可能性が収束する“歴史の転換期”は発生しにくくなるとされているため、マクスウェルの魔王は例外中の例外。第1部6巻p115~117
  16. ^ 二人を三流悪魔呼ばわりしたアウラに対して激怒し、義理も恩も捨てて決別を告げている。第1部4巻p231
  17. ^ 「命あるものを殺す」ペストの能力にとって、元来「命を持たないもの」であるディーンとの相性は最悪。第1部2巻p277
  18. ^ 黒ウサギに変身した際は、テンションが低いにもかかわらず髪の色が桜色のままだった。乙1巻p62
  19. ^ 当時はまだ“階層支配者”がいなかったため、魔王がその地域の外門利権証を使って門から門への移動の際に金貨100枚とされても住民は抵抗できなかった。[要出典]
  20. ^ 飛鳥は久遠財閥を「日本で五指に入る財閥」と言っているが、十六夜の世界では久遠財閥は存在していないということになっているため、十六夜は、より根幹的な部分で飛鳥と十六夜の世界は袂を別ったと考えている。[要出典]
  21. ^ 例としては、太陽周期に伴う地球の寒冷化による黒死病など。[要出典]
  22. ^ 飛鳥がこれにあたり、彼女の場合は父、母、神霊の三つがそのルーツとなっている。[要出典]
  23. ^ 「定められた範囲内に生息する蕾を開花させる」という条件のゲームであるのにその範囲内にそもそも蕾がない等、参加者側に落ち度がない場合に限られる。[要出典]
  24. ^ 修羅神仏の集う箱庭世界において、人類未到達の技術をクリア条件にする事は反則ではない。[要出典]
  25. ^ これは、ゲームに負けたコミュニティは、仲間がどれだけ殺されていようと、復讐のための報復行為が行えなくなるということでもある。[要出典]
  26. ^ 商業コミュニティにとっては、名と旗印が信頼に足るブランドであることを証明するものになるため、強制的に吸収されたコミュニティなどでない限り、名と旗印を変えることは滅多にない。“六本傷”が“龍角を持つ鷲獅子”連盟に統合されなかったのはこれが理由である。[要出典]
  27. ^ 魔王に襲われた前“ノーネーム”は“サラマンドラ”と同盟を結んでいたが、終に“サラマンドラ”は動かなかった。この一件によって、サラは“サラマンドラ”に失望し、故郷を出奔することになった。[要出典]
  28. ^ ただし、荒廃した領地は見せしめとして残され、宝物庫の伝説級のギフトは盗られなかった。[要出典]
  29. ^ 作中においては主役たる“ノーネーム”がいまだ下層に留まっていることもあり、コミュニティの全体像は明らかではない。その一方、「コミュニティそのものより一幹部である白夜叉の方が名が売れている」という下層における現実は、“ノーネーム”に「たとえ名も旗も無くても、幹部の名を売ることはできる」というブレイクスルーを与えることとなる。[要出典]
  30. ^ 十六夜が「万全の態勢で臨まれたら危なかった」と言うほど。[要出典]
  31. ^ “ウィル・オ・ウィスプ”が“ペルセウス”の手綱を握っていると見受けられ、“ペルセウス”に何かしらのメリットがある模様。[要出典]
  32. ^ この計画はサンドラが知らないまま進められた。[要出典]
  33. ^ 「黒ウサギが欲しいので参加者として認める」「多くの人材を手に入れたいので、タイムオーバー狙いの消極策をとる」[要出典]
  34. ^ 2007年の開局以来、初めて深夜アニメおよびUHFアニメを放送。また、同局の番組『BS12 TwellV Times』(MC:カスタマイZ)第3回・第4回で本作を取り上げた。[要出典]

出典

  1. ^ ザ・スニーカーWEB2012年2月24日サイト更新情報
  2. ^ a b ザ・スニーカーWEB2012年7月25日更新 スペシャルコンテンツ
  3. ^ 『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』が全世界シリーズ累計300万部を突破”. ラノベニュースオンライン (2018年11月9日). 2018年11月22日閲覧。
  4. ^ 第1部2巻p311
  5. ^ a b c d e f g h i j 海老沢秀暁 (2012年7月9日). “【ラノベの素】 スニーカー文庫「問題児シリーズ」竜ノ湖太郎さん 『次世代のスニーカー文庫を担う人気シリーズの裏側』 【プレゼントあり】”. ラノベニュースオンライン. 2019年2月2日閲覧。
  6. ^ a b c d e f ラノベ質問状:「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」 「こう来たか!」と毎回興奮”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2011年11月25日). 2019年2月2日閲覧。
  7. ^ 第一部10巻p132~133
  8. ^ 第1部7巻p160
  9. ^ a b 第1部3巻p236~237
  10. ^ 『問題児たちが異世界から来るそうですよ? 公式ガイドブック 〜異世界の歩きかた〜』作者インタビュー p39
  11. ^ 『問題児たちが異世界から来るそうですよ? 公式ガイドブック 〜異世界の歩きかた〜』作者インタビュー p39-40
  12. ^ 『問題児たちが異世界から来るそうですよ? 公式ガイドブック 〜異世界の歩きかた〜』p12
  13. ^ 第1部9巻p212
  14. ^ 竜ノ湖太郎Twitter2018年5月12日閲覧[要出典]
  15. ^ 第1部8巻p128
  16. ^ a b 竜ノ湖太郎Twitter2018年5月12日閲覧[要出典]
  17. ^ 竜ノ湖太郎Twitter2018年5月12日閲覧[要出典]
  18. ^ TVアニメ「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」公式ホームページ





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