伊舎那天とは? わかりやすく解説

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いしゃな‐てん【伊舎那天】

読み方:いしゃなてん

《(梵)Īśāna音写支配者の意》十二天の一。欲界第六天にすむ天神。のちにはシバ神同一とされる。いさなてん。


伊舎那天

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 07:00 UTC 版)

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伊舎那天(『図像抄』)
京都国立博物館本 十二天像(東寺旧蔵)のうち伊舎那天

伊舎那天(いざなてん、いしゃなてん、Skt:ईशान Īśāna)は仏教天部における天神の名である。欲界第六天他化自在天)の主。

概要

伊舎那天をあらわす梵字(種子)

種子(種子字)はイ。十二天の一。『十二天供儀軌』、『大智度論』16などでは大自在天の異名とされるように、シヴァから派生した神格である[1]

密教胎蔵曼荼羅では、外金剛院の上首に位する。

壒嚢抄12』に「ある説には、第六の魔王(第六天は他化自在天といい、そこに天魔である波旬がいるとされる)とは伊舎那天の事なり、即ち伊佐那岐尊、これなり」とあり、北畠親房の『神皇正統記』によると「ある説にイザナギイザナミ梵語なり、伊舎那天伊舎那后なりともいう」とある。

なお、伊舎那后(いざなごう、Skt:ईशान Īśānī)は、伊舎那天の后妃である。『秘蔵記下』に「伊舎那天后。肉白色。持鉾。」、『胎蔵界曼陀羅鈔6』に委釈される。

形象

一面三目二臂の忿怒相、持物は右手に三叉戟、左手に杯で、牛に乗る姿につくられる。

脚注

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注釈

出典

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