ガソリンエンジン 熱勘定

ガソリンエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/19 05:50 UTC 版)

熱勘定

燃料が燃焼する際のを100%とした場合、その熱がどのように使われるかを示す言葉に、熱勘定というものがある。

以下はカルノーサイクルに従うガソリンエンジンの熱勘定の一例である。実際にはエンジンの性能差や動作環境によりこの割合は異なる[2]

  • 燃焼時の全エネルギー:100%
  • 有効仕事:20 - 30%
  • 機械的損失:5 - 10%
  • 放射損失:1 - 5%
  • 排気損失:30 - 35%
  • 冷却損失:30 - 45%

すなわち、燃焼時のエネルギーの2割から3割程度しか仕事は取り出せない。 これはエンジン内のみの勘定であるため、実際には他の機構を伝達する際、さらに伝達時の損失が起こるが、排気からタービン等によりエネルギーを更に取り出す場合もある。 ガソリンエンジンの熱効率の歴史

関連項目

外部リンク


[3]脚注
  1. ^ 櫻木徹 (2011年6月). “少気筒化の流れ~インターナショナルエンジンオフザイヤー2011~”. コラム. 住商アビーム自動車総合研究所. 2014年12月28日閲覧。
  2. ^ 萩原芳彦 監修 『ハンディブック 機械 改訂2版』 オーム社 2007年3月20日 p.449
  3. ^ 全国自動車整備専門学校協会 編『ガゾリン・エンジン構造』山海堂、4月5日 2005。 


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