中性子とは? わかりやすく解説

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ちゅうせい‐し【中性子】


【中性子】(ちゅうせいし)

neutron.
素粒子一つで、電荷持っていないもの。
電気的に中性であることからこの名がついている

水素以外の原子で、陽子とともに原子核構成しているが、核分裂などの際に高速飛び出し放射線一種である中性子線となる。

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中性子

読み方ちゅうせいし
英語表記neutron

原子核構成する素粒子のひとつである。陽子とともに原子核構成し質量数1。
電荷は0、単独では不安定で、半減期12.5分でβ崩壊して陽子に変わる。中性なので原子核内に容易にはいることができ、核反応起こす
これは、エネルギー(または速度)によっていくつかに分類されるがその名称は固定されたものではない。
低温中性子:0.002eV
熱中性子約0.025eV
低速中性子0~1000eV
速中性子1~500keV
高速中性子500keV以上

中性子の測定には、BF3計数管3He計数管LiIシンチレータ半導体検出器等がある。

中性子(線)

中性子は、原子核構成する素粒子一つで、電荷持たず質量水素原子核陽子)の質量ほぼ等しい中性子線は、パラフィン、厚いコンクリート止めることができる。 中性子線は、ガンマ線のように透過力が強いので、人体外部から中性子線を受けるとガンマ線場合同様に組織臓器影響与える。吸収され線量が同じであればガンマ線よりも中性子線の方が人体与え影響大きい。

中性子

読み方ちゅうせいし

物質原子核)を構成する基本粒子一つ物質構成する原子は,原子核電子でできています。原子核陽子と中性子でできており,種類の違う原子核は,陽子の数と中性子の数が違います重水素3重水素核融合反応場合反応1回につき1個の中性子がでできます。この時,中性子1個の持つエネルギーは,2x10-12ジュール14 MeV)で,このエネルギー利用するのが核融合炉です。単独の中性子は,半減期12分で陽子変わります

中性子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 23:26 UTC 版)

中性子
ナイーブなリチウム原子の原子模型。青い球体が中性子を表す。ただし、正確な縮尺ではなく、電子が定まった軌道を回っているわけでもない。
組成 udd
粒子統計 フェルミ粒子
グループ バリオン
反粒子 反中性子(n)
理論化 アーネスト・ラザフォード (1920)
発見 ジェームズ・チャドウィック (1932)
記号 n
質量 1.674927471(21)×10−27 kg[1]
939.5654133(58) MeV/c2[2]
平均寿命 886.7±1.9 秒[3](核子や中性子星以外)
崩壊粒子 陽子
電荷 0
スピン 12
ストレンジネス 0
アイソスピン12
超電荷 12
パリティ +1
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中性子ちゅうせいし: : : : : neutron)とは、原子核を構成する無電荷の粒子である。バリオンの1種である。原子核反応式などでは、記号 n で表される。質量数原子質量単位で約 1.00867 uである。自由な中性子は、平均寿命約15分でβ崩壊し、陽子となる[3]。原子核は、陽子と中性子で構成され、この2つは核子と総称される[注 1]

概要

中性子の発見は1920年のアーネスト・ラザフォードによる予想に始まり、その存在の実験的証明は1932年ケンブリッジ大学の物理学者ジェームズ・チャドウィックによってなされた[注 2]。その実験とは、ベリリウムに高速のα粒子を当てることで次の核反応

カテゴリ

中性子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/24 23:25 UTC 版)

散乱振幅」の記事における「中性子」の解説

中性子散乱過程は、 b {\displaystyle b} で記述されるコヒーレント中性子散乱長を含んでいる。

※この「中性子」の解説は、「散乱振幅」の解説の一部です。
「中性子」を含む「散乱振幅」の記事については、「散乱振幅」の概要を参照ください。

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