ちゅうせいし‐ビーム【中性子ビーム】
読み方:ちゅうせいしびーむ
⇒中性子線
中性子ビーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/11 06:27 UTC 版)
「中性子線」も参照 中性子は、透過力が強く電荷をもたず電気的に中性である。磁気的な性質がつよく磁性体の研究によく用いられる。X線などと同様に非破壊検査や構造解析に用いられる。X線構造解析と組み合わせることで生体物資の中の水素や水分子の位置を特性するのに優れる。人工放射性元素の製造にも利用される。加速器で加速された陽子をターゲットに照射して核破砕反応を起こし発生させたり、原子炉内の核分裂によって発生させる。国内では加速器を用いた中性子発生施設としては茨城県のJ-PARC、原子炉を用いた発生装置としては日本原子力研究開発機構、京都大学複合原子力科学研究所、近畿大学の研究炉がある。
※この「中性子ビーム」の解説は、「量子ビーム」の解説の一部です。
「中性子ビーム」を含む「量子ビーム」の記事については、「量子ビーム」の概要を参照ください。
「中性子ビーム」の例文・使い方・用例・文例
- 中性子ビームのページへのリンク