中性子ドリップライン
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中性子ドリップライン(ちゅうせいしドリップライン)とは、ある元素の同位体において、限界まで中性子が増えた原子核のことである。例えば、酸素の場合は中性子数は16個が上限であるので、酸素24が中性子ドリップラインとなる。中性子ドリップラインは、原子核の平均ポテンシャルに中性子が収まりきらなくなることで発生し、宇宙での元素合成においても重要である[1]。
脚注
- ^ 大塚 孝治、角田 直文、高柳 和雄、清水 則孝、鈴木 俊夫、宇都野 穣、吉田 聡太、上野 秀樹 (2020年11月5日). “原子核の存在限界(中性子ドリップライン)の新たなメカニズム ➖ 中性子は原子核にいくつ入れるか ➖”. 東京大学. 2023年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月4日閲覧。
中性子ドリップライン(英語版)
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「核図表」の記事における「中性子ドリップライン(英語版)」の解説
陽子に対して中性子が多すぎると、中性子の分離エネルギーが小さくなる。これがゼロとなる核種を結んだ線で、未発見核種を含む図では中性子が多い側の縁となる。中性子が多くても核は不安定になりにくく、陽子ドリップラインよりも広い。
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