中性子ドリップラインとは? わかりやすく解説

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中性子ドリップライン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 09:21 UTC 版)

中性子ドリップライン(ちゅうせいしドリップライン)とは、ある元素同位体において、限界まで中性子が増えた原子核のことである。例えば、酸素の場合は中性子数は16個が上限であるので、酸素24が中性子ドリップラインとなる。中性子ドリップラインは、原子核の平均ポテンシャルに中性子が収まりきらなくなることで発生し、宇宙での元素合成においても重要である[1]

脚注

  1. ^ 大塚 孝治、角田 直文、高柳 和雄、清水 則孝、鈴木 俊夫、宇都野 穣、吉田 聡太、上野 秀樹 (2020年11月5日). “原子核の存在限界(中性子ドリップライン)の新たなメカニズム ➖ 中性子は原子核にいくつ入れるか ➖”. 東京大学. 2023年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月4日閲覧。

中性子ドリップライン(英語版)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 01:35 UTC 版)

核図表」の記事における「中性子ドリップライン(英語版)」の解説

陽子に対して中性子が多すぎると、中性子分離エネルギー小さくなる。これがゼロとなる核種結んだ線で、未発核種を含む図では中性子が多い側の縁となる。中性子多くて不安定になりにくく、陽子ドリップラインよりも広い。

※この「中性子ドリップライン(英語版)」の解説は、「核図表」の解説の一部です。
「中性子ドリップライン(英語版)」を含む「核図表」の記事については、「核図表」の概要を参照ください。

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