物理変化
物理過程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/02/11 17:07 UTC 版)
爆発的な天体現象において、高い中性子密度を達成するような状況で起こる。 まず、質量数が100程度のある程度重い核(種核)を作り、これが連続して中性子捕獲を 起こすことで、質量数をどんどん上げていく。 同じ原子番号で中性子数が大きい同位体を次々に作って行くが、 中性子過剰な核は不安定であり、最後には中性子捕獲よりもβ崩壊や光分解 の方が卓越する状態、あるいは、原子核の存在限界、中性子ドリップライン に達するとそれ以上の中性子捕獲を起こさず、ベータ崩壊する。 ベータ崩壊によって、原子核の陽子数が上がる、すなわち、 原子番号が1つ増える。 この連鎖、複数の中性子捕獲過程と1回のβ崩壊の組合せを繰り返すことで、 重い核をどんどん生成して行く。
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