sacrifice
「sacrifice」とは、いけにえ・犠牲のことを意味する英語表現である。
「sacrifice」とは・「sacrifice」の意味
「sacrifice」とは、名詞でいけにえ、捧げもの、犠牲という意味を持つ。他動詞では~をいけにえにする、~を犠牲にするという意味になる。複数形は「sacrifices」である。sacrificedは、「sacrifice」の過去形または過去分詞である。「sacrify」は、 古英語期に使われていた単語で、現在の英語の「sacrifice」と同じ意味である。「sacrifice」の覚え方として、ラテン語由来で神聖な「sacri」~する「facio」が合わさった形として暗記すると良い。「sacrifice」の発音・読み方
「sacrifice」の発音記号は「sˈækrəfὰɪs」で、カタカナで表すと「サークリファイス」となることが多い。「sacrifice」の語源・由来
「sacrifice」の語源は、古期フランス語でいけにえを意味する「sacrifice」である。「sacrifice」を含む英熟語・英語表現
a sacrifice hit 犠牲打make sacrifices犠牲を払う
human sacrifice人身御供
「sacrifice」に関連する用語の解説
「sacrificed」とは
「sacrificed」とは、犠牲になった、いけにえにされたという意味である。
「sacrifices」とは
「sacrifices」とは、犠牲にする、いけにえにするを意味する動詞「sacrifice」の複数形である。
「perfect sacrifice」とは
「perfect sacrifice」とは、完全な犠牲という意味である。
「no sacrifice」とは
「no sacrifice」とは、犠牲なしという意味である。
「sacrifice」の使い方・例文
Although he was pushed into the situation by the good throw of the opponent's pitcher, he managed to score a point with a sacrifice fly.相手ピッチャーの好投により追い込まれた状況ではあったが、犠牲フライで何とか一点を取ることができた。
I don't think you should sacrifice your family no matter how busy you are at work.
どんなに仕事が忙しかったとしても家族を犠牲にしてはいけないと思う。
The custom of human sacrifice has long existed in various countries and regions, although it is rarely heard these days, and it is sometimes the subject of academic research, including cultural anthropology.
最近でこそ聞かなくなったが、人身御供の習慣は古くは色々な国や地域に存在し、文化人類学をはじめとする学問の研究テーマとなることもある。
No one will think well of someone who sacrifices his comrades for his own gain.
自分の利益のために仲間を犠牲にする人など誰からも良く思われることは無いだろう。
I don't know how much time I've sacrificed to complete this work, but I'm so happy that I was able to receive such high praise from so many people that I forgot all the hardships during production.
この作品を完成させるまでにどれほどの時間を犠牲にしてきたか分からないが、多くの人に高い評価を頂くことができ、製作中の苦労を忘れるほどうれしく思っている。
To make your dream come true, you will have to make some sacrifices.
あなたの夢を実現させるためには、多少の犠牲を払わねばならないだろう。
Making the perfect sacrifice is difficult under any circumstances.
どのような状況下であろうが完璧な犠牲を払うことは難しい。
Let's all think about what kind of method should be taken to reduce the sacrifice even a little.
犠牲を少しでも減らすにはどのような方法を取るべきなのか皆さんで考えてみましょう。
Even if you say sacrifice in one word, there are various meanings, and it varies depending on each person and situation, such as financial and time.
一言で犠牲と言っても色々な意味があり、経済的なものや時間的なものなど、それぞれの人や置かれている状況によって様々である。
I don't understand why I have to sacrifice for you.
なぜ君のために犠牲にならなければならないのか理解できない。
No matter how difficult the business situation may be, it is sacrificed to try to cut costs at the expense of consumer confidence.
いくら経営的に困難な状況であろうが、消費者の信頼を犠牲にしてまでコストカットを図ろうとするのは愚策である。
That person is a brave person, and if someone is in trouble, he will go to the rescue regardless of the sacrifice.
あの人は勇敢な人だから、誰かが困っていた場合に犠牲を顧みず助けに行くことだろう。
A no-sacrifice situation would be preferable, but the weather on that snowy mountain might make it difficult for even a single climber to survive.
犠牲無しの状況が好ましいが、あの雪山の天候では一人の登山者の生存も厳しいかもしれない。
We sacrificed a lot of time, but as a result, we were able to succeed in developing an excellent product.
我々は多くの時間を犠牲にしたが、結果として優れた商品の開発に成功することができた。
At the scene of a fire, quick fire extinguishing activities are always required, and no one should be sacrificed.
火災現場においては常に迅速な消火活動が求められ、一人の犠牲も出してはならない。
In the midst of war, unimaginable tragedies are inevitable, and unfortunately young women and children are sometimes sacrificed.
戦争の最中では、日常では考えられないような惨劇はつきもので、不幸にして若い女性や子供がいけにえとなってしまうこともある。
サクリファイス
「サクリファイス」とは・「サクリファイス」の意味
「サクリファイス」とは、英語の「sacrifice」に由来し、「犠牲」「いけにえ」「神に捧げものをすること」を意味する言葉である。マンガ・アニメ・ゲーム作品として展開する『遊戯王』に登場するモンスター名や、チェスの世界での「捨て駒」、野球の「犠牲バント」を意味するサクリファイスバントなど、さまざまな場面で使われている。そのほか作品名として、ロードレースが舞台のサスペンス青春小説で大藪春彦賞を受賞した『サクリファイス』(著者:近藤史恵)や、2019年7月1日から放送されたTVアニメ、『かつて神だった獣たちへ』のオープニング主題歌『サクリファイス』(アーティスト:まふまふ)などがある。犠牲とは、1.神へのささげもの、2.重要な目的のために自分の生命や大切なものをささげること、3.天災など不測の災難によって生命を失うこと、をいう。いけにえとは、1.神への供え物としてささげる人間を含む生きものであり、ささげたあとに殺す場合や、殺してすぐにささげる場合がある、2.他人や他のもののために生命や名利を投げ捨てること、犠牲になること、という意味を持つ。なお、英語のsacrificeには、投げ売りという意味もあるが、カタカナ語のサクリファイスは同様の意味では使用しないため注意が必要だ。
フランスの思想家であり小説家であるG.バタイユは、古くから宗教儀礼として行われていたサクリファイス(供犠=神にいけにえを供える宗教的儀式)が、現代社会にも存在し続けていると指摘した。バタイユのいう現代社会の「サクリファイス」とは、社会構造や秩序の維持・形成のために自己犠牲が個々人の内面に導入されると、道徳観念として「自己を象徴的に殺害すること」に転じ、社会のための「献身」が生まれるという意味である。
「サクリファイス」の熟語・言い回し
「サクリファイス」の熟語・言い回しには下記の例が挙げられる。ノーサクリファイスとは
「ノーサクリファイス」とは、英語で「no sacrifice」と書き、「犠牲なし」という意味を持つ。使用例に、ZOOLの楽曲名『No Sacrifice(ノーサクリファイス)』がある。ZOOLとは、バンダイナムコオンラインのスマートフォン向けアプリケーションゲーム『アイドリッシュセブン』のメインストーリー第3部から登場する男性4人組のアイドルグループだ。
『No Sacrifice』は、実際にシングルタイトル『Survivor』の2曲目として2022年6月1日にリリースされ、ボーカルの1人狗丸トウマ役は、ラッパーとしても活躍する声優木村昴が演じている。ノーサクリファイスというタイトル通り、歌詞の中でも「No Sacrifice No more」(もう二度と犠牲は出さない)と歌われる曲だ。
ブラッドサクリファイスとは
「ブラッドサクリファイス」とは、もともと英語で「blood sacrifice」と表記し、「血のいけにえ」「血の犠牲」という意味を持つ。キリスト教で神にささげられた動物の血や、人間の罪を清めるためにキリストが犠牲となって流した血に由来する言葉だ。使用例として、アネコユサギによる日本のライトノベル『盾の勇者の成り上がり』に登場する特殊効果の「ブラッドサクリファイス」がある。巨大なトラバサミを召喚して敵を噛み砕くという強力な技だが、技を使った者自身に大量出血を伴う激しい呪いがかかるという「血の犠牲」が必要な技である。
また、ブシロードのトレーディングカードゲーム『カードファイト!! ヴァンガード』には、「ブラッドサクリファイス ルスベン」というカードが登場し、手札を1枚犠牲として捨て、代わりに山札の上から1枚引くことができる領域操作のソウルチャージ効果を持つ。
セルフサクリファイスとは
「セルフサクリファイス」とは、もともと英語で「self sacrifice」と表記し、「自己犠牲」「献身」を意味する熟語である。使用例として、カードゲーム『遊戯王』に登場する「セルフサクリファイス」がある。自分のモンスターが戦闘対象やカード破壊効果の対象になった時に発動し、犠牲として自分のライフを1000ポイント支払うことにより、戦闘やカード破壊効果を無効化することができる速攻魔法カードだ。
パーフェクトサクリファイスとは
「パーフェクトサクリファイス」とは、英語で「perfect sacrifice」と表記し、「完全な犠牲」を意味する熟語だ。キリスト教では、罪のないキリストが人間の罪の贖いのために身代わりとして犠牲になったことが「完全な犠牲」とされ、動物のささげものを必要としなくなったという解釈がある。 使用例として、韓国の女性アイドルグループIVE(アイヴ)が2022年4月5日にリリースした『LOVE DIVE』という楽曲の中に、「perfect sacrifice」という歌詞が登場する。
サクリファイス【sacrifice】
サクリファイス
サクリファイス
(SACRIFICE から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/13 03:54 UTC 版)
サクリファイス(英語:sacrifice)は、生贄を意味する。
- 1 サクリファイスとは
- 2 サクリファイスの概要
生贄
(SACRIFICE から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/30 01:36 UTC 版)
生贄(いけにえ、犠(旧字体:犧)、生け贄とも[1])は、神への供物として生きた動物を供えること、またその動物のことである。供えた後に殺すもの、殺してすぐに供えるもののほか、そもそも殺さずに神域(神社)内で飼う場合もある。
- ^ 「神への生け贄」が階層化社会を生み出していた:研究結果WIRED
- ^ ただし、生贄を出しても効き目がなかった(雨が降らなかった)ため、仏教儀礼の「悔過(けか)」を行ったと記され、仏教儀礼に移行する過渡期の記述である。
- ^ 牛馬の渡来自体が古墳期からであり、殺牛馬のまじない文化は渡来系の人々の信仰とされる。参考・『AERA Mook 考古学がわかる。』内の金子裕之の説明。 朝日新聞社 1997年 p.50.
- ^ 岡田米夫 『日本史小百科 神社』 東京堂出版 (新装4版)1997年(初版1977年) ISBN 4-490-20208-3 p.183
- ^ 柳田國男「日本の伝説」三国書房 昭和15年(1940年)12月20日 95頁-96頁
- ^ 田代道弥「風神のつのとり 考」祭風洞書屋 昭和43年(1968年)8月1日 27頁-30頁
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- ^ “子ども137人とラマ200頭、心臓抜かれ生贄に ペルー古代文明の遺跡で発掘”. CNN (2019年3月7日). 2019年6月12日閲覧。
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- ^ “ヒンズー教の祭り、規制でいけにえ10万頭減 ネパール”. AFP (2014年12月3日). 2019年12月4日閲覧。
- ^ “世界最大のいけにえ祭り、ネパールで開幕 前回は動物20万頭が犠牲に”. AFP (2019年12月4日). 2019年12月4日閲覧。
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- ^ 「広報ふじ 1967」富士市役所 昭和42年(1967年)5月15日発行 3頁
- ^ 松尾四郎「史話と伝説」松尾書店 1958年9月5日発行 221頁-224頁
- ^ 小長谷宗芳「伝説富士物語」木内印刷合資会社 1952年8月発行 168頁-179頁
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- ^ 藤沢衛彦「日本伝説の研究 第一巻」大鐙閣 大正15年(1926年)7月5日発行 序2頁-3頁
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- ^ 南方熊楠「南方閑話」坂本書店出版部 1926年3月20日発行 61頁-96頁
- ^ 布施千造「東京人類学会雑誌第194号(人柱に関する研究)」明治35年5月20日発行 303頁-307頁
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