筑紫潟とは? わかりやすく解説

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つくし‐がた【筑紫潟】

読み方:つくしがた

有明海異称


有明海

(筑紫潟 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 03:22 UTC 版)

有明海(ありあけかい)は、九州北西部にある海域。狭義では島原湾のうち北部の浅い水域を指し[1]、広義では天草灘と通じる早崎瀬戸天草諸島に至るまでの島原湾全体を指す[2][3]後述)。


注釈

  1. ^ 1993年平成5年)環境庁告示(2000年(平成12年)改定)参照。
  2. ^ 現在の福岡県西部に該当する。
  3. ^ 江戸時代には、北東側は久留米藩有馬氏の領地であった。
  4. ^ 春と秋に飛来する旅鳥。
  5. ^ ハセイルカも周辺で見られる可能性が比較的高い。
  6. ^ 夏季に牛深沖を北上していたという伝承や、魚群を引き連れる「クジラ付き」が描写されていたことから、現在でも野間半島甑島の一帯から五島列島近海への回遊が判明しているカツオクジラだと思わしい。
  7. ^ セミクジラコククジラザトウクジラカツオクジラミンククジラなどが沿岸性が強いが、ナガスクジラ長崎県平戸瀬戸で主要な捕獲対象の一種とされていた時期が存在した。
  8. ^ 1740年には六角川コククジラが迷行・座礁した記録があり、 平成の初頭まではミンククジラ苓北町の辺りで度々目撃されていたという伝聞もあり、2014年にはセミクジラ牛深港に出現し、2022年にはザトウクジラが有明海で目撃され、2023年にも通詞島の沿岸にナガスクジラ科の大型鯨類が現れている。
  9. ^ とくに4回目の噴火による堆積が主なもの。
  10. ^ 紀元前4,000年頃。
  11. ^ 」より大きい単位。
  12. ^ 1は約0.99ヘクタール
  13. ^ 佐賀藩重臣の諫早家。
  14. ^ クエン酸リンゴ酸を原料とする。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 環境省「閉鎖性海域ネット」59.有明海 および 島原湾(2023年2月9日閲覧)
  2. ^ a b c d 福岡博. “有明海の歴史と文化 -日本の文化はここから始まった-”. 特定非営利活動法人有明海再生機構. 2021年8月14日閲覧。
  3. ^ a b c d e 3.有明海及び諫早湾の概要”. 農林水産省. 2021年8月14日閲覧。
  4. ^ a b 小田巻実, 大庭幸広, 柴田宣昭「有明海の潮流新旧比較観測結果について」『海洋情報部研究報告』第39号、海上保安庁、2003年、NDLJP:35305302024年3月14日閲覧“国立国会図書館デジタルコレクション” 
  5. ^ a b c d e f g h i j k 3. 有明海及び諫早湾の概要”. 農林水産省. 2024年3月12日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g 日本歴史地名大系 41 福岡県の地名』平凡社、2004年、65頁。 
  7. ^ a b c d e f g h i j 有明海に関連する環境及び漁業等”. 農林水産省. 2024年3月12日閲覧。
  8. ^ 有明海の2カ所の干潟が「ラムサール条約」登録湿地にWWFジャパン(2015年6月24日)2022年6月6日閲覧
  9. ^ 湿地の生物多様性を守る ─各地の報告─
  10. ^ 小長井町の文化財”. 2023年12月5日閲覧。
  11. ^ 山下義満「聞き書き「鯨」 -天草地方・牛深の事例として-」『日本海セトロジー研究』第9巻、日本海セトロジー研究会 (現 日本セトロジー研究会)、1999年、59-60頁、doi:10.5181/ncetology.9.0_59 
  12. ^ 西海捕鯨漁場
  13. ^ 片岡千賀之, 亀田和彦「明治期における長崎県の捕鯨業 : 網取り式からノルウェー式へ」『長崎大學水産學部研究報告』第93号、長崎大学水産学部、2012年3月、79-106頁、CRID 1050282813716442624ISSN 0547-1427 
  14. ^ 志佐 喜栄: “多久物語 六角川の迷い鯨”. 佐賀新聞 LIVE. 多久市郷土資料館 (2017年7月26日). 2017年11月3日閲覧。
  15. ^ 山田格: “熊本県天草市でセミクジラ迷入”. 国立科学博物館 -. 海棲哺乳類情報データベース. 2015年10月2日閲覧。
  16. ^ “遠浅の海”にクジラ出現 漁師が撮影「衝撃的だった」”. 日本ニュースネットワーク (2022年2月16日). 2023年12月11日閲覧。
  17. ^ 4/12 え!本当に!? 天草に10m超えのクジラの訪問がありました
  18. ^ 西尾 1985, p. 11.
  19. ^ 西尾 1985, p. 11-12.
  20. ^ a b c 佐賀県 嘉瀬川農業水利事業 農民によって造られた平野”. 水土の礎. 農業農村整備情報総合センター. 2014年5月30日閲覧。
  21. ^ 「台風で高潮、死者四百人越す」『大阪毎日新聞』1927年(昭和2年)9月14日(昭和ニュース事典編纂委員会 『昭和ニュース事典第1巻 昭和元年-昭和3年』本編p.165 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  22. ^ 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、113頁。ISBN 9784816922749 
  23. ^ 諫早湾干拓事業「有明海と諫早湾の干拓の歴史」農林水産省九州農政局
  24. ^ 有明海及び八代海等を再生するための特別措置に関する法律”. e-Gov法令検索. 2023年12月16日閲覧。
  25. ^ 牛津宿 佐賀国道事務所”. www.qsr.mlit.go.jp. 2023年5月28日閲覧。
  26. ^ 歴史的町並みの保存・整備・活用『全国伝統的建造物群保存地区協議会(伝建協)』|嬉野市塩田津 伝建地区詳細”. www.denken.gr.jp. 2023年5月28日閲覧。
  27. ^ 熊本藩高瀬米蔵跡|玉名市”. www.city.tamana.lg.jp. 2023年8月8日閲覧。
  28. ^ 「海苔不漁―有明海以外も」『毎日新聞』2001年5月22日
  29. ^ a b c 有明の海・ノリの現場「かさむ機械費」朝日新聞(2001年12月19日配信)
  30. ^ 有明ノリ 異例の不作:季節外れの赤潮■少雨で栄養塩不足/肥料やカキ投入 試行錯誤」『朝日新聞』朝刊2023年2月9日(経済面)同日閲覧
  31. ^ a b c d e 有明海で続々「奇形魚」『読売ウイークリー』2008年4月6日号
  32. ^ 「ノリ養殖の酸処理剤で海が死ぬ」有明海漁業者らが国提訴 産経ニュース(2015年3月6日)2016年12月9日閲覧


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