ヤマノカミ

デジタル大辞泉

やま‐の‐かみ【山の神】

読み方：やまのかみ

１ 山を守り、支配する神。多く、女性神として信仰され、農民・狩猟民・鉱業者などに祭られる。→田の神

２ 妻のこと。特に、結婚してから何年もたち、口やかましくなった妻。

３ カジカ科の淡水魚。頭部が縦扁し、体色は黄褐色で暗色の横帯が5本あり、産卵期にはしりびれなどが赤色になる。晩秋に川を下って産卵、稚魚は翌年4、5月ごろ川を上る。2年めには16センチくらいになる。食用で、中国では松江鱸魚(しょうこうろぎょ)といい珍重される。日本では有明海付近の川に生息。

デジタルお魚図鑑

ヤマノカミ

学名：Trachidermus fasciatus 英名：Roughskin sculpin 地方名：　 脊椎動物門−硬骨魚綱−カサゴ目−カジカ科 ※出典：長崎県水産部ホームページ 特徴 頭部が大きく、上下に強く押しつぶされた形をしている。成魚では冬に婚姻色があらわれ、鰓膜が赤橙色になる。主として河川の中下流域の砂礫底などに生息するが、12〜1月ごろには、有明海湾奥部の干潟等に下り二枚貝の空き殻内などに産卵する。オスが卵を守る。稚魚は河口付近で浮遊生活を過ごした後、4〜6月ごろには河川を遡上する。 分布：有明海湾流入河川河口付近の海域、朝鮮半島、中国 大きさ：15cm 漁法：　 食べ方：

動物名辞典

山之神

読み方：ヤマノカミ（ｙａｍａｎｏｋａｍｉ）

カジカ科の淡水魚

学名 Trachidermus fasciatus

地名辞典

山の神

読み方：ヤマノカミ（ｙａｍａｎｏｋａｍｉ）

所在 岩手県花巻市

山ノ神

読み方：ヤマノカミ（ｙａｍａｎｏｋａｍｉ）

所在 福島県喜多方市

山ノ神

読み方：ヤマノカミ（ｙａｍａｎｏｋａｍｉ）

所在 愛知県知多郡武豊町

山ノ神

読み方：ヤマノカミ（ｙａｍａｎｏｋａｍｉ）

所在 徳島県阿波市

山ノ神

読み方：ヤマノカミ（ｙａｍａｎｏｋａｍｉ）

所在 熊本県熊本市

山之神

読み方：ヤマノカミ（ｙａｍａｎｏｋａｍｉ）

所在 山梨県中央市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ウィキペディア

ヤマノカミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/09/16 22:31 UTC 版)

ヤマノカミ（山ノ神、学名 Trachidermus fasciatus ）は、スズキ目カジカ科に属する魚の一種。アユカケと同じく「降河回遊」の生活史をもつ中型カジカ類の一種である。東アジアに分布するが、日本での分布は九州の有明海奥部とその流入河川に限られる。ヤマノカミ1種でヤマノカミ属を構成する。河口付近に作られた堰により稚魚の遡上が阻害され、生息数が減少している。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ヤマノカミ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 00:17 UTC 版)

名詞

ヤマノカミ【山ノ神】

1. カサゴ目カジカ科ヤマノカミ属に属する魚の一種。学名:Trachidermus fasciatus。