日本国内の反応
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ホンダ 死亡当時、セナが3度のF1ワールドチャンピオンを獲得した際にエンジンを供給していたホンダ(本田技研工業株式会社)は、既にF1から撤退して1年以上経過しており、セナとは何も正式な契約・関係もない状況であった。しかし、セナとの「お別れ」を希望する日本のファンのために、セナが1992年にドライブしていたマクラーレンMP4/7A・ホンダと実使用したヘルメット(ロータス・ホンダ時代のもの)を青山の本社1階ショールームに展示し献花などお別れの場を設けた。 その際、1991年に死去していた創業者の本田宗一郎の「自動車メーカーの経営者が車の渋滞を起こすような社葬などしてはいけない」との生前からの言葉に合わせるように、通常は一般に開放していない本社地下の駐車場を、車で訪れたファンに対して無料で開放するなど、最大限の配慮を持ってセナの死を悼んだ。記帳した人にはその後、ホンダからセナのポストカードが3枚入った封筒が郵送された。 フジテレビ セナのクラッシュは、フジテレビではF1グランプリ中継の前番組である「スポーツWAVE」で報じられ、続いてF1グランプリ中継がイモラサーキットからの生中継で開始された。放送は、その後一旦決勝レースの録画放送になったが、それから約20数分後にセナの訃報が「ニュース速報」として字幕スーパーで伝えられてから、レースシーンの放映を中断。再び生中継に変わり、既にレースが終わって夕刻を迎えていたイモラサーキットから、このレースの実況担当の三宅正治と解説の今宮純、ピットリポートの川井一仁が、視聴者にセナの死を涙を堪えながら伝えた。 その後は即席のセナ追悼放送に切り替わり、その場にフェラーリの後藤治が通りかかり、ホンダ時代のセナとの思い出を語るとともに、「苦しまずに逝ったことが救い」と沈痛な面持ちで述べた。後日に深夜放送枠で、司会に古舘伊知郎、ゲストに森脇基恭・中嶋悟、セナのファンである森口博子を迎え、前出の3人もイモラから衛星放送で参加する形で追悼放送が行われた。その後に、本放送時にほとんど放送されなかった決勝レースの全編が改めて放送された。これは民放の地上波でありながら、CM無しのノーカットでの放送だった。 フジテレビ以外のテレビ局 セナの事故死はNHKをはじめとした各局でもニュースで速報で報じられた。またワイドショーでもセナ追悼の特集が組まれた。
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日本国内の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 19:05 UTC 版)
「2011年のフジテレビ騒動」の記事における「日本国内の反応」の解説
8月7日にフジテレビ前で行われたデモについては、ネットニュースで注目を集めた。しかし、既存の5系列メディアは当初このデモを一切報道せず、神戸新聞社系列のデイリースポーツ紙が翌8日に報じたのみだった。 フジテレビジョンでは当時社長の豊田皓が定例記者会見で本事件に触れ「ツイッターは個人の意見だと思います。個別のご意見にコメントすることはないと思いますので、申し訳ないですがコメントしません」と述べた。フジテレビの広報部は「朝から晩までやっているわけではありません。ゴールデンタイムもすべて韓流ではなく、ほかの国のものもあります。私どもとしては、適正ではないかと思っています」と述べた。 朝日新聞では、日本のテレビでもすっかりおなじみとなった韓流コンテンツがドラマに音楽に存在感を増す一方、一部で批判もあがり始め、外国では規制に向けた動きも出ているとする記事が掲載された。確かに韓国番組は増えており、7月の韓国ドラマの放送はフジテレビが約38時間で民放の中では最も多かったとし、近年は韓国を含む外国番組は衛星放送への移行が進み、地上波では減少傾向にあったが、2010年辺りからは増えているというNHK放送文化研究所の分析や、景気低迷などで広告費が減少し、制作費削減のためにも「自局で制作するより他国から安く買う方がいい。韓国ドラマは視聴率をそこそことる」という民放キー局関係者の話、「アジア各国に輸出しているが、文化的に近く市場規模も大きいことが日本進出につながっている」との韓国コンテンツ振興院の話を伝えた。一方、EU(欧州連合)では、報道やスポーツ中継などを除いたテレビ放送時間の半分以上をEU加盟国内制作の番組にするという制約があることや、韓国ドラマがドラマ専門チャンネルのほぼ100%と増えすぎた台湾では、独立規制機関がテレビ局に、韓国ドラマの比率を下げて経営計画通りにするよう指導したという規制の動きが起きた例を挙げ、「EUの規制の背景にはテレビ番組が(その国の)文化や民主主義を支えるという意識がある」との河島伸子同志社大学教授の話を伝えた。また、日本は戦後、アメリカから多くの海外ドラマが輸入された時期があったが、視聴率を稼いでスターを生み出してきたのは国産番組であり、制作費をかけた良質な番組を作れたことも一因だったとして、「日本は市場競争だけで海外作品を排除できてきた。国際的にも珍しい。」「日本の番組の質はまだ高い。規制より海外への展開を後押しする方法を考えるべきだ」との砂川浩慶立教大学准教授の話を伝えた。 小田嶋隆(コラムニスト)は「フジテレビが売国勢力で、彼らの『韓流推し』が、陰謀だというお話には、まったく乗れない。あまりにもバカげている。」「フジテレビは、『少女時代』や『KARA』を不自然なほど強力にプッシュしている。それは事実だと思う。でも、彼らの韓国プッシュは、陰謀ではない。ただの商売だ。」と述べた。 片山さつき(自民党所属参議院議員)はTwitterで「彼が提起し皆さんが共有する危機感に焦点を当て、攪乱勢力を排して行きましょう!」と述べた。 高城剛(ハイパーメディアクリエーター)は自身のブログで「あらためて、テレビ利権およびそこにぶら下がる既得権益の芸能プロダクションの問題が問われる事になっている」「マスコミは、『スターダストプロモーション』社長を執拗なまでに追って真実を追究すべきである」と述べた。 田母神俊雄はTwitterで「テレビで韓流ドラマが一日中流れていることに違和感があります。公共の電波を使って韓国の情報戦略に協力することは止めてもらいたい。しかし、どこからかカネでも出ているのかもしれません。」と述べた。 中田宏(日本創新党代表幹事)はTwitterで「正論言ってるよね。ずっとそう思ってた。一体どこの国のテレビって感じ。」と述べた。 中山成彬は自身のブログで「乗っ取られているテレビ界の内実を知って我慢ができなかったのでしょう。」と述べた。 浜村淳(タレント)はMBSラジオの『ありがとう浜村淳です』で「もの凄い反発が来ていますね」「韓流映画とかね、K-POPとかね、KARAや少女時代がウケるのかよう考えてみいや。面白いからや。理屈も何もあったもんやない。よう出来ているからなんですよ」「言葉がきついのを通り越して無礼やないか」と述べた。 ビートたけし(タレント、映画監督)は、東京スポーツ紙上で「韓流フジ批判する方がおかしい」として、フジテレビ騒動に言及し「ツイッターっていえば、高岡蒼甫ってのが韓流ばかり流すフジテレビを見ないって批判したって。韓流ばかり放送するったって、それである程度、視聴率取るんだからしょうがないよな。」「有料テレビなわけでもないし。いやなら見なきゃいいじゃねーかってだけだけどな。」「そもそも、フジテレビはこれまでもジャニーズばっかり出してたし、デモするほど騒ぐのはおかしいよ。」と指摘して、「オレだって昔、「テレビはツービートの漫才ばっかり流してる」って批判の投書がいっぱい来てたけど、今のツイッターの時代は本当に大変だな。」と述べた。 ふかわりょう(お笑いタレント)はJ-WAVEの放送で、韓国政府から日本の「ある局」にお金が流れていたり、その「ある局」がK-POPの楽曲権利を握って意図的にK-POPを多く流していたりすることが事実であるならば、という「仮定」の話として、「影響力が凄い公共の電波を使って、一企業の私腹を肥やすようなやり方を推進するのは違反だと思う」「テレビは時代を映す物ではなくなったと思った。完全に終わったと思いました。」と述べた。一方、江川紹子(ジャーナリスト)はふかわりょうに対し、Twitterで「自分の経験を語って批判するのはいいけど、確認もせずに非難するのはいかがか。」と述べた。 山本太郎(俳優、参議院議員、生活の党と山本太郎となかまたち代表)はTwitterで「韓国のエンタメは魅力的だからこそ視聴率が取れる。日本の製作者に対して、そこに頼らず、もっと自分たちで頑張って作っていきましょう!っ彼なりのメッセージと僕は受け取りました」と述べた。 ロンドンブーツ1号2号の田村淳(お笑いタレント)はTwitterで「じゃあ見ないと言う選択で良くない? 何でも否定するのがカッコ良いスタンスは俺には理解できない」と述べた。 「フジテレビ抗議デモ#評価」も参照
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