日本国内の団体分裂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 03:11 UTC 版)
「アームレスリング」の記事における「日本国内の団体分裂」の解説
1977年、日本アームレスリング連盟(JAWA)発足。アームレスリングを競技として運営する日本で唯一の団体だったが、2002年頃JAWAの体制に反発した一部道場や有力選手が脱退し、2003年1月オールジャパンアームレスリング連盟(AJAF)を設立。以降両団体で独自の大会を開催している。JAWAは他団体で選手登録している者の大会出場は一切認めておらず、現在両団体は断絶状態にある。 2017年の「えひめ国体」のデモンストレーションスポーツとして実施されアームレスリングのステータスも向上し、関係者は将来国体の正式種目化も期待をする。正式種目化へは日本スポーツ協会への加盟が必要になるが、現状アームレスリングの国内団体は分裂状態、また運営組織も脆弱であるため、日本スポーツ協会加盟の基礎的条件が満たされず正式競技化への道程は険しい。日本古来の伝統的競技の相撲、レスリングやウエイトリフティングなど学生スポーツやオリンピック種目化されている競技は国体の正式種目となっているが、パワーリフティングや綱引など一般的認知も高く公益社団法人化されている競技でも「公開競技」とされ、都道府県対抗(天皇杯・皇后杯)の得点対象外とされている。アームレスリングは「公開競技」から一段下がる「デモンストレーションスポーツ」で、趣味愛好家同士の発表会程度の扱いである。アームレスリングの地位向上と、選手ならび関係者の願いを現実化するためにも統括団体の一本化、国内支部組織の整備、今後の普及と発展性が望まれる。
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