高城剛とは? わかりやすく解説

高城剛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/09 04:48 UTC 版)

たかしろ つよし

高城 剛
生誕 (1964-08-18) 1964年8月18日(60歳)
日本東京都葛飾区柴又
国籍 日本
教育 埼玉県立福岡高等学校
出身校 日本大学芸術学部文芸学科
職業 ライター ほか
肩書き ハイパーメディアクリエイター
高城昌子(実母)
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高城 剛(たかしろ つよし、1964年8月18日 - )は、日本のライター映像作家、広告プロデューサー、DJ写真家

株式会社高城剛事務所(個人事務所)代表取締役。元妻は女優歌手沢尻エリカ。テレビ出演していた当時の肩書きは「ハイパーメディアクリエイター」(後述)。CS-TBS番組審議委員。東京都葛飾区出身。

来歴

東京都葛飾区柴又生まれ。母親は煎茶の凰昌流家元の高城昌子[1][2]。高城も煎茶道の免許を持っている[3]

上福岡市立第二中学校埼玉県立福岡高等学校を経て日本大学芸術学部文芸学科入学。大学在学中に「東京国際ビデオエンナーレ」にてグランプリ受賞。大学卒業後、『三宅裕司のえびぞり巨匠天国』への出演など、テレビ露出が多かった時期にハイパーメディアクリエイター[4]という肩書きを一時使用していた。

2007年まで総務省情報通信審議会専門委員(1997年から)、東映アニメーションの特別顧問など務めていたが、2008年に拠点をヨーロッパへ移す。また、以降は定住せずに海外を点々とするノマドワーカーのような生活を送っている。

現在は、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、ひとつの分野にこだわらない創造産業全般にわたって活躍。また、2010年3月より、Fashion TVのシニア・クリエイティブ・ディレクターも務める。

人物

  • 生野菜が苦手。
  • 元々は、映像制作、楽曲制作、執筆活動を中心としていたが、2004年以降は環境観光業を中心としている。
  • 2009年1月に沢尻エリカと結婚したが、2013年12月に離婚した。また、元妻の沢尻とは対照的に非喫煙者であり、結婚していた時期には禁煙させた事もあった[5]
  • 近年はDJ/リミキサーとしての活動を広げており、諸外国にてプレイ。
  • SNSは一切やっておらず、情報発信は書籍とメールマガジン、雑誌投稿に限られる。

NEXTRAVELER BOOKS

2019年に高城が自ら設立した書籍レーベル。コンセプトは、「大手出版社ではなかなか発売できない、意欲的な書籍を不定期にリリースする『DtoC時代の出版社』」。

作品

映像作品

  • 1987年 ビデオアート作品『Writing on the Wall』第2回東京国際ビデオビエンナーレ展 一般公募グランプリ
  • 1989年 ビデオクリップ作品「NATIONAL KOIZUMIC VIDEO / 小泉今日子
  • 1990年 ビデオクリップ『La・La・La、DRIVE他 / 小泉今日子』
  • 1990年 映画「香港電脳コピー都市 / 日活(制作:フジテレビ)」
  • 1990年 『改訂版KOIZUMIC VIDEO / 小泉今日子』
  • 1990年 『丘を越えて / 小泉今日子』
  • 1991年 連続テレビドラマ『バナナチップス・ラヴ』(フジテレビ)
  • 1991年 ビデオクリップ作品『Bye-bye-bye / GO-BANG'S
  • 1991年 ビデオクリップ作品『なんかいい気分 / FAIRCHILD
  • 1991年 ビデオクリップ作品『あなたに会えてよかった / 小泉今日子』
  • 1992年 ビデオクリップ作品『自分を見つめて / 小泉今日子』
  • 1992年 連続テレビドラマ『アルファベット2/3』(フジテレビ)
  • 1994年 ビデオクリップ作品『everybody goes -秩序のない現代にドロップキック- / Mr.Children
  • 1999年 AIBOプロモーションビデオ (ソニー)
  • 2009年 東京オリンピック 2016招致映像 監督
  • 2015年 SKYMAGICプロジェクト (MicroAd)[6]

著書

2010年以前

2011年

2012年

  • 『モノを捨てよ世界へ出よう』(2012年1月、宝島社、ISBN 479668994X
  • 『人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか―― スペイン サン・セバスチャンの奇跡』(2012年7月、祥伝社ISBN 439611284X
  • 『SOUL RESET 魂の再起動 魂の声に耳を澄まし、未来を見通す方法』(2012年4月、マガジンハウス、ISBN 4838724047
  • 『BODY RESET 身体の再起動 身体を鍛えて、魂のノイズを取り除く方法』(2012年5月、マガジンハウス、ISBN 4838724349
  • 『NEXTRAVELER(ネクストラベラー) vol.01 沖縄 (素敵な星の旅行ガイド) 』(2012年9月、セブン&アイ出版、ISBN 4860086112
  • 『LIFE PACKING(ライフパッキング)【未来を生きるためのモノと知恵】』(2012年11月、晋遊舎ISBN 486391671X

2013年

  • 『サバイバル時代の健康術 ~アーユルヴェーダで頭と体のバランスを整える』(2013年1月、宝島社、ISBN 4800207207
  • 『NEXTRAVELER(ネクストラベラー) vol.02 バルセロナ (素敵な星の旅行ガイド)』(2013年2月、セブン&アイ出版、ISBN 486008621X
  • 『21世紀の英会話』(2013年8月、マガジンハウス、ISBN 4838725825
  • 『白本』(2013年12月、高城未来研究所)

2014年

  • 『黒本』(2014年2月、高城未来研究所)
  • 『高城 剛と考える 21世紀、10の転換点』(2014年3月、宝島社、ISBN 4800218993
  • 『NEXTRAVELER(ネクストラベラー) vol.03 香港 (素敵な星の旅行ガイド)』(2014年4月、セブン&アイ出版、ISBN 4860086325
  • 『青本』(2014年7月、高城未来研究所)
  • 『グレーな本』(2014年8月、講談社、ISBN 4062190710
  • 『世界はすでに破綻しているのか?』(2014年9月、集英社、ISBN 4087860507
  • 『2035年の世界』(2014年10月、PHP研究所ISBN 4569819508

2015年

  • 『白本 弐』(2015年2月、高城未来研究所)
  • 『NEXTRAVELER(ネクストラベラー) vol.04クアラルンプール (素敵な星の旅行ガイド) 』(2015年3月、セブン&アイ出版、ISBN 486008652X
  • 『黒本 弐』(2015年4月、高城未来研究所)
  • 『人生を変える南の島々。ヨーロッパ編』(2015年7月、高城未来研究所、ISBN 4434207466
  • 『NEXTRAVELER(ネクストラベラー) vol.05ブルックリン (素敵な星の旅行ガイド)』(2015年8月、セブン&アイ出版、ISBN 4860086651
  • 『人生を変える南の島々。アジア編』(2015年11月、高城未来研究所、ISBN 4434207474

2016年

  • 『黒本 参』(2016年2月、Amazon Services International, Inc.)
  • 『NEXTRAVELER(ネクストラベラー) vol.06シンガポール (素敵な星の旅行ガイド)』(2016年2月、セブン&アイ出版、ISBN 4860086783
  • 『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す』(2016年3月、集英社、ISBN 4087860620
  • 『人生を変える南の島々。日本編』(2016年4月、高城未来研究所、ISBN 4434213040
  • 『LIFE PACKING2.1 ―未来を生きるためのモノと知恵―』(2016年8月、高城未来研究所、ISBN 4434222201
  • 『21世紀の「裏」ハローワーク: 人には言えないもうひとつの職業図鑑』(2016年、高城未来研究所)
  • 『白本 参』(2016年11月、高城未来研究所)
  • 『カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?』(2016年12月、集英社、ISBN 4087860809
  • 『人生を変える南の島々。南北アメリカ&ハワイ編』(2016年12月、高城未来研究所、ISBN 4434222929

2017年

  • 『多動日記(一)「健康と平和」: -欧州編-』(2017年6月、高城未来研究所)
  • 『不老超寿』(2017年8月、講談社、ISBN 4062207214
  • 『21世紀の「表」ハローワーク: 人には理解されないもうひとつの職業図鑑』(2017年10月、高城未来研究所)

2018年

  • 『高城剛 写真/文『50mm』THE TAKASHIRO PICTURE NEWS』(2018年3月、晋遊舎、ISBN 4801809081
  • 『大麻ビジネス最前線: Green Rush in 21st century』(2018年4月、高城未来研究所)
  • 『分断した世界 逆転するグローバリズムの行方』(2018年4月、集英社、ISBN 4087860965
  • 『21世紀の「匿名」ハローワーク: 人には理解されないもうひとつの職業図鑑』(2018年5月、高城未来研究所)
  • 『白本 四』(2018年7月、高城未来研究所)
  • 『赤本』(2018年7月、高城未来研究所)
  • 『黒本 四』(2018年8月、高城未来研究所)
  • 『NEXTRAVELER 沖縄本島北部: 素敵な星の旅行ガイド』(2018年8月、高城未来研究所)

2019年

  • 『2049 日本がEUに加盟する日 HUMAN3.0の誕生』(2019年4月、集英社、ISBN 4087861090
  • 『NEXTRAVELER 京都: 素敵な星の旅行ガイド』(2019年4月、高城未来研究所)
  • 『GREEN RUSH』(2019年5月、NEXTRAVELER BOOKS、ISBN 4991059402
  • 『333ウルトラデトックス』(2019年9月、NEXTRAVELER BOOKS、ISBN 4991059429
  • 『green bean to bar CHOCOLATE 世界で一番おいしいチョコレートの作り方』(2019年11月、NEXTRAVELER BOOKS、ISBN 4991059437

2020年

  • 『BETTER TOMORROW』(2020年2月、NEXTRAVELER BOOKS、ISBN 4991059410
  • 『高城式健康術55 医師が教えてくれない家庭の医学』(2020年6月、光文社、光文社新書、ISBN 978-4-334-04478-7
  • 『LIFE PACKING 2020 未来を生きるためのモノと知恵』(2020年12月、NEXTRAVELER BOOKS、ISBN 4991059445

2022年

  • 『いままで起きたこと、これから起きること。~「周期」で読み解く世界の未来~』(2022年8月、光文社、ISBN 4334046061
  • 『BIO HACKING 未来を生きるための遺伝子の理解』(2022年10月、NEXTRAVELER BOOKS、ISBN 499105947X
  • 『NEXTRAVELER FILMS&TOOLS 未来につながる創造的ツールと使い方』(2022年12月、NEXTRAVELER BOOKS、ISBN 4991059488

2023年

  • 『40代からの認知症予防』(2023年2月、NEXTRAVELER BOOKS、ISBN 4991289300
  • 『白本 五』(2023年8月、NEXTRAVELER BOOKS)
  • 『黒本 五』(2023年9月、NEXTRAVELER BOOKS)

2024年

  • 『観光大国スペインに見る、オーバーツーリズムの現在と未来』(2024年6月、NEXTRAVELER BOOKS)
  • 『FUTURE OF SPECIALTY COFFEE スペシャルティコーヒーの未来』(2024年11月、NEXTRAVELER BOOKS)
  • 『LIFE PACKING 60 未来を生きるためのモノと知恵』(2024年12月、NEXTRAVELER BOOKS)

2025年

  • 『サイケデリック・ルネッサンス』(2025年4月、NEXTRAVELER BOOKS)

雑誌連載

かつて出演していたテレビ番組

その他

脚注

  1. ^ ハイパーメディアクリエーター高城剛と母、昌子”. EARTHマガジン(アースマガジン). 2013年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月25日閲覧。
  2. ^ ブルース・オズボーン『Oyako Photograghs』シンコー・ミュージック、1998年7月20日、194頁。ISBN 4401770102 
  3. ^ 川勝正幸『丘の上のパンク』小学館、P.133
  4. ^ 横断的に活躍するクリエイターの意。映像作家、文筆業を初め、幅広い分野で活動しているマルチクリエイター横文字職業の一つ。高城を取材した朝日新聞記者による命名
  5. ^ 沢尻エリカ 夫との「禁煙」の約束を破りタバコを手に遠い目” (2010年9月30日). 2010年9月30日閲覧。
  6. ^ SKY MAGIC by MicroAd スカイマジック by マイクロアド”. 2016年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月8日閲覧。

関連項目

外部リンク


高城剛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 14:31 UTC 版)

高城未来研究所」の記事における「高城剛」の解説

高城未来研究所所長好きなものは玄米好きでないものは肩書き高城未来研究所における「高城剛」は人物名でなく、編集者クリエイター数人からなるプロジェクト名を指す場合もある。

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「高城剛」を含む「高城未来研究所」の記事については、「高城未来研究所」の概要を参照ください。

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