日本国内の分布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 10:00 UTC 版)
「ケッペンの気候区分」の記事における「日本国内の分布」の解説
詳細は各気候の項目を参照のこと。 日本は寒帯、亜寒帯、温帯、熱帯まで幅広く分布するが、大部分が温暖湿潤気候である。 降水量は全体として多く、乾燥帯となっている観測地点は存在しない。冬季乾燥となる観測地点も稀で、ほとんどの地域は年中湿潤に分類される。 大陸の東岸に隣接するため、冬は大陸の季節風の影響を受け冷え込みは比較的厳しい。一方、夏は太平洋高気圧による南東風が優勢となり、高温多湿となる。 この結果、比較的高緯度である北海道の大部分は亜寒帯・亜寒帯湿潤気候に分類される(温暖湿潤気候との境界域では、例外的に西岸海洋性気候に分類される地点もある)。一方で、本州、四国、九州は、東北北部および高原・山地を除くほぼ全てが温暖湿潤気候に分類される。北海道の大雪山、本州の富士山など、ごく一部の高山の山頂付近が寒帯・ツンドラ気候に分類される。 東京都と沖縄県の離島は、最南端がそれぞれサバナ気候、熱帯雨林気候の北限に掛かっている。 ケッペンの気候区分は、世界を基準にしているため、日本国内において西岸海洋性気候に分類される地域でもヨーロッパのそれとは大きく異なるなど、日本の地域毎の気候の差異を示すにはあまり適していない。そのため、日本独自の気候区分を設けている。一例として下記がある。 太平洋側気候 日本海側気候 中央高地式気候 瀬戸内海式気候 南日本気候
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