日本における、細かい分類と取扱品目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 17:30 UTC 版)
「自動販売機」の記事における「日本における、細かい分類と取扱品目」の解説
基本的には、1990年(平成2年)6月改訂の日本標準商品分類(一部追記)に沿って記載する。物品の場合、食品系(食品・飲料)と非食品系に分かれる。 コンビニエンスストアや24時間営業のスーパーマーケットの出店増加などにより、一昔前と比較すると販売する品目は減少してきている。現在、日本の自販機でよく見られるのは券売機や需要の多い飲み物・アイス、対面では買いにくいコンドームである。 食品系飲料缶・ビン・ペットボトル・紙パック容器入り飲料(ソフトドリンク・酒類・牛乳類) その都度入れる紙コップ入り飲料 水 - スーパーマーケットなどに設置されている。専用のボトルやタンクを購入し、それをセットして商品を充填する。 食品自動調理をするもの。容器に麺や具材を入れて冷蔵保存されたものを湯通ししたあと、回転もしくは傾けて湯を排出し、新たに出汁・スープが入り、完成された状態で出てくるタイプと、容器に麺や具材・調味料を入れ冷凍保存されたまま出てきて自宅などで湯を入れたり、電子レンジで加熱するなどして完成させるタイプがある。そば うどん ラーメン 電子レンジやトースターで調理するもの冷凍食品ホットドッグ おにぎり(焼きおにぎりなど) 寿司 たこ焼き 焼きそば から揚げ フライドポテト ピザ トースト、ホットサンド - アルミ箔に包まれていて、電熱器で加熱調理をする。 弁当 - 調製したものを自販機内で保温する。から揚げ弁当 焼肉弁当 ひれかつ弁当 缶入り食品おでん缶 らーめん缶・うどん缶・パスタ缶など ナッツ(おつまみ類) 菓子(チューインガム・チョコレート・スナック菓子) 鶏卵 米 パン かき氷(現在は消滅) 納豆 アイスクリーム類 綿菓子 ハンバーガー カレーライス カップめん(ラーメン・うどんなど、給湯器つき。箸が入っている専用のボックスが備えられている物もある) 味噌汁 - お湯を追加で入れる。 野菜・果物類(キャベツ・タマネギ・人参・リンゴ・バナナなど) 魚介類 肉類 氷 - 酒屋に設置されることが多い。また釣具屋にも、釣り場まで活餌の鮮度を保つために設置されている。 ドライアイス - スーパーマーケットに設置されることが多い。購入した冷凍食品やアイスの温度保持に使われる。 飲料の自販機 飲料の自販機(関西大学) 飲料と菓子の自販機 紙コップ入り飲料の自販機 牛乳の自販機 チューインガムの自販機 おつまみの自販機 うどんの自販機 カップラーメンの自販機 焼おにぎりなど軽食の自販機 全国のご当地レトルトカレーの自販機(東京・浅草) バナナの自販機 生鮮野菜の自販機(東京都北区) 並び立つコンドームと栄養ドリンクの販売機 昆虫食缶詰の自販機 非飲食物系煙草 - 購入にtaspoが必要。梱包を工夫して、同じ機械でライターを扱うものもある。 新聞・雑誌・文庫本 - 新聞は主に「ニュースくん」という愛称がついており、欧米で一般的な手動式ではなく電動式である。また、1970年代にはポルノ雑誌(自販機本)を扱う自販機が多かったが、18歳未満の者が容易に購入できる方式での猥褻物販売を禁止する青少年保護育成条例による規制が成立して衰退した。 切手・はがき類 - 集配局の郵便局の一部に置かれていた。設置場所によっては郵便証紙・ふみカード・収入印紙を取り扱うものもあったが、2007年7月で全面廃止。 乾電池 - メーカー系列電器店の店先に置かれていることが多い。 DVD・CDソフト - 販売だけでなく、無人レンタルビデオなど貸し出し・返却を扱うものもある。 風船(ファンキーマルーン) 透明ロッカー型 - 日用小物から下着、靴下、お菓子など常温保存可能な食品も含む。 カプセルトイ(ガシャポン、ガチャ、ガチャガチャ)- カプセルに入ったフィギュアなどの玩具。近年では千円札を投入し、ランダムで玩具などの景品が登場する「1000円自販機」と呼ばれる機種も存在しており、ゲームセンターなどに設置されていることが多い。 先払いセルフ式ガソリンスタンド - 先に現金やクレジットカードを投入して、油種(レギュラー・ハイオク・軽油)を選択し、投入金額分まで給油できる。残余分は、給油機内蔵の釣り銭機から出てくるもの、レシートに印字のバーコードを別に設置してある釣り銭支払専用機に読み取らせて支払うもの、従業員待機所のレジまで持参して釣り銭をもらう方式の3種類がある。 カード類 - テレフォンカード・ハイウェイカードなどのプリペイドカード類や乗車券などの切符類。トレーディングカード類(カードダス)。回数券のバラ売り(金券ショップに併設もしくは駅近くなどに設置)- taspo導入前のたばこ自販機を再利用した形態が多いため、たばこと同一の箱に入っていることが多い(箱は原則返却ボックスに入れる案内がある)。 花(生花) - 温度・湿度管理がされている。 キーホルダー 下着 旅行保険 - 空港などで見られる。保険料を投入すると保険証書の用紙が払い出され、住所や氏名などを記入して、一番下の控え以外の部分を投入口に入れる。 ティッシュペーパー、トイレットペーパー - 駅のトイレなどに設置される。自動販売機の購入のみの少ない投資で、簡易的な有料トイレを作ることができる。 マスク - 病院や薬局などに設置されている。 お守り・おみくじ 自動券売機交通機関の乗車券類 食券 施設などへの入場券 公営競技の投票券 外貨現金(外貨両替) トラベラーズチェック(外貨両替) コスチューム 釣り餌 - 釣具店の軒先によく設置されている。生きた餌のパックを販売している。 温泉 - 温泉スタンドなど。 タオル - 温泉施設、無料の足湯があるところに設置されている。 洗車用洗剤 - コイン洗車場などに設置されている。 化粧品・櫛・ひげそり用品 - 主に宿泊施設・銭湯などに設置されている。整髪料などは小分けされている。 傘 使い切りカメラ・フィルム 金 - 海外に存在。 名刺 印章 - 一部のドン・キホーテ店内に設置されているが、ドン・キホーテ以外の店舗にも設置されていることがある。 携帯型電子機器(デジタル音楽プレイヤー、デジタルカメラ、ビデオゲームなど)携帯電話用SIMカード - 海外からの渡航者向けのプリペイド式カードで、主に空港に設置されている。 医薬品(風邪薬、鎮痛剤など)- 海外に存在。 アンプル剤 - 日本でも個人調剤薬局などの店先に設置されているが、近年は衰退している。 性具 - ラブホテルの客室などに設置されている。 コンドーム - タバコ屋や個人調剤薬局などの店先に設置されていることが多いが、周囲に何もないところにポツンと設置されていることもある。 新聞の自販機「ニュースくん」(毎日新聞放出販売所にて) お守りの自販機(善光寺) ステッカーの自販機 乾電池の自販機 iPodも販売される「zoom shop」 電気機器のみの自販機 文房具と菓子の自販機(図書館) ランジェリーなどの自販機 記念メダル販売機(茶平工業) 印章自販機 名刺自販機 無人の自動レンタルビデオ店 カプセルトイの自販機(コスモス) 洗車用品の自販機 セルフ式ガソリンスタンドの燃油販売機 新型コロナウイルスPCR検査キットの自販機 マスクの自販機 アラブ首長国連邦・ドバイ市にある金の自動販売機
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