回数券のバラ売り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 03:23 UTC 版)
鉄道会社の一般的な回数乗車券は、指定された区間の10回分の運賃で同区間の11回分(時差券は12回つまり6往復分、土曜休日限定券は14回つまり7往復分)の切符が発売されているため、例えば180円区間の回数券の切符では1枚あたりの仕入れ値は163円強である。これらの回数券を1枚ごとに普通運賃より幾分安く販売することで、定期券や回数券を購入するほどは該当路線を利用しない乗客であっても、ある程度安く乗車できる。新幹線の一部区間で発売されている新幹線回数券や、回数券タイプの特別企画乗車券もよく取り扱われる。近畿地方ではターミナル駅の改札前に出店している店舗が多く、主力商品となっている。その一方、近年は交通系ICカードの普及や鉄道会社のインターネット予約・割引サービスの拡充、さらには金券ショップでのバラ売り・転売防止策として回数券の廃止もしくは利用制限を行う事業者も現れており、扱い数は減少傾向にある。従来は帯のような形で一綴りになっており、入鋏前に切り離すと無効になったため、このような販売は出来なかった。
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