全面廃止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 17:01 UTC 版)
1997年(平成9年)3月30日、三井三池炭鉱が閉山された。これに伴い三池炭を一部利用してきた港発電所1号機は、翌1998年(平成10年)4月より主に中国から輸入した石炭を用いる海外炭専焼となった。 2000年代に入ると、九州電力では苅田発電所新1号機(2001年)、苓北発電所2号機(2003年)など新鋭の火力発電所が完成する。その一方で高経年の発電設備は運転機会が減少し、順次廃止された。港発電所1号機もそれに該当しており、2004年(平成16年)4月1日付で廃止となった。1号機の1960年以来の累積運転時間は30万2188時間、累積発生電力量は約402億キロワット時であった。 廃止後、港発電所跡地には九州電力によって太陽光発電所が建設され、2010年(平成22年)11月15日より「メガソーラー大牟田発電所」(出力3000キロワット)として運転を開始している。
※この「全面廃止」の解説は、「港発電所」の解説の一部です。
「全面廃止」を含む「港発電所」の記事については、「港発電所」の概要を参照ください。
- 全面廃止のページへのリンク