羽幌森林鉄道
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1942年(昭和17年)、羽幌川上流の森林資源を羽幌駅南側のストックヤード(土場)まで運搬する14kmの森林鉄道が、当時の帝室林野管理局旭川支局羽幌出張所の管轄として竣工し、初めて木材が直接駅へ運搬された。1947年(昭和22年)からは旭川営林局羽幌営林署の管轄となり、また、竣工以後毎年のように2-4km奥地へ延長され、1957年(昭和32年)に42㎞、最終的に総延長44㎞に達した。その間1954年(昭和29年)からは民間貨物の混合輸送も行っている。戦後の年間輸送量は、1956年(昭和31年)の9万石をピークに、平均約5万石であった。当初蒸気機関車2台と6tガソリン機関車1台で運行されたが、1951年(昭和26年)からディーゼル機関車に切り替えられ、1958年(昭和33年)の記録によれば5t車8台、6t車、7t車、9t車、10t車各1台ずつ計12台を保有していた。その後徐々にトラック輸送に切り替えられて、1963年(昭和38年)に全面廃止された。
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