新1号機
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1970年(昭和45年)9月、九州電力は相浦発電所の新1号機建設に着手した。旧設備とは異なり重油・原油を燃料とする石油火力発電設備であり、出力は37万5000キロワット。2年半後の1973年(昭和48年)4月28日に運転を開始した。新1号機では社内最初のメーカーによる据付試運転調整渡し方式を採用し、さらにタービン発電機関係据付工事では業界初の本格的ブロック工法を導入している。また新2号機で当初から導入された排煙脱硫装置は1976年(昭和51年)5月に追加された。なお、旧設備の廃止に伴い1977年8月に「新1号機」から単に「1号機」へ改称している(新2号機も同様)。 1994年(平成3年)3月末の設備概要は以下の通り。 ボイラー形式 : 単胴強制循環輻射再熱式 燃料 : 重油・原油 蒸発量 : 1270トン毎時 気圧 : 176キログラム毎平方センチメートル 気温 : 569度 タービン形式 : 串型3車室4流排気再熱復水型 容量 : 37万5000キロワット 発電機容量 : 41万7000キロボルトアンペア
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