専従捜査班
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天樹悠(あまぎ ゆう)〈46〉 演 - 東山紀之 経歴:警視庁八重洲警察署交通課 → 警視庁戸越警察署刑事課 → 警視庁刑事部捜査第一課7係 → 警視庁遺失物センター(S1第1話) → 警視庁刑事部捜査第一課12係(S1第2話 - 最終話) → 警視庁刑事部機動捜査隊(S2 - S3最終話) 兼 警視庁第11方面本部準備室 機動捜査員(S3) → 警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係(S3最終話 - S6) 兼 専従捜査班(S5 - S6) → 警視庁警備部警備第一課特殊急襲部隊(SAT)(S7第1話) → 警視庁刑事部特別捜査係 → 専従捜査班(S7第1話 - ) 階級:巡査部長 1969年8月16日生まれ、血液型はA型。東明大学法学部卒業。家族は妻・清と娘・聖と清の父・堂本俊太郎。 事件とは無関係に思われる「時間」に対してこだわりを持っている。犯人に同情・共感せず、推理後は辛辣な非難・批評で追い打ちをかけるが、場合によっては罪状の一部を不問にするなど融通を利かせる。 S1が始まる10年前の自身の誕生日に、妻と娘を亡くしている。天樹が常に身に付けている「『7時12分』を指したまま動かない腕時計」は、亡くなった娘が彼への誕生日プレゼントとして用意していたものであり、娘が遺体として発見された時、彼女の手に握られていた。その為、天樹は新しい腕時計と買い換えることを拒んでおり(S2第1話の開始時点では、既に修理されている)、また、「時間が止まった人」や「家族と死別した人」を見過ごせずにいる。妻と娘の死因については彼を12係に抜擢した片桐正敏も知らないが、S3第1話で水田環が島村唄子から渡された、天樹の経歴に関する資料には「2005年8月16日、事故(臨海地区の『マリンサイドスクエア』の改装工事中に起きた崩落事故)により死亡」と書かれている。またS6第1話で、事件後に本人の申し入れで警視庁遺失物センターへ異動したことが判明している。 S2では機動捜査隊(機捜104)に所属しており、一日の殆どを覆面パトカーでの管轄内の巡回に費やしている。 立ち振る舞いはS1とS2以降で大きく異なっている。S1ではノーネクタイで態度も飄々としており、妻の遺品の時計が毎回登場していたが、S2ではネクタイを締めて態度もクールになり、妻の遺品の時計に拘るシーンも無くなった。 S4での立ち振舞いはS1に近いものになっているが、第1話の冒頭における健康診断で「老眼」だと診断されてからは、ノートパソコンを使って資料を作成する際などに老眼鏡を使っている。 S4から専従捜査班のメンバーと「酒蔵あっけし」で食事をするようになる。 野々村拓海(ののむら たくみ) 演 - 白洲迅(S4 - ) 経歴:警視庁総務部留置管理第二課 → 警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係(S4 - S6) 兼 専従捜査班(S5 - S6) → 警視庁刑事部捜査第一課七係(S7第1話) → 警視庁刑事部特別捜査係 → 専従捜査班(S7第1話 - ) 階級:巡査 青森県八戸市出身。憲士館大学法学部卒業。2017年に入庁。チームの最年少メンバーで明るく元気な青年。刑事に憧れているが、落ち着きがなくおっちょこちょいな性分が災いして、内勤である資料係に配属される。そのため専従捜査班として捜査に参加できることを喜んでいる。父親を4歳の時に病気で亡くし、女手一つで育ててくれた母親も2017年に他界している。 近眼であり、普段はコンタクトレンズをしている。名前で呼ばれることに嫌悪しており、苗字で呼ぶように再三伝えているが専従捜査班のメンバー達からは「拓海くん」「拓海」と呼ばれている。 専従捜査班が解散になった後、"刑事課の花形"と呼ばれる捜査一課の7係に配属となるも、専従捜査班に所属していた頃とは異なる勤務体制や雰囲気に馴染めずにいた。とある殺人事件の捜査で、事件関係者及び現場周辺への聞き込み等を「非効率」だと否定する7係の捜査方針への反発から単独行動を取るようになり、結果的に殺人事件に関与していた人物を目の前で何者かに殺害されたことなどを理由に、上司の多々良から「7係に相応しくない」と告げられるが、その会話を聞いていた片桐の(半ば強引な)計らいで特別捜査係に配属される。 片桐正敏(かたぎり まさとし)〈55〉 演 - 吉田鋼太郎 経歴:警視庁臨海警察署刑事課 → 警視庁深幸警察署刑事課 → 警視庁刑事部捜査第一課12係 係長(S1) → 警視庁刑事部刑事総務課 課長(S2) → 警視庁第11方面本部準備室 室長(S3) → 鮫洲運転免許更新センター 免許課長補佐(S3最終話) → 警視庁刑事部刑事総務課刑事資料係 係長(S4 - S6) 兼 専従捜査班 班長(S5 - S6) → 警視庁第九方面交通機動隊所属白バイ隊員(S7第1話) → 警視庁刑事部特別捜査係 → 専従捜査班 係長(S7第1話 - ) 階級:警部(S1) → 警視(S2 - S4) → 警部(S5) → 警視(S6 - ) 8月12日生まれ。表向きは警察組織に従っているが、実際は天樹たちと同様に正義感を持っており、彼らの捜査には良く許可を出し、特に上の立場であるために権力者が関わるような事件においては重要役割を担っている。 特別捜査係を新設。 二度の離婚暦がある。1番目の妻・朝山恵美との間に、娘・美央がいる。2番目の妻とは3カ月で離婚している。 水田環(みずた たまき)〈28〉 演 - 倉科カナ(幼少期:璃菜〈S5最終話〉) 経歴:警視庁蒲田北警察署地域課(警察学校卒業後) → 警視庁北池袋警察署地域課北池袋本町交番 → 警視庁刑事部捜査第一課12係(S1 - S3最終話) 兼 警視庁第11方面本部準備室 専任捜査員(S3) → 警視庁警務部人事一課監察係(S3最終話) → 警視庁刑事部捜査第一課12係(S4) → 警視庁刑事部専従捜査班(S5 - S6) → 警視庁組織犯罪対策部暴力団対策課(S7第1話) → 警視庁刑事部特別捜査係 → 専従捜査班(S7第1話 - ) 階級:巡査(S1) → 巡査部長(S2 - ) 1987年3月2日生まれ。ペンシルベニア文化大学 犯罪心理学専攻。ビジネスレベルの英語を習得。家族は父で外交官だった純平と母の美月。 高い洞察力と推理力を持つ、留学経験のある、アメリカ帰りの帰国子女。捜査のパートナーはS1からS3は沙村で、S4からは青山。チームの紅一点。 S3第1話では上の立場にいる島村唄子の依頼で第11方面本部の監視役となるが、徐々に監視役の仕事自体に疑問を抱くようになり、最終的には島村に反発して監視役を降る。12係が解散後は、監察官として1年過ごした後、片桐の誘いを受ける形で12係に復帰する。監察官時代は、数々の不祥事を摘発し、警視庁の組織浄化の功労者となる。16年前に出張先のインドネシアから帰国した直後に遺体となって発見された父の純平が機密費流用の疑いを掛けられた際には辞表を片桐に渡したが、専従捜査班の捜査により無実と判明した為、刑事を続ける事に。片桐と海老沢とかつての上司だった沙村からは「水田」、青山と野々村からは「環さん」と呼ばれている。天樹からは基本的には「水田さん」と呼ばれているが時々「環さん」と呼ばれる事がある。かなり年上の天樹をなぜか「天樹君」と呼ぶ。 S6からS7の間に、青山とルームシェアしている。 青山新(あおやま あらた)〈39〉 演 - 塚本高史(S2 - ) 経歴:警視庁西葛西警察署刑事課 → 警視庁有明警察署刑事課(S2第1話) → 警視庁刑事部捜査第一課12係(S2第2話 - S3最終話) 兼 警視庁第11方面本部準備室 専任捜査員(S3) → 警視庁西新宿警察署地域課万人町交番(S3最終話) → 警視庁刑事部捜査第一課12係(S4) → 警視庁刑事部専従捜査班(S5 - S6) → 警視庁生活安全部少年育成課少年指導係(S7第1話) → 警視庁刑事部特別捜査係 → 専従捜査班(S7第1話 - ) 階級:巡査 → 巡査長(S6 - ) 1985年2月10日生まれ。東京都江東区宮洲島(臨海エリア)で生まれ育つ。施設出身で、久喜鉄平と一色朱子は同じ施設の出身者。 以前はスカウトマンをしていたが、品田ゆりと出会ったことをきっかけに警察官になる。スタンドプレーが目立つ天樹の監視役となるが、S2第1話にて天樹達の捜査で過去の未解決事件の犯人であることを突き止められた上司を殴ったことで謹慎処分を受ける。その後、沙村の計らいで12係に配属される。 S3最終話のラストで交番勤務へ異動となり、本人は「定年までずっと交番勤務だと思った」らしいが、1年後に片桐に誘われる形で12係に復帰する。放任主義の天樹に代わり、野々村の教育係を担当することになるが、その事がやんちゃだった性格を大人に成長させることになる。 S6からS7の間に、水田とルームシェアしている。 海老沢芳樹(えびさわ よしき)〈52〉 演 - 田辺誠一(S4 - ) 経歴:警視庁奥多摩警察署地域課 → 警視庁西新宿警察署刑事課 → 警視庁刑事部捜査第一課10係 → 警視庁刑事部捜査第一課12係(S4) → 警視庁刑事部専従捜査班(S5 - S6) → 警視庁西新宿警察署地域課花舞交番(S7第1話) → 警視庁刑事部特別捜査係 → 専従捜査班(S7第1話 - ) 階級:警部補 主任。かつては上昇志向の塊のような排他的だったが、捜査第一課10係時代に「三億円強奪事件」の捜査に関わった際、容疑者として浮上した松原祐二の行動等から「複数犯による犯行」ではないかと考え、上層部に楯突き、訴えていたが、「松原が単独で犯行を起こした」と結論付けた上層部には全く相手にされなかった。それ以来、出世の道が閉ざされ、捜査第一課の閑職に甘んじて、警察組織に対して強い不信感を抱いており、他の捜査員達との折り合いが悪く人望も薄かったが、片桐に専従捜査班に引き抜かれ天樹らと行動を共にする中で、内に眠っていた正義感が再び目を覚まし始める。昼行灯の片桐に代わり、専従捜査班の陣頭指揮を執っている。こっそり警部への昇進試験を受けたが、不合格となった。さらにS6の第1話でそれが8回目の試験挑戦だと判明。娘が4人おり、S5では孫も生まれた。 坂下路敏(さかした ろびん) 演 - 小瀧望(ジャニーズWEST)(S8 - ) 経歴:専従捜査班(S8第1話 - ) 階級:警部補 新人エーリト刑事。東大卒のキャリア。捜査は効率重視で、会議はほとんどリモートで参加する。
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警視庁刑事資料係と捜査第一課12係の合同チームとして2018年7月に結成されたチームだったが、複雑化する凶悪犯罪を迅速に解決するために、刑事資料係長・片桐を班長に、海老沢を主任として2019年7月1日に正式に発足。組織にとらわれずに独自の判断で自由に捜査でき、司法取引の権限も与えられた警視庁独自の正式な組織で、超凶悪犯罪と難解な未解決事件に特化し早期解決を目指す警視庁独自の部署。
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