宇相吹事件専従捜査班
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 01:31 UTC 版)
「不能犯 (漫画)」の記事における「宇相吹事件専従捜査班」の解説
宇相吹正の殺人を解決するために警視庁本庁が設立した宇相吹事件の捜査班。捜査を担当するキャリア組だけで構成された宇相吹事件専従捜査班第一班の宇相吹事件専従捜査本部と、事務作業を担当する宇相吹事件専従捜査班第二班に分かれる。第二班は捜査の邪魔になった刑事を閉じ込めておく所謂島流し先で、地下室で事件のデータ処理などをさせられている。 「正義の権力(ちから)(8巻)」編にて人望のない蒲生が諏訪部に嫉妬したことによって解体の命令を出したことで解体させられてしまう。宇相吹事件専従捜査本部 諏訪部(すわべ) 警視庁本庁所属のキャリア組で「宇相吹事件専従捜査班」で指揮を執る。階級は警視。宇相吹の逮捕に執念を見せるが、彼のやり方は宇相吹が殺人を犯したところを抑えて決定な証拠として逮捕する方針で、時には人命を軽視した発言をしたこともある。傲岸不遜で多田・百々瀬をあからさまに見下す性格などと相まって、激昂していたとはいえ呼び捨てで呼ばれる程多田とは相性がとても悪い。「正義とは権力(ちから)」がモットー。 ある事件を契機に多田・百々瀬を「宇相吹事件専従捜査班」への転属を命ずるが、それは捜査に邪魔な多田・百々瀬を班の事務処理をさせるのが目的で、本質は島流し同然の左遷だった。 違法捜査をするなど問題が多い人物ではあるが、宇相吹の逮捕への執念は本物であり、榎本のいうところによると一課の人心を掌握している。 宇相吹事件専従捜査班の解体後は違法捜査が上層部にばれて査問されることとなり、失脚する。 蒲生(がもう) 警視庁捜査一課長。階級は警視正で諏訪部と榎本の上司。諏訪部以上に傲岸な性格で、すぐ部下を恫喝するので人望はない。 榎本(えのもと) 宇相吹事件専従捜査本部所属の刑事。諏訪部を心から慕っている。諏訪部の失脚後は左遷され、所轄に異動になったが諏訪部の意志を継ぐべく多田や皆川らと共に宇相吹を追う。ノンキャリアの皆川らに弄られて微妙な表情を見せるも、捜査ではキチンと連携が取れていたりと、上手くやっている。 宇相吹事件専従捜査班第二班 皆川(みながわ) 宇相吹事件専従捜査班第二班の班長を務める。階級は警部。 天瀬(あませ) 宇相吹事件専従捜査班第二班所属の刑事。巡査部長。
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