S1 と S2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 06:35 UTC 版)
「コンラート・ツーゼ」の記事における「S1 と S2」の解説
1940年、ドイツ政府は Aerodynamische Versuchsanstalt(AVA、航空力学研究所、後のDLRの前身)を通してツーゼに資金提供し、ツーゼの成果を滑空爆弾の製造に利用した。ツーゼはS1およびS2という計算機械を製作。無線操縦式の滑空爆弾の翼について、航空力学的な計算を行う専用計算機である。S2はアナログ・デジタル変換器を備え、プログラム制御される。そのため、世界初のプロセス制御コンピュータとも言われている。 これらのマシンは、1941年から1945年までドイツ軍が開発したヘンシェルの Hs 293 と Hs 294 という誘導ミサイルで使われた。それらは巡航ミサイルの先駆けでもある。S1の回路設計は、後のZ11の設計の元となった。ツーゼはそれらのマシンが1945年にソ連軍に鹵獲されたと信じていた。
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