十二景の一覧とは? わかりやすく解説

十二景の一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/25 09:24 UTC 版)

東海十二景」の記事における「十二景の一覧」の解説

[全画面表示] 東海十二景位置1 稲荷社杉風2 阿漕ヶ浦夜桜3 石神城春草4 白方影5 久慈川河口緑波6 細浦青畝7 願船寺晩鐘8 冨士晩霞9 如意輪寺秋月10 真崎夕照11 住吉社12 村松晴嵐13 東海駅 稲荷社杉風(いなりしさんぷう) 場所:船場801 北緯362732東経140度3313秒 / 北緯36.458981度 東経140.55371度 / 36.458981; 140.55371 (東海十二景稲荷社杉風) 構成施設等:船場稲荷神社 船場稲荷神社は、祭神倉稲魂命境内社は、大杉神社山神社天満神社熊野神社社伝では創建不明であるとされているが、享和3年船場村庄屋の願上によれば1693年元禄6年)に徳川光圀が、これまで村内に2社あった稲荷神社統合したことに始まることがわかっている。3月初午は、かつては近隣からの詣で客で賑わった。11月3日大祭では、地元の者が育てた展示行われ賑わうなど、永きわたって信仰されている。 阿漕ヶ浦夜桜(あこぎがうらやおう) 場所:村松 北362714東経140度3541秒 / 北緯36.453928度 東経140.594763度 / 36.453928; 140.594763 (東海十二景阿漕ヶ浦夜桜) 構成施設等:阿漕ヶ浦公園 日本三体一つとして有名な村松虚空蔵尊大神宮原子力施設群に隣接し周辺阿漕ケ浦田畑囲まれ静かな環境公園である。1974年昭和49年)の茨城国体ホッケー会場のために整備されホッケー場、野球場少年スポーツ広場遊歩道などが整備されている。 また、多種多様な樹木植栽されなかでも公園入り口から園路沿いには桜並木があり、毎年見事な花を咲かせている。4月の上旬には「東海さくらまつり」が開催され多くの人で賑わう。 石神城春草(いしがみじょうしゅんそう) 場所:石神内宿1244 北緯362857東経140度3440秒 / 北緯36.482632度 東経140.577735度 / 36.482632; 140.577735 (東海十二景石神城春草) 構成施設等:石神城公園 石神城について「石神後鑑記」には、「北は久慈川を左に抱き、壕には河水入れてたたへ、久慈川外大川あたりまでは、足入りの沼田にて、馬足の及ぶところにあらず。東の方は大沼にてならで通ふ尺地もなく、遠く蒼海満々として風波響きすざまじく、艮には久慈川流れ帯びたり。城外には大壕三重にして、その間松柏おい茂り矢玉透るべきさまなし。本丸より二の丸三の丸と西のほうに打ち続き其の間遠くしてうかがうに方便なく、誠に要害堅固なり。」と記されている。石神城は、1602年慶長7年)に、小野崎氏秋田赴くとともに廃城天正5年)となり、村民憩いの場城址公園となっている。石神城跡2013年平成25年)に東海村指定文化財(記念物(史跡))になっている白方影(しらかたためけいえい) 場所:白方 北緯362809東経140度3544秒 / 北緯36.469277度 東経140.595508度 / 36.469277; 140.595508 (東海十二景白方影) 構成施設等:白方公園 白方公園東海土地改良区内の水源として利用していた白方溜を中心に1985年昭和60年)から整備着手し噴水、滝、せせらぎ等を整備し水鳥飼いホタルの里作りとして親しめ公園したものである。また、春夏秋冬花見ができるように植栽行っている。 久慈川河口緑波(くじかわかこうりょくは) 場所:豊岡 北緯362852東経140度3631秒 / 北緯36.481189度 東経140.60858度 / 36.481189; 140.60858 (東海十二景久慈川河口緑波) 構成施設等:久慈川河口周辺常陸国風土記」の「古老いへらく、郡より南近く小さき丘あり。かたち、鯨鯢似たり倭武天皇、よりて久慈名づけたまひき」から名づけられた久慈郡流れ久慈川は、東海村最下流として太平洋注いでいる。河口では釣りレジャーボートなどで多くの人が訪れる。豊岡松林を写す緑の清流大海の波の喧騒が、多くの人に安らぎ与えている。 細浦青畝(ほそうらせいほ) 場所:村松 北362701東経140度3543秒 / 北緯36.450349度 東経140.595354度 / 36.450349; 140.595354 (東海十二景細浦青畝) 構成施設等:細浦周辺 細浦安政年間細浦真崎浦の干拓事業始まりさまざまな要因により中断再開繰り返して1938年昭和13年)に完成した圃場である。高台から見下ろすと、両側山林囲まれ東側真崎浦と接す細長い総面積36.5ヘクタール水田広がっている。青々とした田園風景は、まさに「原風景」と呼べるものとなっている。 願船寺晩鐘(がんせんじばんしょう) 場所:石神外宿1047 北緯362912秒 東経140度3429秒 / 北緯36.48674度 東経140.574621度 / 36.48674; 140.574621 (願船寺晩鐘東海十二景) 構成施設等:願船寺 願船寺は、山号輪山、院号真風院、本尊阿弥陀如来宗派真宗大谷派属し本山東本願寺である。1214年健保2年)この地の領主である佐竹末堅により招聘された、三井寺沙門である安信法印堯範阿闍梨により「願泉寺」として開創された。境内には「泥涅泉(ないねせん)」と徳川光圀命名による泉が今も湧き出ている。 幕末藩主徳川斉昭による廃仏毀釈最後まで抵抗していた願船寺は、1846年弘化3年2月2日丑の刻水戸藩による焼き討ち会い本堂始め伽藍すべてを焼失した冨士晩霞(ふじしゃばんか) 場所:舟石川 北緯362827東経140度3322秒 / 北緯36.474286度 東経140.55622度 / 36.474286; 140.55622 (冨士晩霞東海十二景) 構成施設等:富士神社 富士神社は、祭神木花開那姫命、境内社は、水神社山神社素鵞神社金刀比羅神社、加収山神社八幡神社稲荷神社疱瘡守護神社である。冨士浅間神社1610年慶長15年6月古墳上に歓請したのが始まりといわれている。「新編常陸風土記によれば、社は一尺三寸小社であったが、江戸時代末に奉仕した信濃の願上によると冨士住連や竈住連などが行われ、村人たち信仰集めた神社であった1956年昭和31年)に本殿修繕拝殿屋根替が行われた。森林覆われ古墳の墳頂に祀られ神社風景周囲田園との調和素晴らしいところである。 如意輪寺秋月(にょいりんじしゅうげつ) 場所:照沼55 北緯362604東経140度3539秒 / 北緯36.434536度 東経140.594213度 / 36.434536; 140.594213 (如意輪寺秋月東海十二景) 構成施設等:如意輪寺 如意輪寺は、山号法幢山、院号は鏡福院、本尊如意輪観音である。「開基帳」によると、寛文3年時には寺領六石余を持ち檀家数2145を数え、更に村域だけでも八つ末寺をもつ村内有力寺院であったことがわかる。安永年中(1772年から1780年)に伽藍焼失、このとき資料失った不明な点が多い。本尊如意輪観音延享4年決められ水戸三十三番札所十番目として周囲人々信仰集めている。 真崎夕照(まさきうらせきしょう) 場所:村松須和間照沼 北緯362637東経140度3507秒 / 北緯36.443512度 東経140.58518度 / 36.443512; 140.58518 (東海十二景真崎夕照) 構成施設等:真崎真崎浦は、須和間照沼長砂足崎高野にまたがる周囲4.5キロメートル東西2キロメートル南北800メートル面積136ヘクタール水深4から5メートル沼地であった鎌倉時代まで村松海岸入り江であったが、久慈川からの土砂流出、黒潮北東風によって運ばれた砂が村松砂丘発達させ、入り口埋めて潟湖化したものといわれている。安政3年開拓事業着手しさまざまな時変により途中中断しながら、1938年昭和13年)に干拓事業完了した。現在は黄金色に輝く広大な水田地帯となっている。 住吉社(すみよししゃかんそう) 場所:須和間1 北緯362641東経140度3342秒 / 北緯36.444688度 東経140.561534度 / 36.444688; 140.561534 (東海十二景住吉社) 構成施設等:住吉神社 住吉神社は、祭神は、表筒男命中筒男命・底筒男命息長帯姫命である。境内社上諏訪社、下諏訪社、山神社、十殿神社である。708年(和銅元年)左大臣橘諸兄奥州下向の際に創建したのが始まりとされている。その後足利持氏三五貫文土地寄進佐竹氏加護受けていたといわれている。1506年永正3年社殿炎上徳川光圀により寛文年中(1661年から1673年)に修復された。 村松晴嵐(むらまつせいらん) 場所:村松13 北緯362658東経140度3600秒 / 北緯36.449482度 東経140.599915度 / 36.449482; 140.599915 (東海十二景村松晴嵐) 構成施設等:村松晴嵐の碑 「村松晴嵐」は、水戸藩9代目藩主徳川斉昭が、1833年天保4年)に水戸八景一つとして選定したのである村松晴嵐の碑は翌天保5年から8年建碑されたと思われる自然石漢隷書体書かれた「村松晴嵐」の文字は、徳川斉昭よるものである。石の表が常に濡れていたため「濡れ石」とも言われている。

※この「十二景の一覧」の解説は、「東海十二景」の解説の一部です。
「十二景の一覧」を含む「東海十二景」の記事については、「東海十二景」の概要を参照ください。

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