丸井家三つ子三姉妹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 16:40 UTC 版)
本作品の主人公。埼玉県上尾市在住。11歳。魚座。上尾市立鴨橋(かもはし)小学校6年3組に在籍。連載当初は他のクラスメイトから距離を置かれている描写が多かったが、次第にその描写はなくなっていった。三つ子ではあるが、容姿も瞳や髪の色もそれぞれ違う。 丸井 みつば(まるい みつば) 声 - 高垣彩陽 長女。キャッチフレーズは「ちょっとおませなサドガール!!」。 基本的に「みつば(ちゃん)」、ふたば・ひとは・吉岡・松岡からは「みっちゃん」、ひとはからは「雌豚」と呼ばれることも。佐藤と千葉などの男子キャラからは「長女」、龍太からは「痴女」、SSS隊からは「(変態)パンツ女」と呼ばれている。一人称は「私」、幼いころは「みっちゃん」。 薄めの茶髪で、第9卵生以降は前髪をまっすぐ切り揃えている(アニメ版では髪型の変更は無い)。眉は三角状で、目と比較すると3分の1程度の長さ。普段は基本的に洋服、ミニスカート、横縞のニーソックス(ニーソは夏場を除く)というスタイル。いつもイラストが描いてあるパンツを穿いていて、自室のタンスに干支柄などの下着をコレクションしている。バレンタインデーに毎回チョコを持ってきているが、その性格からクラスの男子からは相手にされていない。しかし、容姿は作中でもかなり良い部類に属しており、語尾に「ニャー」をつけて喋る羽目になった際は、クラスの男子をほとんど魅了した。 年頃の女の子の例に漏れず、父親に対してはドライにキツく接している。 性格その他が似ている杉崎をライバル視していて何かにつけて対抗心を燃やしているが、次第に三つ子全員共に「チーム杉崎」と友達付き合いをするようになった。 絵が下手で、似顔絵や動物画を描いても化け物やUMA扱いされてしまう。テストの成績は普段60点前後だが、先生に当てられても授業科目の内容すら把握していないことがあり、授業はあまり聞いていない様子。運動神経は鈍い方で、走るスピードは極めて遅く、ドッジボールでの投球は至近距離からでも力がない。料理は基本的にはしないが、自身が「食べる」、もしくは「味見」目的で作る時がある。 暑さは苦手で、人一倍汗かき。食い意地が張っていて、暇があれば間食をしており、枕元には夜食用のお菓子を大量に溜め込んでいる。そのため体重と体型を気にしており、特にひとはからはこれをネタに「雌豚」呼ばわりされるなど散々責められている。ダイエットしようとすることも多いが、いつも長続きしない。 身長は123センチ。原作93話の時点で体重42.5キログラム。 食べる時の擬音は「むしゃコラむしゃコラ」。た上記のように、普段は自分の「政権」を保とうとキツイ性格で通しているが、根っこの部分はお人好しで良識者。相手を傷つけないために自分が恥をかくことになったり、犠牲になったりすることもあり、また自分が悪いと感じたことは素直に反省し謝罪することもある。 丸井 ふたば(まるい ふたば) 声 - 明坂聡美 次女。キャッチフレーズは「ちょっとスケベなマッスルガール!!」。 基本的に「ふたば(ちゃん)」と呼ばれている。一人称は「小生」、幼いころは「ふー」。 赤髪で、頭頂部でちょんまげ風に纏めた髪(ちなみにこのちょんまげは少しでも他人に手を加えられそうになると、異常なほどに怒りを露わにする)と両耳の下あたりでそれぞれ束ねた髪(原作版では第82話 - 第205話、アニメ版では第4話の中盤以降)が特徴的な、目がパッチリした少女。服装は冬でもキャミソールとスパッツに裸足というスタイルだが、寒いのは我慢している。稀に上着を羽織ったりスカートを穿いたりすることがある。姉妹の中では一番胸がある。連載初期はその上に道着を着用していたが、その道着は14話で裁断して筆入れの材料にした。裸足に慣れているため靴を履くと器用に動けず、サンダルや草履を履いても鼻緒が指の股に擦れて痛いらしい(ただし夏祭りでは浴衣姿で草履を履いている)。そのために真夏の炎天下でも裸足で過ごしているが、地面が日光を浴びて熱くなっているため、歩くのに苦労している。 運動神経は抜群で50メートル走の記録は6秒2。その上怪力であり、力の加減が出来ずに学校の机などを破壊してしまったり誰かを流血させてしまったりすることもしばしば。しかし靴を履かなければいけないアイススケートなどは苦手。 お化けや怖い話が苦手で、怪談話を聞いただけで震えあがって誰かにしがみつかないといられない。 絵を描くことが得意で、本人も絵画にプライドを持っている。だが三つ子の中では一番勉強の成績が悪く、授業中の居眠りも多く、ノートにはおっぱいの絵の落書きばかりである。料理は見た目は酷いが、味は良い。 三つ子の中で一番父親に懐いており、普段から毎日一緒にお風呂に入り、時々一緒に寝ているらしい。そのため、11歳にして親離れができておらず、それを治そうと佐藤の家にお泊りしたが全く効果はなかった。 普段は基本的にフランクな敬語で、語尾は「っス」。無邪気で明るく親しみやすい人柄だが、大事なものを傷付けられそうになったり奪われそうになったりした時は本気で怒ることも。また風邪をひいた時はひとはと同じくらいの暗いオーラを出し、チクビもひとはと勘違いする。ひとはに対しては、お姉さんらしさを見せ、みつばの態度には冷ややかな視線を送ることもある。 佐藤とは幼馴染で結構仲が良い。あまり敬語を使って喋らない数少ない相手で、両家公認の仲でもある。 目測でバストサイズを小数点第2位まで見極められるほど、おっぱいに関しては誰よりもこだわりが深い。あまりにサイズが小さい胸はおっぱいとして認識できないので測定不可。 『ガチレンジャー』のファン。 歩く時の擬音は「とてちてとてちて」。 丸井 ひとは(まるい ひとは) 声 - 戸松遥 三女。キャッチフレーズは「ちょっと不思議な暗ガール!!」。 家族からは「ひとは」、ふたばからは「ひと」と呼ばれることも。クラスメイトからは「三女(さん)」、担任の矢部からは「ひとはちゃん」と呼ばれている。一人称は「私」、幼いころは「ひと」。 黒髪のセミロングにおだんご一つ結びのヘアスタイル。幼児体型で身長が低く、本人もそれを気にしている。姉妹の中で一番貧乳。真夏の炎天下でも汗をかかず、直射日光を浴びて髪が熱くなっていても、暑さをあまり感じていない様子であり、涼しい表情で熱いお茶を味わうほど。ほっぺはとても柔らかく、おっぱいのような感触らしい。普段は基本的にワンピース、黒のハイソックスという地味なスタイル。 少し根暗でなかなか心を開けない性格で、当初はまともに話すようなクラスメイトはほとんどいなかった。コミュニケーションをとることが苦手で他人との関わりを敬遠しており、話しかけられても「スィー」とその場から立ち去ることが多い。物事を断るときの決まり文句は「△△なんて無意味だし不必要だよ」。真剣なときや怒ったときは他人を呪いそうなオーラを出すが、風邪を引くと暗いオーラが消え可憐な雰囲気になる。好きなことに夢中になったり、興奮したりすると「むふぅ」「むふー」と鼻息が荒くなる。気分が沈んでいるときは、気分を落ち着かせるために矢部の机の下に潜り込んでいる。クラスではやや浮いた存在だが、連載が続くにつれ「チーム杉崎」の面々と付き合うことが多くなる。仲良くなるうちに杉崎を「杉ちゃん」と呼び、松岡を「さっちゃん」と無意識に呼んでしまったこともある。他人の習性や周りの状況を利用して他人をからかうこともあり、連載初期は矢部やみつばが主な対象だったが交友関係が広がるにつれからかう相手が増えていく。 会話に主語が欠けているなど、言葉足らずな点が多く見られ、そのために相手が話の趣旨を勘違いし、誤解されてしまうことが多々ある。 みつばへの風当たりは厳しく、「雌豚」と罵ることもしばしば。 松岡には美少女霊媒師だと勘違いされて、当初は度々振り回されていたが、後にはそれを逆手にとり、松岡をからかったり、上手く利用したりするようになっている。仲良くなろうと必要以上に絡んでくる宮下を鬱陶しいと感じており、どうしても仲良くなりたくない様子。杉崎とは貧乳つながりで絡みが多い。 丸井家で家事全般を担当しており洗濯や料理などが得意。家計も預かっており、倹約をして出費を切り詰めている。 勉強はクラスでトップレベル。だが、極度の運動音痴で体育の授業や水泳が苦手でカナヅチ。マラソンも苦手で、『第1回どうやったらみっちゃんの汗を浴びなくて済むか会議』のリーダーも務めた。他にも虫も苦手で体に付くだけでも気絶し、教室の机の上に立っただけでも怖さで震えるほどの高所恐怖症。足の小指を蹴る、ヘソを指で突くなど、相手に確実にダメージを与える技術を持ちあわせている。音痴で、本人は歌っているつもりでも、なにかの呪文や唸り声と勘違いされたり、鼻歌も咳払いと思われたりするほど。手先は器用で、矢部のアパートの合鍵を自作しており、土日の早朝はチクビに会いに行くため、その合鍵を使って矢部の部屋に自由に出入りしている。その際、エロ本を勝手に紐で縛ってまとめたりしている。 やや薄情なところがあり、ふたばが道着で作った筆入れをいらないといって捨ててしまった(みつばはふたばが自分に作ってくれたものだからといって大切に使っていた)。 大量の怪しい本を所有しており、ベッドの下等に隠している。学校でもカバーをかけて読んでいるが他人には絶対に見せない。ただし、その怪しい本を攻撃に使うために見せることはある(物理攻撃に使うことも稀にある)。これらの怪しい本をどこで入手しているかは不明。ちなみに後述のガチレンジャー関連の本や家事に役立つ本を読んでいることもある。 動物好きでチクビやチブサを溺愛している。 特撮番組『ガチレンジャー』の熱狂的なファン。番組は毎週欠かさず観ており、いつもガチレンジャーグッズのTシャツやベルトなどを身に着け、枕元にもガチレンジャーのぬいぐるみが置かれている。ガチレンジャーごっこをすれば矢部・杉崎・吉岡が怖がるほど怪人になりきるなど、芸才に長けている様子。当初は、ガチレンジャーのファンであることを隠そうとしながら、一緒に語り合う仲間が欲しいとも思っていたが、言葉が足りなかったり間が悪かったりで、あらぬ誤解を受け続けてきた。後に、それ以上変な誤解をされるのを嫌がってクラスメイトの前でファンであることを告白、チーム杉崎や佐藤や千葉には理解を得られた。矢部とも、ガチレンジャーの1人を演じる女優・白浜あずさのサイン会においてファンであることを告げることができ、以後はガチレンジャーを一緒に楽しむ同士となった。 担当声優の戸松は、ひとはについて「ほとんどしゃべらず口数も少ないが、最後のおいしいところをボソッと持っていくそんな女の子である」と語っている。
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