チーム杉崎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 16:40 UTC 版)
杉崎みくの率いる女子4人組(アニメ版では松岡は「チーム杉崎」に属していない)。4歳の時に公園で出会ってからの幼馴染で、三つ子の友人でもある。作品中で「チーム杉崎」と名乗ったり呼ばれたりキャプションが付けられたりすることはなく、キャラクター紹介など作品の外でのみ使用される名称である。 杉崎 みく(すぎさき みく) 声 - 斎藤千和 「チーム杉崎」のリーダー格。キャッチフレーズは「みつばが大嫌いなブルジョア」。基本的に「杉崎」、矢部からは「杉崎さん」、ふたば・吉岡・松岡からは「杉ちゃん」、ひとはからは当初は「杉崎さん」、後に「杉ちゃん」、母親からは「みくちゃん」、龍太からは「姉ちゃん」と呼ばれている。一人称は「私」。 黒髪で前髪を切り揃え、ロール状にしたツインテールという個性的なヘアスタイルをしている。一重まぶた。やや小柄で、母親の子供のころのアルバムを見て、母親が小学生のころからおっぱいが大きいことを知り、胸にコンプレックスを持っている。また、ひとはとは貧乳同士の同じ悩みを共有し合う仲となった。 ブランド物の服を店舗ごと買えるほど大金持ちの家庭で、豪邸に住んでいる。いつも数万円する衣服を着用しており、あらゆるセレブ自慢話をして友達をうらやましがらせることもしばしば。また高級料理店に行きつけているため、味覚に関しては高レベル。 弟想いで、龍太に少しでも手を出されると激怒し、母親が不在の夜は代わりに食事を作り、本や子守唄を聞かせてあげる一面も。 みつばをライバル視していて何かと対抗心を燃やしており、携帯電話で隠し撮りをしたみつばの画像をパソコンや携帯電話に1000枚以上保存している(当初はみつばの弱点を探るつもりで始めたことだったが、そのうち趣味になっていった)。その反面、ツンデレ、女王様気質、でも本当は善人で友達思い等、性格面でもみつばと似ており、ケンカばかりしているが、息の合った掛け合いを見せたり、助け合ったりすることも多い。 吉岡 ゆき(よしおか ゆき) 声 - 豊崎愛生 太い眉毛と大きい胸、茶髪のセミロングヘアが特徴の少女。左利き(アニメ版では右手でペンを持っている)。基本的に「吉岡」、矢部とひとはからは「吉岡さん」、両親からは「ゆき」、ふたばと松岡からは「ゆきちゃん」と呼ばれている。一人称は「私」。 心優しくおとなしめな性格。友達を大切にしており、争いごとが苦手で、みつばと杉崎の喧嘩の仲裁をすることも多い。空気を読めないところもあり、気遣ったつもりの言葉がかえって相手を落ち込ませることも。他人の恋愛話が大好きで、些細なできごと(性別、年の差を問わず)を恋愛と結びつけて妄想しがち。ホームドラマですらドロドロのメロドラマへと想像するが、佐藤にストーカー行為までしている緒方らの恋心に気付かないなど、実際の恋愛沙汰には疎い。 運動神経は鈍いようで、走る遅さもひとはと同じくらいである。 眉毛の太さは父親譲りでありトレードマークだが、本人は気にしている。しかし、母親から剃ることを許されていない。剃ると男子(佐藤以外)からはふたばと間違われるが、15分で再び生え揃う。杉崎曰く、チーム杉崎4人が出会ったきっかけはこの眉毛である。 宮下(みやした) 声 - 大原桃子 薄めの茶髪をバンスクリップ(原作70話から)とヘアピンで留めている長身のボーイッシュな大人っぽい少女。かに座で血液型はO型。作中では下の名前は明かされていない。基本的に「宮下」、矢部からは「宮下さん」、ふたば・吉岡・松岡からは「宮ちゃん」と呼ばれている。ひとはは「宮○さん」(○には下以外の様々な漢字が入る)と呼び、多くの場合正確な名前で呼ぼうとしない。一人称は「あたし」。 常識人で面倒見が良いが、おせっかいが過ぎて鬱陶しく思われることも。個性的な人間が揃う6年3組にあって自分は他のクラスメイト達よりもマトモだと自負しており、作中では主にツッコミ役。みつばと杉崎の喧嘩に呆れることも多い。他者と関わろうとしないひとはを気遣い仲良くなるために試行錯誤しているが、ことごとく裏目に出てしまい逆に邪険にされる始末で、関わろうとするたびに鬱陶しいと思われている。 趣味はバスケットボールで、地区のバスケットボール部「鴨橋オリオンズ」のキャプテン。チーム内では「ディフェンスの鬼」と呼ばれている。 ヘアピンを外し髪を下ろすと誰からも本人だと認識して貰えないが、ヘアピンさえつけていればどんな髪型でも本人と分かる。 松岡 咲子(まつおか さきこ) 声 - 葉山いくみ オカルト大好き少女。みつば・杉崎・宮下からは「松岡」、矢部からは「松岡さん」、ふたばと吉岡からは「さっちゃん」、、ひとはからは当初は「松岡さん」、後に「さっちゃん」、緒方からは「オカルト女」と呼ばれている。 黒髪を左右で短く結んでいるヘアスタイルで、年齢よりも大人びた体格。普段は基本的にワイシャツにネクタイ、ミニスカートというスタイルで、いつも大きな数珠を首にかけている(連載初期を除く)。宗教様式は基本的に仏教であるが特に宗派に拘らず「般若経」「法華経」等、様々な経文を扱っている。 作中で「一番おかしな娘」。ひとはを「天才美少女霊媒師」と勘違いして仲間意識を持ってからは自分のオカルト趣味を前面に出した奇行が多くなる。お盆になると一層テンションが上がり、夏場は墓地でキャンプを張って暮らしてきた。犬や猫などの霊が自分に憑依していると思い込んでいる間はそれらの動物になりきってしまい、人の物真似も上手くなる。友達と会話をするときは、オカルト関係しか話題が無いうえに、実際に怪談話をしたときも、テンションが上がってしまうため、周りには怖い話をしていると気付いてもらえない。ただのオカルトマニアと思われがちだが、霊が絡まないときなどは、おしゃれに気を使っていたり体重や座高を気にしたりと普通の女の子らしい一面も見せており、思考も比較的まともで、テストの良い点は霊の仕業ではなく実力と言い切るような調子の良い面もある。 「チーム杉崎」の1人だが、暴走しがちで単独行動が多い。「チーム杉崎」の中では吉岡と松岡が一番付き合いが長い。家出をして夏休みの1ヵ月間を丸井家に居候していたことがきっかけで、三つ子共にすっかり仲良くなった。
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